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我愛香港城市(牛下開飯まとめ)

 しばらく書いていなかったのだが、実は、この3月の香港話が全然終わっていないのだった。
 3月2回目の香港は「牛下開飯」に行くことが目的だったので、ここで自分のために一旦まとめ。写真を1日で300枚近く撮ってしまったので、また書くことはあるかもしれないけれど。

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 「牛下開飯」は、老朽化のために取り壊されてしまう牛頭角下邨(団地)に「最後にご飯を食べにきてね」というイベント。りえさんの記事で知り、行くことにしてしまった。
 記事は以下のとおり。

  「牛下開飯」を知る
  行くことに決める
  実況1(鳳凰冰室)
  実況2(11座東側)
  実況3(「百味珍」でごはん)
  実況4
  牛頭角下邨で迷う1
  牛頭角下邨で迷う2
  茶餐廳の裏側
  鳳凰冰室
  「牛下開飯」のイベント
  興記茶餐廳
  団地の1階
  賑わっていた牛頭角下邨
  買ってきた瀬戸物

 この他にも、心に残るものがたくさん。たとえば、

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 団地の中。

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 閉店したのか休みなのかわからない食堂の看板(拡大可)。
 テーブルがないから、閉店してしまったのかも。

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 幼稚園。

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 軒下のくす玉。

 ここは香港の人たちが住んでいる「街」で、まぎれもなく香港文化を体現しているところ。老朽化で壊されてしまうのはやむを得ないのだろうけれど、この文化は残していってほしいと香港政府に強く望む。
 たまたま今日、もにかるさんが「影.話.百年」というRTHKが制作した香港映画についての番組を紹介してくださっている。その2つ目を見て涙してしまった。1つ目もそうだけど、香港の街と香港映画は切っても切れないものなのだなあ。
 そこで知ったのだが、湾仔の利東街や中環のスターフェリーピアが取り壊されてしまった「事件」が、香港人の香港文化に対する価値観に影響を及ぼしているらしい。映画の例としては「文雀」が紹介されていたが、「集體回憶」や「牛下開飯」もそのようなムーブメントなんだと思う。
 「影.話.百年」を見ると、自分は香港の街と映画がしみじみと好きだと思う。「牛下開飯」、行くことができて本当によかった。

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コメント

牛下開飯の旅レポ、楽しませていただきました!
奇しくも今日(昨日か)は金像奨。
団地の日常を描いた「天水圍的日與夜」が最佳導演、最佳編劇、最佳女主角を獲ってましたね~!
日本もそうですが、「古き良き公団」の時代が終わりつつあるのかもしれませんね。

投稿: an-an | 2009.04.20 01:05

ありがとうございます!
奈良のお散歩も楽しく読ませていただいています。
「天水圍的日與夜」、見ようと思いつつ見ていないのですが、天水圍には一度行ったことがあります。
歴史が新しいせいか、牛頭角下邨ほど「街」という感じはしなかったのですが、香港の欠かせない一部ではありますよね。早く観なくっちゃ。

投稿: きたきつね | 2009.04.20 21:40

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