香港文化博物館
「牛下開飯」に行った翌日、思い立って香港文化博物館へ行った。目的は達したので、行ったことのないところへ行こうと思ったの。
新界の川沿いにある。
最寄りの駅は、沙田(歩いて15分)か車公廟(大圍で乗り換え。歩いて5分)。
展示は、徐展堂中國藝術館、粵劇文物館、新界文物館など。
徐展堂中國藝術館は、古代の文物や陶磁器、チベット仏教の曼荼羅など、けっこう見応えがあった。「香港文化」かどうかは疑問だけど。
力が入っていたのは、粵劇文物館だと思う。
広いスペースに広東オペラの展示。
これは新界文物館だったかなあ。
手書き鶏模様が山のように(垂涎)。
惜しむらくは、スペースが広いのはいいんだけど、がらんとした感じがするのと(月曜のせいか、ほとんど人がいなかった)、香港歴史博物館や香港芸術館と重複するところがあること、そして何より「香港文化」の掘り下げがもっとあってもいいと感じられたことだった。
せっかくスペースがあるんだから、「香港の団地そっくり再現」とか、「旧中環スターフェリーピア実物大」とか、「再現!利東街」ぐらいやってくれればいいのになあ。
もったいないので、今後の奮起を望むところである。
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コメント
こんにちは。香港文化博物館、遠い昔(といってもたしか2001年ぐらい)に訪ねたときは、1960年代から70年代にかけての香港の住宅の変遷を再現した展示があって、数珠みたいなのれん(同時代の日本の台所にも必ずあったやつです)がかかったリビングやら何やら、けっこう興味深く見学したのですが、あれは企画展だったのでしょうかね。後はたしか香港の漫画とか香港産のおもちゃとか、地物のサブカルチャー系の展示に力を入れていた記憶が。
投稿: せんきち | 2009.04.23 19:04
わたしも、何年も前に一度行ったきり・・展示内容もよく覚えていません・・・なんか、すごく寒かったような(笑)
先週、六本木で、「早熟」を観て来ました。
2度目でしたが、エリック父さん最高!です。
平民男子たちが、金持ち秋生さんに、どこに住んでるのか聞かれて、
「牛頭角です」と言って、「ああ、SARSの」と、いやな感じで言われる場面が、ちくりと胸に刺さります。。
投稿: Tama | 2009.04.24 00:16
お返事が遅くなりました。
せんきちさん
>1960年代から70年代にかけての香港の住宅の変遷を再現した展示
それ、むちゃくちゃ見たいです。でも、展示はなかったような。やはり企画展だったのでしょうか。漫画やおもちゃは、もしかしたら児童向けの展示にあったのかもしれません(そこは行かなかったのです)。
天井が高いので団地の3階分ぐらいはできそうで、その気になれば恒常的に香港の庶民文化を体感できる展示ができそうな気がするのですが。
Tamaさん
確かに寒かったです。お客はほとんどいなかったし。余計に。
SARSで有名だったのは道をはさんだアモイ・ガーデンだと思うのですが、牛頭角下邨の人もいろいろ大変だったのでしょうね。
投稿: きたきつね | 2009.04.24 23:47
あ、映画の中で、
秋生さんに言われた彼、「あそこ(アモイガーデン)よりちょっと奥です」と答えていました。
以前、広東語の先生(香港人)が、
香港の人に、住んでる場所を聞くのは、時々失礼になることがあります。と言っていました。
そういえば。。
「九龍側・・」とそっけなく答える人がいたり、中環の上の方の地名を、即答してくれる子がいたり。。なんとなく、、有るみたいです。
投稿: Tama | 2009.04.25 23:33
ということは、牛頭角下邨かもしれませんね。
たしかに、住んでいるところを聞かれるのは嫌なこともあるでしょうね。中環の上なら、いいところだから即答するでしょうけれど。
「早熟」、DVDで見なければ…。
投稿: きたきつね | 2009.04.25 23:38