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インド映画の王道

 今日は、あまり体調がよろしくなかったので、仕事を休んだ。それほど集中できず、長くも寝ていられず、ということで、「一度は見ているインド映画」をかける。

【その1 Hum Aapke Hain Koun…!】

 邦訳は「私はあなたの何?」だと思う。94年にインドで大ヒット。家族もの・恋愛ものの王道。
 主演は、マードゥリー・ディークシットとサルマン・カーン。初めて映像を見たのは、マードゥリーのダンスベスト版。

 初めて見たときは、どんな話なのか、見当がつかず。だって、最後にサルマン・カーンが女装してるんですよ。女性だけの会に乱入したらしいということはわかるんだけど。
 実は、これは、マードゥリーのお姉さんに子供が授かったお祝いらしいのだった。マードゥリーのお姉さんとサルマンのお兄さんが結婚して、マードゥリーとサルマンが結局は恋に落ちるのだが、その顛末を、家族を通して丁寧に描いている。とても長くてダンスシーンもたくさん。インドの家族事情がよくわかる。最後はいったいどうなることかと気を揉み、大団円で泣ける。ええ、泣きます。犬がいい。

【その2 Kuch Kuch Hota Hai】

 邦題は「何かが起きている」。98年のナンバルワンヒット。

 これは、最初にシャールク・カーンのベスト版で見たのだが、やっぱり話の見当がつかず。ラニ・ムケルジーとカージョルの三角関係なのかしら、と思ったのだが、冒頭、いきなり、娘を生んだばかりのラニが死んでしまう。娘にアンジャリと名付けるようシャールクに言い残すのだが、このアンジャリはカージョルの名前なのね。大学時代に親友だったシャールクとカージョルの仲を裂いたことを悔やむラニは、8歳になった娘にカージョルを探すよう手紙を残し、娘と祖母が奮闘するのだった。
 娘と母親に包囲されたシャールクに勝ち目はないような気もするのだが、これも最後の最後まで予断を許さない展開。ああっ、もうどうするのよ!というところで大団円になり、泣く。インド映画の王道といえよう。これは子供がいい。特別出演のサルマン・カーンがいい役である。カージョルって美人だよなあ。

 どちらの映画にも、アヌパム・ケールが父親役で出ていて、香港映画より多少はバリエーションがあるような気はするのだが(インドの方が広いし人口も多いしね)、けっこう同じ人が出ている気がする。ちなみに、アヌパム・ケール夫人のキロン・ケールは「Om Shanti Om」のお母さんである。
 香港映画で多少の経験を積んでいるので、インド映画をずぶずぶと見ていくのは全然苦にならない。続けて見ると、なんぼでも見られるような気になるのね。少しは体力が戻ったか。

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