Chandni Chowk to Hong Kong
タイトル変更しています。重慶マンションでポスターを見ただけで、何にもわからずチケットを買ったのですが、Chandni Chowk to China(音が出ます)の映画だと思っていたら、違った。こちらを見ると、それに先立つステージだったのだった。やけにチケットが高いとは思ったんだけどね(最低で250ドル、最高で4500ドル)、よく調べて買えよ>自分。面白かったから、いいけど。
会場である湾仔のエキシビジョンセンターに行くと、周りはインド人ばっかり。ホールの方向はわからなくても、インド人がたくさんいる方に行けばいいのだった。会場では、久しぶりに会ったとおぼしきインド系の人々が旧交を温めあっている。はっきりいって、モンゴロイドは皆無。会場を見回しても、インド人の連れがいる人ぐらい。一人だけ、双眼鏡持参のマニアックな香港人のおっちゃんがいたけど。モンゴロイドの女一人は自分だけだったかも。
みなさん、ロビーで和んでいるので、これは時間通りに始まるまいよと思ったら、開始は19時半のところ、実際は20時10分すぎ。飛行機の時間の都合で最後までいられなかったのだけれど、何時までやっていたんだろ。
実は、途中で出ようとして、トイレに行くついでに(時間が長いせいか、みなさん、会場がどんなに盛り上がっていてもトイレに行く人は行く)外に出ようとしたら、うっかり非常口から出てしまい、しばらくエキシビジョンセンターの裏側を彷徨ってしまったのだった。要所要所に警備の人がいるから聞けるんだけど、みんな言うことが違うの。荷物の搬入口に出ちゃったり(夜景がきれいだったわ)、誰もいない非常階段を上下したり、非常にスリリングであったのだが、結局、ホールに再び戻って本来の出口から出ることに。
そしたら、
「ああ、飛行機に間に合わない~」と急いで出ようとしたところに、登場しちゃった生のアクシャイ・クマール!!ええええ。登場したのは23:30過ぎですよ。いったい何時までやっていたんだ。ああ、全部見たかった。
生アクシャイは、中国の獅子舞と一緒に出てきて、一緒に踊って、麺を食べていました。ああ、全部見たかった。でも、最初から正しい出口から出ていたら、生アクシャイは見られなかったので、そういうことだったのかなあ。
その他、私でも名前を知っているプリヤンカ・チョープラー(2000年のミス・ワールド。きれいだった)、ビパーシャ・バスなど、ビッグネームがたくさん。司会のSajid Khanももしかして有名なのではないか。その他の出演者は、Himesh Reshammiya、Aarti Chabbria、Riya Sen、Ameesha Patel、Punjabi Rapper-Bohemia。
ヒメーシュの歌がとってもよくってねー、インド映画の歌はプレイバックシンガーが歌って、俳優さんは口パクが当たり前なので、シンガーはほんっとに上手いの。ぞくぞくしました。
ステージの上ではきらきらダンス。インド映画に出てくる絢爛豪華ダンスのリアルバージョンだな。
女優さんは本当に踊れるんだなあ。
進行は、ダンス(歌のこともある)→MC→ダンスのように進むのだが、コンサートの文法が違うの。後ろのスクリーンには、効果のための映像も映るんだけど、客席がしょっちゅう映るのね。そして、映った人は手なんか振っちゃうの。サリーを着たメガネのおばさまが踊りまくっていたのが素敵だった。
で、MCは客席に下りていって、お客さんをかまうの。「新婚さんいるー?」「どやって知り合ったの?」とか。それで会場が一体となって盛り上がるの。いや、ヒンディー語はわからないんだけどね。あと、客席から何人かステージに上がって、一緒に踊ったり、プリヤンカ様を相手にお芝居をしたり。「これはファミリーショーだから」と言っていたので、このフォーマットがどのぐらい一般的かはわからない。
お客さんはマイペースで、どんなに乗り乗りの曲でも、(立つ・座る)×(踊る・拍手する・何もしない)の6通りの反応。立っても何もしない人もいるし。座りたくなったら、すぐ座るし。ずっと座っていてもいいし。途中でトイレも行くしなあ。さすが、インドはB型が多いだけのことはあるな。ちなみに、私は座ったまんま踊ってました。好きにしていいから楽だ。
そういえば、席は後ろの方が安いのだが、ショーが始まった瞬間、後ろの人が、前の方の空いている席にどどどどー!と大移動したので、ものすごく驚いた。別にかまわないらしい。
会場はほとんどインド人だったし、まるでインドにいるようで面白かったなあ。香港最後のイベントがインドというのもいかがなものかという気もするけど。駅まで走ったので、ゆっくり街に別れも惜しめず。
しかも、考えてみると、香港でコンサートに行ったのは、これが初めて。初めてがコレか。うーむ。
【追記】
さらに考えてみると、これは、香港映画にはまりたての人間が、マレーシアあたりで、劉徳華や張學友やケリー・チャンやミリアム・ヨンなどが出るショーに、よくわからないまま行ってしまったようなものではないかと思う(わかりにくい例えで、すみません)。
【さらに追記】
当日の模様がこちらやこちらに。写真はこちら。
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コメント
たとえ話、とても分かりやすいです(笑)。
それにしても、とてもステキなショーだったのですね。
香港でのインド体験って、日本のそれよりも濃くってステキです。
ちなみに、ナニワのインド体験も、かなり濃ゆいです。
今週末は大阪、しかもご近所にて、
「行け行け!インド」と「OmShantiOm」の2本立てを観てきます♪
投稿: lily | 2009.01.09 19:21
たとえ話、わかってくださって嬉しいです(笑)。
今思うと、あれは凄いステージでした。
それにしても、「ちゃっくでー!インディア」と「Om Shanti Om」とは素晴らしい組み合わせですね。
スクリーンで観られて羨ましいです。
ビバ、みんぱく!(昔会員でした)
レポート、楽しみにしていますね。
投稿: きたきつね | 2009.01.09 22:01
はじめまして、検索でこちらに辿り着きました。
この場にモンゴロイドの(笑)自分もいましたヨ!=3
我々日本人女性6人で会場に乗り込んだところ、いつも"ボリウッドダンス"を一緒に習っている香港人グループ約10名も、偶然(必然?)見に来ていて、かと思うと、知らない日本人の方からも「日本人ですか?」と話し掛けられたので、最低でも約20名のモンゴロイド(!)が、あの場にいたことになります^^!
コンサートは午前1時半頃?まで続き、最後は少林寺の修行僧?達の演武が「前座」ならぬ「後座」?になってました。
アクシャイ・クマールの出番が異常なまでに少なかった^^;!!!
来月、2月13日頃?香港在住インド人コミュニティの主催で、たぶん"シャールクの新作映画"が上映されると思うので、その頃、また香港に来られませんか?(笑)
投稿: 香香 | 2009.01.11 04:53
香香さん
ようこそ、いらっしゃいませ。
あの場に、日本人6人、ボリウッドダンスを習っている香港人約10人、その他にも日本人の方がいらしたとは!
お会いできず、本当に残念です。
私は、舞台に向かってやや左の「グリーン」席にいました。
1:30ぐらいまでということは、あの後2時間ぐらい続いたのですね。すごい…。どんなことをしたのでしょう。見たかったです。
それにしても、アクシャイの出番が少なかったのは残念ですね。香港にいた説もあることだし、せっかくだからたくさん出て欲しかった。
シャールクの新作と言うことは、Rab Ne Bana Di Jodiでしょうか。
2月は下旬に香港に行ける可能性があるのですが、13日は無理そうです。
が、今後ともどうぞよろしくお願いいたします♪
投稿: きたきつね | 2009.01.11 23:07
『Rab Ne Bana Di Jodi』は、香港でも昨年12月(インド本国公開日と同時!)に上映されたんですよ^^
今度、2月13日頃?に(たぶん)来るであろう新作は『Billu Barber』です。
イルファン・カーン扮する床屋の人生が、スーパースター・シャールクの出現によって狂わされる?ような内容みたいですね。
http://www.youtube.com/watch?v=uskb36P2iFY
次回、香港に来られる際、よかったら、ご連絡下さい^^!
私達(全員日本人女性で、ボリウッドダンスを習っていたり、インド映画好きの連中ばかり!)は、ほぼ毎週、チョンキンマンションに集合してカレーを食べてますので♪(笑)
投稿: 香香 | 2009.01.14 00:55
イルファンが、スーパースター・シャールクの出現によって狂わされる…それは面白そうですね!
シャールクはセルフ・パロディみたいな役柄なんでしょうか。
イルファンは達者な役者さんですよね。
インドとほぼ同時公開とは羨ましい限りです。
香港には、2月末ぐらいに行けたら、と密かに思っております。予定ははっきりしないのですが、是非!ご一緒させてくださいませ。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします♪
投稿: きたきつね | 2009.01.14 23:00