「赤壁」(吹き替え版)
お休みをいいことに映画三昧。
悪くないというので、「赤壁(レッドクリフ)」の吹き替え版を観てきた。遠くの映画館で午前中しかやっていないので、休みでないと行けないのだった。なにより、
趙雲さんがもう一度見たかった。
早い時間で割引があったのだけれど、客層・混んでいたことに驚く。考えてみると、香港映画って家族連れは来ていないんだよなあ。まあ、「黒社会」は家族連れは来ないわな。
さらに考えてみると、映画の吹き替え版を劇場で観るのは初めて。吹き替え版しか来なかった「カンフーダンク」は結局行かなかったし。
で、「赤壁」吹き替え版。悪くなかった。字幕版も結局本人の声じゃないみたいだしね。字幕の文末にいらいらすることもないし(余談だが、映画の前に「上映中に気が散る行動は云々」というマナー向上のコマーシャルに字幕屋女史が出ていたのだが、あなたの字幕こそ気が散るんですのよ、と言いたかった)。海外ドラマ慣れしているから、吹き替えは平気だしなあ。しかし、日本語で見ると解説字幕とあいまって大河ドラマのようだよ。
声優さんは、以下の通りらしい。
冒頭:大塚明夫
周瑜:山寺宏一
孔明:東地宏樹
曹操:磯部勉
孫権:平田広明
関羽:楠大典
趙雲:佐久田修
小喬:岡寛恵
尚香:朴路美
甘興:中村獅童(本人)
劉備:玄田哲章
魯粛:大川透
孔明はヴォレヌス隊長の人。意外と声が高かったのね。最初は金城くん本人の声でもいいんじゃないかと思ったのだが、戦場での号令を考えると替えて正解だったと思う。曹操はあまり色ぼけ感がなく英雄的ないい声だなあと思ったら磯部さんか。孫権は「ER」のカーターであり「CSI:NY」のダニー(時々カーターに聞こえた)、関羽はホークス先生だったのか…(気がつかなかった)。
周瑜は山ちゃんこと山寺宏一さんだったのだが、「エヴァンゲリオン」の加持さんというか「攻殻機動隊」のトグサというか、二枚目声である。この声だと周潤發よりトニーさんが合っているけど、「八卦の陣」はやっぱり發仔で見たかった。
胡軍演じる趙雲さんは、やはり超格好よく(「天龍八部
」と「大漢風
」が見たいなあ)、関羽は見せ場満載(「八卦の陣」では見栄まで切ってる)で、さすが瀬戸物(じゃなくて神様)になっているだけのことはある!とやっぱり笑ってしまう(でも好き)。張飛は強すぎて隣の家族連れが爆笑していた。
馬の出産と虎狩りとサッカーは原作にあるのかなあ。
でもって、やっぱり小喬はいらない。そのぶん、尚香の株が相対的に急上昇。劉備(声がシュワルツネッガーだったのか)の点穴をつくのはまずいと思うけど。あと、洗った鳩を扇いで乾かしたら、風邪を引くと思うぞ。やっぱり。
早くDVDが見たいぜ。日本語の歌は遠慮したいけどな。
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コメント
私は今日字幕の方を観てきました。
予想よりよくて、驚きでした。
戦いの際、トニーレオンの頭の上にインディアカの羽みたいなのをつけてたのが気になりました。。。
十分素敵でしたが、私は2046や重慶森林のときの方がいいと思いました。
張震の素材のよさも再確認、胡軍の他の作品も見たいなーって気になりました。
豪華な映画ですよね~~。
投稿: まさよ | 2008.11.23 23:08
よかったですよねー。
あの羽は…確かに気になります。
大将の印なんでしょうけれど。
あの程度の控えめさでよかったといえばよかった。
トニーさん、お疲れ気味だったのではないでしょうか。
個人的に、胡軍がブームになりつつあるところです♪
投稿: きたきつね | 2008.11.24 23:01