団地の1階(牛下開飯11)
こちらの続き。なかなか終わらない「牛下開飯」シリーズ。
老朽化して取り壊されてしまう古い団地、牛頭角下邨にご飯を食べに来てね!というのが「牛下開飯」の趣旨だが、古きよき香港文化を噛みしめるのというのがその趣旨だろう(説明といきさつはこちら)。
狭い香港のこと、集合住宅は今も続々と建てられているわけだが、昔の団地は今と違うところがある。
それは、1階が個人商店であること。フードコートやショッピングコートは今でもあるけど、間口の狭い個人商店というのはあまりないと思う。住宅だけ、という建物もあるし。
牛下角下邨は1階がびっしり個人商店なのだった。
美容院。
床屋さん(何軒かある)。
食料品店。
仏具屋さん。
紙の家は燃やすんだろうなあ。
団地には、小さな町よりたくさんの人が住んでいるので、1階には、生活をまかなうための様々な店がたくさん入っていたに相違ない。それは健全なことだ。
シャッターが降りていて、日曜なので休みなのか、閉めてしまったのか、わからない店もかなりある。
この店は閉めて移転したんだろうなあ。
こちらの写真の横断幕には、「移転する店に十分な補償を!」というようなことが書いてある(たぶん)。長年ここで商売をしていた小さな店が、新しい場所でやりなおすのは大変だろう。
行く前の印象では店はほとんど閉まっているのではないかと思っていたのだが実は違った、という話は次に書きます。
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