インド映画「Chocolate」
今日も療養中。大丈夫か、仕事。
といいつつ、明日はアカデミー賞。予定ではゆっくり観られるはずだったのだが。とりあえず、夜の部を録画予約。今年は全然興味がなかったはずだったのだが、「Slumdog Millionaire」が登場するので、俄然見る気になった。
だって、作曲賞にA R Rahmanがノミネートされ、主題歌賞にも2曲入っているんですよ。ということは、絶対ラフマーンがライブで演奏するはずだもんね。「じゃえほ!」の演出はどうするんだろう、とか、アニル・カプールとイルファン・カーンは来るのかしら、など、気になる。
この2人が競演しているのが、インド映画「Chocolate」。このタイトルの映画は多いんだけど、インド版のこれ、実は、「ユージュアル・サスペクツ
」なんである。許可取ったのかなあ。一応「inspired」とはクレジットにあったけど。
「ユージュアル・サスペクツ」といえば、ガブリエル・バーンをはじめ「いつもの容疑者のみなさん」がいい男揃いであったのだが、個人的に大受けなのが、
ピート・ポルストウェイト演じる「コバヤシ」(左)。
洋画でこれほど「コバヤシ」という名前が連発されることはあるまい。あまりにも連発されるので、しまいには「そんな顔のコバヤシはいないと思うぞ!」と思う。
インド版には残念ながら「コバヤシ」は出てこない。
イギリス版では前科者だった皆さんは、インド版ではミュージシャンで、その流れで歌舞音曲シーンもばっちりである。こちらの皆さんもなかなかにかっこよい。
アニル・カプールは、右上右側の人。イギリス版では刑事(佐藤浩市似だと思えてしかたがない)の役回りだが、インド版では弁護士。
イルファン・カーンは、イギリス版で言えば、ケビン・スペイシーの役回りである。
その他、イギリス版でいえばガブリエル・バーンの役回りのスニール・シェッティがかっこいい。この人は、「クリミナル・マインド」のタフガイことモーガンことシェマー・ムーアに似ていると思う。もし、インド版「クリミナル・マインド」をやる暁には是非タフガイ役をやってほしい。
で、この映画、たしかに「ユージュアル・サスペクツ」で、船のあたりの撮り方とか、ムスタファ・アルザーイ(カイザー・ソゼのインド名)のくだりは本家に似ているのだが、落ちは違うのである。音楽シーンもあるし、話としては、こっちの方が好きかも。この、ただのパクリに終わらないあたり、他の国の映画関係者にも見習ってほしい。
明日は、「Slumdog Millionaire」とラフマーンにいいことがあるといいなあ。
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