香港で買った本
本当は締切があるのだけれど、今日はちょっと胃が不調。昨日ごちそうを食べ過ぎちゃったか。
なので、下書きしておいた記事。
12月に商務印書館中心で買った本。
【その1】
『光影十年』
「回帰十年回顧」というサブタイトルがついている。1997年7月に香港が返還されてから、毎月1ページずつ見開きで、その月に公開された映画のポスターとその月のニュースを載せたもの。
これは2003年4月。
右側のニュース欄には、レスリーのことと金像奨のことが載っている。
「PTU」は、この月の公開だったんだなあ。
映画は、香港映画に限らず、公開された映画すべてのようで、バージョンも、香港版だけでなく、日本語版、韓国語版、英語版などいろいろ。香港映画が少ない…。
【その2】
『街坊老店』。
英語タイトルは『Hong Kong Old Shops』。香港に昔からある、古い小さい店の写真集。
「夫婦でやっている店」「兄弟でやっている店」「一人でやっている店」「階段の横にある店」「裏通りの店」に分かれている。一番古いのは深水埗の公和豆品廠、1904年。次が、同じく深水埗の陳振潮菜種店、1905年。深水埗には古い店が多いのね。上環の蛇王林は1910年創業。上海街の荒物屋さんが1930年創業だったり、皇后大道西の坂の上にある小さいはんこ屋さんが1946年創業だったり、自分の好きな古い街には必ず古い小さい店があって、それぞれ歴史があるのだった。
香港のいいところは、こんな古いところだと思う。こんなお店が続いていってこそ、香港のよさが残るんだと思う。時々「結業」の文字があると胸を突かれる。願わくば、少しでも永く続いていってほしい。
ここは中國冰室。
50年代に創業し、1963年に現在の場所に移ったらしい。女主人のベッキーさんは2代目とのこと。
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