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2009年5月

朱古力奶茶

 「朱古力」は、「ちゅくりー」と発音するのだと思う。この発音は、その昔「賭神(ゴッドギャンブラー)」で覚えた。幼児返りした周潤發がとっても嬉しそうに何回も発音するのよ。
 で、先日お土産にいただいたのが、コレ。

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 リプトンの奶茶、なんと朱古力味。
 こんなんがあったとは!

 油麻地の恵康で買ったとのことだったのだが、同時期に行ったはずの私、尖沙咀の恵康では見つけられなかったのだった。
 飲んでみると、これが思ったより全然甘くなくて美味しいの。次回購入決定である。
 Tさん、ありがとうございました。また一緒に美味しいもの食べに行きましょうね!

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野菜倶楽部818

 締切があったりするのだが、香港好き朋友と楽しくご飯。こういう時間も必要である。
 行ったお店は、

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 野菜倶楽部818

 パルコ裏のパレードビルから、すすきの交差点そばのニュー北星ビル(元コートドール)に引っ越した。ここは、庄司商店という琴似の八百屋さんがやっているので、どのメニューにも野菜や果物がふんだんに使われている。ちなみに、今回のお土産(野菜倶楽部と姉妹店の果実倶楽部818では帰りに果物のお土産がつく)はアンデスメロン。

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 野菜とパルメザンチーズの焼き飯。

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 魅惑のデザート。

 写真は、つい夢中になって食べたりお喋りしたり、ぶれてしまったりで、あまりなかったのでした。
 今回のメンバーは、いつもの香港朋友Mさんのご紹介で、実は中学高校の先輩後輩だったり同業だったり、初対面でもお話がとても合ったり。楽しかったー。Mさん、ありがとう!

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Life in a Metro

 ショウブラ映画が品薄…と思っていたら、とあるところに揃っているのを発見。でも、借りられないので、その場で見るしかない。まあ、映画館に見に行くと思えば、ということなのだが、時間をいつ作るかが問題。結局、「新宿事件」も行けなかったし。ううう。
 おまけに、「放・逐」のDVD(当然プレミアム・エディションだ)が届いていたのに持ち帰られてしまったのだった。メール便でいいのに〜。ううう。
 そんな中、インドに行っている知り合いから「一時帰国するので、要るDVDがあれば」という、ありがたい申し出が。香港で買ってきたものの、ちゃんと動かないのがあったりするのよね。動作チェックがしたい。
 だがしかし、実は締切が迫っている。
 ということで、下書きをしておいたものを。このDVDは欲しいのよね。香港でDVDを買ってきたのだが、リージョンオールのはずが、リージョンフリープレーヤーでなければ見られないのだった。

 それは、「Life in a Metro」。
 地味な話で、ダンスは出てこないんだけど、いい話だと思う。音楽は、節目節目にどこからともなくストリート・ミュージシャンが現れるので無問題で、これもいい。

 主人公のシェルパ・シェッティをめぐる人間関係の物語。主人公の恩師(夫に先立たれている)には昔の恋人が現れ、妹(コンコナ)はブラインドデートをするも相手(イルファン・カーン)とはうまくいかず、しかし一緒の会社で働くようになる。夫(K.K.メノン)は会社のお偉いさんなのだが、部下(主人公の妹のルームメイト: 演じるのはカングナ)のネーハと浮気中で後始末を別の部下のラフル(シャルマン・ジョシ)に押しつけている。ラフルはネーハを真剣に愛しているのだけれど。満たされない思いを抱える中、主人公は電車(Metroといっているけど地上を走っている)である青年と出会う。ストーリーは、複数の人間関係が並行して描かれる。
 タイトルは「Life in a Metro」だが、別に電車の中だけで話が進むわけではない。ストーリーは淡々と進むのだが、最後に電車でまとまるのね。ああ、人生だなあ、と思う。(追記と訂正:「metro」は「都会」であって「地下鉄」じゃありませんでした。ぽりぽり)
 いろいろなことがあるのだが、とりわけ、主人公の妹とイルファン・カーン(「スラムドッグ・ミリオネア」の強面警官です。実はけっこうとっても好きだ)のくだりがよくて、特に、最後、イルファン・カーンが馬で爆走するところが大好き。いいぞ、イルファン。

 何をやっているかなあ、君たちは。
 ちなみに、この2人は、この演技でフィルムフェア映画賞の助演男優賞・助演女優賞を獲得しました!やっぱりいいよね!

 お母さんの恋人役の人は、「Om Shanti Om」の「Deewangi Deewangi」で、シェルパ・シェッティの後に出てきていた。尊敬されている人らしい。(【追記】大ヒット映画「Sholey」で主演したダルメンドーラでした)。

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「馬永貞(上海ドラゴン英雄拳)」

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 昨日の続き。やはりこちらも書いておかないと。
 これも、wowowで録画しておいたもの。とりえあず録画しておいて後で見たら、やっぱり「香港映画のすべて」に出ていたものだった。それも「なんだこりゃ!」と思ったやつ。
 こちらの主人公はチェン・クァンタイ。後年の劉家良監督作品で見ていたので、「ああっ、リュー・チャーフィーのお師匠さまだ!」と思ってしまった。田舎から上海に出てきたのだが、腕っ節が強く、さわやかに上昇志向が強く正々堂々としていて、いい奴だ。
 最後はやっぱり復讐に向かうのだが、誰のための復讐かというと、デヴィッド・チャンである。このデヴィッド・チャン、「新・片腕必殺剣」を思うと笑っちゃうぐらい、すかしている。出番が少ないのが残念だ。もっと見たい。ティ・ロン兄貴は爽やかだったのになあ。デヴィッド・チャンが逆の立場になるとすかしてしまうのか。素敵。
 最後は、もう、「香港映画のすべて」で淡々と語られたように、ものすごい状態で15分以上戦い続けるのだが、これを見ると、人間どんな状態でも何とかなるのではないかと思えてしまい(それは違うが)、力がわいてくるのだった。最後の「わははははははは!」とか。すごい、すごいよ張徹監督。
 チャウ・シンチーもこの映画が大好きだったんだろうなあ。こっちの斧団は踊らないけど。タランティーノもね。

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「新・片腕必殺剣」

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 ショウ・ブラザーズの映画は、劉家良監督作品をもっぱら見ていたので、張徹(チャン・チェ)作品を意識して見るようになったのは、つい最近なのであった。遅すぎかも。キングレコードのショウ・ブラザーズシリーズはどんどん品薄になっているし。
 でも、間に合ってよかった。
 最近、ローテーションしているのは、「馬永貞(上海ドラゴン英雄拳)」と「新・片腕必殺剣」。両方とも、昨年 wowowがショウ・ブラザーズ映画をまとめて放映したときに録画しておいたもの。wowowさんもグッジョブであった。
 いやあ、癖になりますなあ、これは。
 今日は「新・片腕必殺剣」をまた見た。
 若き剣士デビッド・チャンが、勝負に負けて自ら右腕を切り落とし食堂の下働きとして働いているのだが、剣士ティ・ロンと友情を結び、復讐のために再び剣をとる。
 ああ、デビッド・チャンがかわいい(特に笑顔が)。ティ・ロンがかっこいい!知ったのは御多分にもれず「英雄本色(男たちの挽歌)」なのだが、ホーさんって若い頃は素敵だったのね(いや、今も素敵だが)。食堂の下働きは何気なく修行だったのか。木に剣でとめられた腕が白骨化することで時の経過を表すとか、ティ・ロン兄貴の死に方とか演出もすごい。死に方で言えば「上海ドラゴン英雄拳」の方がすごいけど(ほんとにすごい)。
 考えてみると、「新・片腕必殺剣も「上海ドラゴン英雄拳」も、「香港映画のすべて」に出てきたのだった。見直してみると、当時は未公開だった登場映画がほとんど日本で発売されている。キングレコードのショウ・ブラザーズシリーズは偉業だったのだなあ。
 近所のレンタル屋には「少林寺三十六房」以外ショウ・ブラザーズものはないので、ネットレンタルを検討中。

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ナイルレストラン

 出張先で、仕事前にお昼ご飯。

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 一度行きたかったここで。
 開店してすぐに入って2階に通された。土曜日とあって開店後15分でほとんど満席。人気店なのね。
 座ると「メニューいりますか」と聞かれる。「ムルギーランチ」がお勧めらしい。メニューを一応もらって(だって見たいもん)検討した後、やっぱりムルギーランチにする。「ラッサム」や「ケララ風ムルギー」も気になったのだけれど。お客は全員ムルギーランチだったし、混んでいるときは同じメニューのほうがいいかもね。

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 これがムルギーランチ。
 急いで撮ったのでぶれている。 
 よく喋る愛想のいいインド人のお兄さんが、あっというまに骨を取って肉をほぐしてくれるのだった。

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 骨を取ってもらったあと。

 これを、よーく混ぜて、右手にスプーン、左手にフォークで食べるのが気分である。よーく混ぜている人はあまり多くなかったけれども。
 わりと辛めでご飯が多め。乗っかっているキャベツが時々食べているテクスチャーを変えてくれる。
 おいしいんだけど、ほかのも食べてみたいなあ。アチャールとかつけて。夜のおすすめセットも気になる。

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 2階の壁には壁画があって、初代のご主人、今の二代目ご主人、(たぶん)その息子さんが描かれている。お店のホームページのトップに壁画のメインが出ているのだが、これは神様にカレーを捧げているのだなあ。
 「ナイルレストラン」というと、エジプトのナイル川を連想するけど、名前のつづりを見るに「ナイール」なのではないだろうか。

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街市!!

街市!!

 朝ご飯を食べてから散歩をしようかと思ったら、ホテルの外は築地場外だった。
 仕事前だというのに、朝から熱狂。
 これは、街市だ〜!日本だけど。

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 ついつい小路に分け入ってしまう。
 香港の街市は通りが1本なので1次元だが、築地場外は通りが何本もあって2次元なので、歩きがいがある。

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 この店で

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 これを買いました。

 プロの仕入れ籠。持ち手が手に食い込まなくて、本や資料も入れられて丈夫で便利。B5なら底に平らに入れられる。仕事先に持って行ったのに、突っ込んでくれたのは、羽田空港の空弁売り場のおばちゃんだけだった。意外と目立たない…のか?
 買った山野井商店は、プロ仕様の台所周りの品々がいろいろ。ポメラニアンが2匹。時間がなくてゆっくりできなかったのだが、また行きたい。

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 籠の写真を撮ったのは、ヨネモトコーヒーの支店。場外市場の休憩所の並びにあって、市場の建物の中にテーブルがある。
 この感じは、油麻地のリクラメーション・ストリートの大排檔にある茶餐廳で奶茶を飲むのにとてもよく似ている。ビルになっている街市の上の大排檔にも。
 やっぱり、築地場外は街市だと思う。
 次の東京も、また築地に泊まろうっと。

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出張中

出張中

 朝7時前に家を出て、やっとホテルに落ち着いた。
 いつものホテルは満室だったのだが、こちらに落ち着けて、満足満足(くわしくは帰ってから)。
 出張のときのほうが時間に余裕があるので、持ってきた香港DVDを見ようかどうしようか迷っているところ(眠いの)。

【追記】 
 ここは、パソコンとDVDプレーヤーがついているのだが、

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 その他に、キッチン(鍋とやかんもあり)と冷凍冷蔵庫(冷凍庫がついているのは珍しい)と電子レンジと乾燥機付洗濯機がついている。収納もたくさん。

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 食器類。マグカップが便利。

 おまけに、に書いたように、
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 外に出るとこんな景色なのだった。
 えらいぞ、東急ステイ東銀座。実際は築地だけど。

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暑い!

 今日の札幌は午前10時に25度を超え、初の夏日。7月下旬なみの暑さらしい。湿度が低いので不快ではないのだが、今年初めて「暑い!」と思った。

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 でも、新緑がきれい。
 夏至ぐらいまでが一番いい季節だと思う。
 ライラックが咲いているので、空気が甘い香り。アカシアが咲くと、空気はもっと甘くなる。

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 こんな季節は札幌にいたいものなのだけれど、明日から東京出張。用務である集まりが中止になるかもという話が出つつも、なんとか開催できそうではあるのだが、「マスクを着用して参加のこと」というお達しが出た。
 でもね、

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 どこへ行ってもマスクが手に入りません。うがい薬も、消毒用アルコールの大瓶も売っていない。
 手に入らないと思ったら、行政が調達していたのか。いや、事情はわかるが、なんとか増産して、一般市民が予防措置を講ずることができるようにするのも、行政の仕事じゃないのか。

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映画で歩く香港

 気がつくと立て込んでいる。
 合間にネットを徘徊して見つけたものをご紹介。


 油麻地編。

 「大事件」のアパートはあそこだったのか、とか、「神探」はやっぱりあの事件と関係があったのか、とか、「門徒」はあそこで撮っていたのか、など、いろいろ分かっておもしろい。
 よくよく知っているところばかりだし。
 全部でパート3まであって、「関連画像」で見られる。


 こちらは港島西編。作られたのはこちらが先。
 知っている映画がいろいろ。
 これもパート3まで。

 主持のスタンレー君はジョニー・トーとウォン・カーワイが好きなのに違いない。
 ああ、香港映画が見たいなあ。
 映画が食事とするならば、香港映画は米の飯である。インド映画はカレーかな。やっぱり。

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Tempoで対抗

 今日、ついでがあって薬局へ行ったら、「マスク品切れ 入荷未定」。何軒か見てみたのだが、どこにもマスクの姿はなし。病院にもコンビニにも一切なし。
 みなさんの動揺を物語っているなあ。
 こうなったら、じたばたしても仕方がないので、ガーゼでマスクを作って(使い捨てのより精度は落ちるけど、ないよりましだ)入荷を待つしかないだろうな。マスクメーカーは全力で製造中だろうし。
 「咳エチケット」も言われているので、これで対抗だ。香港に行くたびにパック買いするので、たーくさんあるのだ。


 ジャスミンの香り。
 メンソールの香りもいいけどね。


 しかも丈夫だし。

 「関連画像」を見ると、香港のテレビコマーシャルがたくさん見られて楽しいです。

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新型インフルエンザ拡大中?

 しばしテレビやネットから離れていて娑婆へ復帰したところ、新型インフルエンザが拡大していた。
 同じ職場の人が週末出張したところ、行った地域(機関ではなく)で感染者が発生し用務のはずの集まりは中止、帰ってくると取りあえず出勤停止という事態が発生し、にわかに身近に迫って来ている感じ。
 人の移動を考えると関西だけじゃないよね。週末に東京出張の予定なのだが、場合によってはそちらの集まりも中止になるかもという連絡も回ってきたし。うーむ。
 厚生労働省は「季節性インフルエンザと同様に扱う」よう方針転換をするという話もあるが、大丈夫なのか。パニックにしたくないから発表せず静観しているだけではないのか。これで毒性が高くなったら対応できるのか。スペイン風邪レベルか季節性インフルエンザか、オールオアナッシングの対応ってどうなの。
 「通勤電車が空いていて、車内で咳をすると一斉に視線が」というニュースを見て、思い出したのは「復活の日」。小松左京の往年の名作である。
 

 映画化もされた。
 ナポレオン・ソロことロバート・ボーンも出ていたのか。

 持っているのは、ハヤカワ文庫版なのだが、むかしから風邪を引いて寝込んでいるときに読むと臨場感がありすぎる本だった。水の流れに乗ってウィルスが広がり、鳥が死に(なのでワクチンが作れず)、人間に広がり、気がついてみるとばたばた人が倒れて死んでいく様がとてもリアル。でも、今回それが絵空事に思えないのが、とても怖い。70年代の本なのに。
 ウィルス感染ものの名作としては、コニー・ウィリスの「ドゥームズデイ・ブック」があるが、これはいつか稿を改めて。

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尖東站から

 今日はこちらにお出かけするので、早めに更新。

 しばらく間が空いてしまったのだが、3月の香港話の続き。
 沙田の香港文化博物館に行ったのには、もう一つ理由があって、尖東站からKCR(って今は言わないのだけれども)に乗ってみたかったのだった。開通したのは5年前なのよね。その時から乗りたいと思っていたのに、5年も経ってしまったのね。

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 地下道の地図。

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 そごうや新世界中心を通る。
 あまりお客さんがいないなあ。

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 矢印について行くと駅に着きます。

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 路線を考えると、つい「甜蜜蜜(ラヴソング)」を思い出したりするんだけど、普通の地下鉄駅だ。

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 香港文化博物館へは、沙田から歩く方法と、大圍で馬鞍線に乗り換えて車公廟から歩く方法がある。車公廟の方が近いので、乗り換えてみた。
 写真は大圍の駅の乗り換え通路。きれいで広くて天井が高くてお店がいろいろある。有機食材の店もあった。ホームはエスカレーターをあがった上の方。

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 これは車公廟の駅からの眺め。
 廟もあるし、古い家もある。

 乗り換えの時にホームから見た感じだと、大圍にも屋台っぽい店があってよさげだった。大圍はかなり古くからある村なんだよね。新界もおもしろそうなので、回ってみたいな。

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 旅のお供はこれかしら。

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優の良品の磯焼シリーズ

 昨日の続き。
 焼鵞飯が食べたいのだが、かなわず。そこで、思い出したのが、この間香港で買ってきた優の良品の「磯焼」シリーズ。「優の良品」は、ご存じの方も多いかと思うのだが、「無印良品」とは一切関係がない香港のお茶請けショップ。涼果やらチョコレートやら、ちょっとつまめるお菓子類がたくさんあり、おみやげの仕入れどころでもある。純然たる香港資本だけど、横文字名は「Aji Ichiban」。香港の繁華街にはもれなくあるといって過言ではない。最近の定宿ホテル・ベニトの下にあるので(ちなみに隣はワトソンズ。便利だ)、通りすがりに覗いたときに見つけたもの。

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 左から、磯焼鶏翼尖(鶏の手羽先)、磯焼鳳爪(鶏のつま先)、磯焼鴨腎(鴨の内臓。腎臓なのかな?レバーっぽくもある)、磯焼鶏槌(鶏の手羽元)。「鴨腎」以外は骨付きだが、骨は食べられなくもない固さ。防腐剤無添加で3ヶ月ほど持つらしい。ちなみに、「磯焼」は、横文字で「ISOYAKI」と書いてある。
 優の良品にはめずらしく、肉もの。
 味は、醤油味なのだが、「磯焼き」という感じではなく、そこはかとなく中華。スパイスもきいている。個人的にはかなりしょっぱいので、一度にたくさんは食べられない。
 でも、一つ食べると、めちゃくちゃポーレイ(プーアル)茶が進むのね。そういう意味では、飲茶系のお茶請けといえるかもしれない。

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愉焼鴨

 自分のためのクリッピング。
 今年の香港金像奨で上映されたパロディ映画。「香港初の映画」にちなんでいるらしい。フィーチャリング焼鴨である。見たかったの。


 「 無鴨盜」。言わずとしれた「無間道(インファナル・アフェア)」。


 「英雄本鴨」。すなわち「英雄本色(男たちの挽歌)」。


 「阿飛正鴨」。「阿飛正傳(欲望の翼)」ですな。


 「見鴨」。「見鬼(The Eye)」か。

 うーむ。これらの映画はみんな「経典」なんだなあ。
 チャッピーや鄭中基は芸達者だなあ。

 とても楽しく見たのだが、難点がひとつ。
 これを見ると、どうしても、どうしても「焼鵞飯」が食べたくなるのだが、日本ではめったに食べられないこと。あああ、食べたいぞ、焼鵞飯。梅醤をつけて。

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その後の牛頭角下邨

 こちらの続き。
 気がつけば5月も半ば。香港の記憶もだんだん遠のきつつある今日この頃、牛頭角下邨はどうなったかなあ、と思っていたら、ゆずきりさんHamさんとKeiさんがレポートをアップしてくださっていた。
 ああ、なつかしい。3月に行ったのが夢のよう。
 それにしても、賑わいぶりを見ていると、当分結業(閉店)しないような感じがする。考えてみれば、当初は2008年中に取り壊し予定だったような気がするのよね。それが2月になり5月になっている、ということは、もうちょっと延びたりしないだろうか。旧い香港が見直され「牛下開飯」に人が集まっている昨今。立ち退きも進んでいないようだし、もうちょっと続くのではないかなあ。

 Open Riceの地区カテゴリには「牛頭角」があって、見ると牛頭角下邨の店がたくさん上位にランクインしている。興記茶餐廳が2位、鳳凰冰室が8位。鳳凰冰室は5日前のレポートが載っているので、まだ続いていると見た。14座にもずいぶんお店があるんだなあ。
 実は、前回行ったときに、13座の方から入って14座のあたりを通ったのだが、

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 この店に激しく心惹かれたのだった。
 
 見えているのはお店の裏側なのだが、換気扇から何から真っ黒。煙を出して幾星霜という煤の蓄積ぶりが長く営業していることを物語っていた。ここでご飯を食べたかったのだけれど、人はいたのだけれど、仕込み中でまだ開いていなくて入れなかったのよね。
 Open Riceには閉店したお店の情報も残っていて「巳結業」と書かれるのだが、タイムラグはあるにしても、14座の店も8座の店も、まだ営業している雰囲気。
 夏までは行けないのだが、それまで残っているだろうか。

【追記】
 結局、牛頭角下村は2009年11月25日から取り壊しということになりました。くわしくは、こちらに。

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戦国武将としてのわたくし

 今日も小ネタ。
 検索ワードを見ていると、ときどき「兜 変」「変 兜」というのがある。大河ドラマ効果で、やっぱり兜は変だと思う方が増えているのだろうか。
 ためしに検索してみたら、この記事がYahoo!のトップに来たので驚いた。グーグル様も1ページ目。
 関連して見つけたのが、うそこメーカーさんの「兜メーカー」と「戦国プロフメーカー」。
 「きたきつね」を戦国武将にすると、こうなる。

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 お城が「古森城」とか、愛馬の名前とか、主な戦跡「恋が沢城の乱(勝利)」とか死に様が気に入った。ためしに本名でもやってみたのだが、こちらの方が自分らしいと思う。
 ちなみに兜はこれ。左右対称。

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鴛鴦茶のティーバッグ

 ちょっと疲れ気味なので小ネタで。
 先日、戸棚をかきまわして(片付けるに至らず)いたところ、奥から出てきたもの。

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 大排檔印の鴛鴦茶。

 インスタントの奶茶や鴛鴦茶は粉末の三合一(ミルクと砂糖が既に入っている)のが多い。スーパーマーケットにたくさん並んでいて、隔離中のメトロパークホテルのロビーにも飲み物の一つとして並んでいたような気がする。しかし、これはティーバッグである。紅茶の葉とレギュラーコーヒー(インスタントではないと思う。粉だったら溶けちゃうから)が入っているらしい。
 いつ買ったのかとんと思い出せないのだが、密封してあって大丈夫そうだったので、淹れてみた。
 甘くない。
 熱湯で時間をかけて淹れると濃くはいるので、そこに牛乳(できればエバミルク)を入れると、甘くない、かなりいける鴛鴦茶が作れるのであった。【追記】ティーバッグに糸がついていないので、もしかすると煮出して飲むといいのかも。箱の「即冲」は「お湯を注いですぐ飲める」という意味だと思うけど。
 今も売っているかどうか定かではないのだが、今度行ったら探してこようっと(こうして買ってくるものが増える)。

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隔離措置

 ついに、新型インフルエンザが日本上陸。カナダに研修に行った高校生と引率の先生が感染し、飛行機で近くに座っていた人が成田で隔離措置とのこと。
 他人事ではなく、大変だろうと思う。
 今朝、テレビで見たところでは、ほとんどホテルの部屋から出られず、宿泊と三度の食事と水2本(500cc?)は無料提供されるとのこと(あとは有料なんだな)。食事はお弁当で、高校生からは、「シャンプー・リンスを送ってほしい」「着替えがない」「パソコン・ゲーム機がほしい」などの要望があるとか。携帯電話の充電器がなくて当初困ったらしい。それはそうだろう。
 しかしですね、テレビでは「一体何をしているんでしょうね」と言っていたのだが、そんなことではなく、「どうすれば1週間なるべく有意義に快適に過ごせるか」を考えるべきでしょう。他人事じゃないんだから。
 というわけで、考えてみました。

 まず、絶対必要なのは、「インターネット使用無制限」。無料で。当然ブロードバンドで。パソコンがない人には、最低でもブラウザ・ワープロ・表計算ソフト装備でメモリを十分積んだパソコンを無料貸与。これがあるとないとでは天地の違いである。パソコンとネットがあれば、メールが使えるし、調べ物もできるし、GyaoもYoutubeも見られるし、青空文庫も読めるし、各種資料のダウンロードもできるし、仕事もできる。アマゾンで買い物もできる。高校生なら、学校が教材や励ましを配信することも可能だろう。せっかく時間があるんだから、有効に使わなくちゃ。
 あと、食事がお弁当だけというのはとても辛いと思うので、新鮮な果物・牛乳・ビタミン剤も必要。美味しい水・珈琲なども必須だな。お弁当は選べるといいな。Youtubeを見ると、香港のメトロパークホテルでは、オレンジが配給され、食事は選べたみたい。
 下手をすると情報源がテレビだけになると思うのだが、地上波だけだと辛いので、BS・CSが見られるといいな。新聞もほしいな。ノートと筆記用具も豊富にほしい。
 くわえて、孤立しているのはとてもストレスフルなので、隔離されている人同士が交流可能にすべきだと思う。香港のメトロパークホテルでは実施していたぞ。マスクぐらい無料で供給しなさい。

 もし自分がホテルで隔離措置ということになったら。パソコン・本数冊・電子辞書・筆記具とノート・お茶とタンブラー・iPod・各種充電器は手荷物で持っていると思うので、ネットさえ使えれば、けっこういろいろできると思う。書き物もできるし、ブログも書ける(きっと書きまくる)。仕事もしちゃうな。ノート類は多めに持っていないとな。パソコンでネットが使えなかったら、携帯を使うか。香港帰りだったら、きっとDVDもあるな。足腰が衰えるから運動しないと。

 おりしも、5月8日に香港のメトロパークホテルの隔離措置が解除になったのだが、おなじみりえさんの記事がすばらしい。
   開Party呀〜!
   再見維景酒店!自由o拉!
 香港は、2003年にSARSを体験している。「1:99電影行動」や当時の報道を見ると、香港の人々がどんなに心を痛めたかが伝わってくるのだが、今回の対処はそれが遺憾なく発揮されたgood jobだったと思う。日本では「不満爆発」という報道がされていたけど、あれはネタにしやすいところを報道したような気がする。2番目の記事のドナルド・ツァン行政長官の談話なんて泣いちゃうもの。あんなスピーチ、悲しいけど我が国の政治屋には無理でしょう。
 隔離されるなら、日本より香港がいいなと、つい思ってしまったのだった。香港だったら、香港のテレビが見られるし、茶餐廳から外売できるし。想像力がずっとあるし。

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 窓の外は香港だし。
 (写真は3月にも泊まったホテル・ベニト前)。

【追記】

 メトロパークホテルの最後の夜。楽しそうだ。香港のホスピタリティとゲストの心の賜であろう。こちらは香港政府からのギフト。奇華の鶏蛋巻が入っているのが個人的にはツボ。太っ腹だぞ香港政府。ホテルの追加滞在費も帰りの飛行機も無料。日本政府に真似ができるか。「不満爆発」という日本の報道、あれは何だ。
 「metropark hotel hong kong」などで検索すると(上の画像をダブルクリックしても)、山のように隔離中の動画が見られる。時代だなあ。

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林峰男チェロリサイタルのお知らせ

 検索が何件かあったので、とりいそぎ告知。
 林峰男さんのチェロリサイタルが、今年もアルテピアッツァで行われます。今年は例年より少々早め。

 日時:5月17日(日)14:00(13:30開場)
 会場:美唄アルテピアッツァ
 曲目:フルート・チェロ・ピアノのためのトリオ(ハイドン)など
     ピアノ 奥山幸恵、フルート 髙橋哲夫
 入場料:大人2500円(当日2700円)
     子供500円(高校生まで)
     ペア券 4000円

 このブログでも、こちらこちらこちらこちらこちらに記事にしていますが、特にアルテピアッツァでのコンサートは場の雰囲気もあいまって最高です。
 北海道はベストシーズン、是非お運びくださいませ。

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 アルテピアッツァのアートホールから外を見たところ。
 昨年は雨だったので、今年は晴れるといいな。

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自家製水餃麺

 連休に餃子を作った。餃子は、自分で作ったのが一番おいしいと思うのだが、休みの時しか作れないから。ちなみに、うちの餃子は中国引き揚げの方伝来のもやし入りである。
 いつもは焼くのだが、今回は水餃子。

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 餃子だけなら「浄水餃」なのだが、少し余ったのがスープに浮かんでいるのを見ていたら、私のゴーストが囁いたのだった。
 水餃麺ができるぜ。

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 沸騰したスープに、香港で買ってきた蝦子麺を投入。
 蝦の卵入り麺。今日は水餃子があるので、1玉。お腹が空いているときは2玉入れる。湯通しした麺を別盛りにし具を乗せて「ろう麺」にしてもいい。オイスターソースも合う。

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 2分でゆで上がるので、冷凍しておいた青葱をぱらっとかける。香港の唯一麺家では高菜のようなお漬け物が入っていた。

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 蓮華は鶏模様牛頭角下邨で買ってきた。
 どんぶりも、もちろん鶏である。

 ところで、当ブログは、昨日の5月8日をもって5周年を迎えました。今日から6年目に突入です。これも、ひとえに来てくださっている皆さまのおかげです。ありがとうございます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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九龍なつかし

 ゴールデンウィークはおしまい。ちょっとぐったりして帰ってきたのだが(身から出た錆)、帰ってからはお楽しみ。DVD「世界ふれあい街歩き 中国/香港 九龍・マカオ 」を入手したのである。前にも書いたのだが、よりにもよって九龍編だけ見逃していたのよね。
 到来物のアスパラがあったので、遅かったのだけどバターで炒め(グリーンアスパラは鮮度が命。宵越しなんて言語道断)、肴にして一杯やりながら見た。
 いまだかつて、「街歩き」で、こんなにロケ地がわかることがあったろうか。ほとんど知ってる場所だ。
 尖沙咀の地下鉄E出口の前あたりからスタート。「街歩き」は朝から始まることが多いのだが、午後1時スタートというところが香港だ。朝じゃ閉まっている店が多いものね。ネーザンを渡って重慶マンションに入る。思わずなじみのDVD屋の兄ちゃんを探してしまう。そのあと、ビルの脇から出て再びネーザンに戻り、オースティン・ロードを左折して、心のご近所寶霊街を通り(ひいきの焼味屋の看板が!)、白加士道か呉松街に入り(あの唐楼と古い床屋さんはもうないような気がする【2009年10月追記】ありました!)、上海街とおぼしき道に出て、北上し、リクラメーション・ストリートに出る。

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 このへんが映ってた。

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 このパラソルは車が来ると移動させるらしい。

 さらに、油麻地の天后廟に行き、廟街に入って露店の設営を見せてもらい、ウォータールー・ロードを経て旺角に行って女人街を歩く。いったん廟街に戻り(あっ「源記」だ!)、再び旺角あたりのミニバス乗り場が登場、ポートランド・ストリートのタクシーの運ちゃんが宵夜(夜食)を食べているところを通って、深夜2時の人がいなくなったネーザンロードでおしまい。ちょっと飛び飛びなのね。
 カメラが動いている間じゅう、ナレーションに突っ込みを入れたり、広東語であいづちを打ったりしてしまったよ。ああ、懐かしい。懐かしすぎる。
 合間に香港豆知識が入るのだが、突然香港島の楽茶軒が映って、ご主人の葉さんがお茶の紹介をし(寿眉茶はにきびや喉の痛みにいいんだそうだ。熱気を取るのね)、地下鉄の職員さん(名前は劉偉強さんだ!)がオクトパスカードの紹介をしたりしていた。オクトパスカードは学校の学生証代わりになっているらしい。へえー。
 もう1本のマカオ編も、なかなかいい出来で(これは既に見た)、マカオにも行きたくなる。
 でも、やっぱり心のご近所は九龍なんだよね。

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花見終盤

 1週間前には咲いていなかった円山公園と北海道神宮の桜。一昨日、満開になったらしい。仕事に行くついでにお散歩を敢行。この連休はずっとお天気がよかったなあ。

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 北海道神宮の参道。咲いているのも散っているのも。

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 神宮の参道脇。日本における杉林の北限である。
 お清めの場所の後ろにテーブル付きのベンチがある。
 ここでお昼ご飯を食べる。

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 円山公園は相変わらず人でいっぱい。
 焼き肉の煙がたなびいている。

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 山は新緑。ふもとに桜。

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光栄結業?

 「光栄結業」とは、中国語で「栄光ある廃業」のこと。

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 牛頭角下邨のお店でたくさん見かけた。

 気になるのは、牛頭角下邨のお店がもう結業してしまったのかということ。「牛下開飯」のイベントは4月26日までは開かれていたので4月中は大丈夫だろうと思うのだが、5月に入るとどうなのか、ということがわからない。公式サイトの「最新消息」にも書かれていないし。香港Yahooのニュースでも見つからない。こちらのブログを見ると重機が入ったようなことが書かれている(ような気がする)ので、そろそろ工事が始まったのだろうか。

【追記】
 少なくとも、5月4日までは、牛頭角下邨は現役ばりばりのようです。詳しくはコメント欄を。

 もうひとつ、ニュースを検索していて見つけた星島日報2009年1月28日のニュース
 

牛頭角上邨重建 保留大排檔特色
 牛頭角 下邨的茶餐廳及大排檔文化,遠近馳名,四十年的公屋情懷,一眾街坊老友鬼鬼。清拆在即,全邨三千多戶多選擇「原區安置」,九成人將「下邨搬上邨」。為保留這份鄰舍情懷,並兼顧長者及傷健需要,房署 重建上邨時曾廣納民意,如將通往全部六座樓宇的通道變為平路,又在平台加設「文物展覽區」,打造風味十足的「牛頭角茶餐廳」場景,供街坊緬懷。

 これって、下邨で有名だった「茶餐廳及大排檔文化」の特色を、改築中の牛頭角上邨で保つようにする、という解釈でいいんだろうか。もしそうだったら嬉しいな。

 こんなことを書いたのは、今日、遠来の友人に会うため大通りに出かけたところ、三越向かいの日の出ビル地下の不二家(ローカルですみません)がつぶれていたから。3月末で閉めたらしい。ここは、思い出せる限りずっと(1971年に地下街が開業して以来だと思う)存在していて、ペコちゃんは待ち合わせポイントだった。頻繁に利用しているわけではなかったのだが、記憶の中にずっとあっただけに、なくなってしまうと、とても淋しい。

【さらに追記】
 牛頭角下邨は、2009年11月25日、ついに取り壊しということになりました。興記茶餐廳や火鍋の合利はその3日前まで営業を続け、光栄結業を迎えたとのことです。詳しくはこちらに。

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『バルバラ異界』

 連休中日。
 そろそろ仕事などもしなければならないのだが、外はお天気なのだが、予定していたDVDと本の蟻塚征伐がなかなか終わらず。途中で読んでしまったりして、作業進まず。
 全4巻、まとめて買ってあって、ちゃんと読んでいなかった『バルバラ異界』。萩尾望都先生の最新長編にして日本SF大賞受賞作である。
 萩尾先生は、言わずとしれた「24年組」の最右翼。『ポーの一族』が20代前半で書かれたことを考えると目がくらみそうだが、いまだに新作を書き続けチャレンジを続けている。凄い。
 やっと手をつけたら、何度も何度も繰り返して読むことになってしまった。気に入った本は何度も繰り返して読む癖があるんである。
 夢に潜る仕事をしている渡会時夫が主人公(だと思う)。両親の心臓を食べてこんこんと眠り続ける少女アオバの夢の中にあるバルバラという場所。そのバルバラはなぜか時夫の息子キリヤが考えた島にあり、話がどんどんシンクロしていくのだが、読み終わったときの感想は、
 「これ、『銀の三角』だ」というものだった。
 『銀の三角』は「SFマガジン」に連載されていた長編で、時間物の大傑作だと思う(絶版らしいのだけれど)。連載中に全部読み、早川書房から出た単行本を買い、全集を買い、文庫を買った。まあ、この本に限らず、萩尾先生の本は相当持っているのだけれども。

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 アオバちゃんは、未来のラグトーリンなのかなあ。

 火星、入れ替わる主人公、夢、何度も作られる未来、再生、親子の関係などなど、萩尾先生の作品によく登場するモチーフが出てくるのだが、過去の焼き直しではなく、新しいチャレンジが必ず入ってくるところが、上にも書いたけど凄いと思う。「親子関係を親の視点から」とか「老い」について書くようになったのはわりと最近だよなあ。
 『銀の三角』だけではなく、『スター・レッド』『半神』『マージナル』など名作の数々も読み返したくなる。実は『残酷な神が支配する』をまだ読んでいないのだが(本はある)、読み始めるとえらいことになりそうで(17巻あるのよ)、まだ手を出していない。

 それなのに、その後、ふと「攻殻機動隊Stand Alone Comprex」に手を出してネットで続けて見てしまい、蟻塚はまだ解消されていないのだった。

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私的イー・トンシン映画祭

 連休1日目。お天気がいいので、大物洗濯・おふとん干しなどをしたものの、体調がいまひとつのため外出せず。懸案の映画祭を開催。東京でもやっているけど、イー・トンシン祭りを少し。

【その1:旺角黒夜(ワンナイト・イン・モンコック)】
 香港版DVDは見ていたのだが、やっと日本語字幕で。
 世界一の人口密度を誇る旺角で、チンピラの小競り合いが元で組長の息子が事故死、黒社会の二つの組の争いに発展し、クリスマスイブに大陸から呼ばれた殺し屋が旺角にやってくるのだが…という話。
 殺し屋はダニエル・ウー。湖南省の小さな村出身で、殺し屋の兄は投獄中、手配師の林雪に呼ばれてやってきた。実は彼には恋人を探すという目的があったのだが、しかし、同じく湖南省出身の娼婦セシリア・チャンにかかわったことから、仕事どころではなくなる。一方、香港警察は組の抗争を阻止するべくダニエルを追う。
 旺角が舞台で「街もの」映画であるのだが、ダニエルとセシリアが星座冰室の外で一休みしたりするのだが(旺角にあるという設定なのかな)、やりきれない話。ダニエルは、セシリアに関わりさえしなければ、あんな目にあうこともなかったんだろうに。セシリアは香港映画によくある迷惑型ヒロインだよなあ。それにしても恋人問題は解決しないのだけれども。手配師の林雪も実は湖南省出身で辛いのね。旺角は世界一の人口密度を誇るのだが、その陰にはそれぞれの事情と孤独がある、という話なのだと思う。

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 最初と最後はこのあたり。

 刑事のアレックス・フォンたちが深夜に点心を食べていた店(セブン・イレブンの隣)はどこなんだろう。最後に出てくる店がしまった露店街は、廟街ではなく寶霊街あたりの感じもしたんだけど。

【その2:早熟】
 やっと見た。
 夜間高校を2年留年しているジェイシー・チャンが、お嬢様高校に通うフィオナ・シッを見初め、お坊ちゃん高校(ちなみに校長先生は林雪)の学生のふりをしてパーティーにまぎれこみ恋に落ちる。フィオナの父(秋生さん)は弁護士で娘の生活を厳しく統制し、フィオナは暖かい家庭に飢えており、ジェイシーの父(エリック・ツァン)はミニバス(赤)の運転手でレストランで働くテレサ・モウ共々、牛頭角の団地で暖かい家庭を築いている。交際に秋生さんは渋い顔、ジェシーのお家は大歓迎、しかし、フィオナが妊娠してしまい…。という話。
 評判通り、お父ちゃんの秋生さんとエリック・ツァン(「無間道」の黄Sirとサムだ)がよい。フィオナのお家(海のそばのお屋敷)に20年仕えているホン・シウホンもいい役だ。後半、そんなことで一体どうするんだ、と気を揉むのだが、最後は一気に秋生さんがいいところをさらってしまうのだった。いい話だ。こちらを後で見て正解。
 これが物議をかもしたという香港は社会が健全なのだなあと思う。それから、眠っているジェシーの顔がジャッキーそっくりで驚いた。さすが親子だ。

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 窓の下のタイルの色が似ていたのだが、ジェシーのお家はやっぱり牛頭角下邨なのだろうか。「アモイ・ガーデンのもっと奥」ってどこ?作りが少し違うような気もしたんだけど。団地のバスケットコートが出てきたんだけど。

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インフルエンザA(H1N1)

 書こうかどうしようかと思いつつ、毎日気が気ではないこのニュース。

 香港政府は1日、香港に滞在中のメキシコ人旅行者が新型インフルエンザに感染していることを確認したと発表した。
 アジアで感染者が確認されたのは初めて。4月30日にメキシコから上海経由で香港に到着し、発熱などの症状が出たため、香港の病院で診察を受けたという。(読売新聞5月1日23時3分)

 ああ。
 日本でも、疑いが2人晴れたと思ったら、今日また新たに1人疑いが出たし(大丈夫だったらしいが)。ニューヨークの広がり方(メキシコに行った高校生の高校であっというまに患者数が増大し兄弟友人の高校に飛び火)を見ていると感染力は強そうだし、潜伏期の人はノーチェックだから密かに拡がっている可能性もあるし。
 それにしても、ついに香港で確認されてしまったか。メキシコから人が来ていたのか。
 今日は香港朋友とご飯を食べて、香港はどうだろうかという話をしていたばかりだったのよね。SARSの経験があるから、それは厳重にすると思うんだけど。それにしても。
 職場が人の出入りが多いところで、何かあると本当に洒落にならないのだが、無事終熄することを祈るばかり。
 きっと大丈夫だという祈りを込めて、これを。

【追記】5月2日の香港のニュース
  

港確診H1N1 封維景酒店
 本港確診首宗甲型流感H1N1個案,患者來自墨西哥,本港緊急應變由嚴重升至緊急級別。警方及衛生署人員到灣仔維景酒店,進行封鎖行動,該酒店300名住客及職員須接受隔離。

 維景酒店はメトロパークホテル。湾仔のど真ん中。
 SARSのときは、旺角のメトロポールホテルが感染のプラットフォームになったので、香港市民・政府の神経の尖らせようは並みではあるまい。加油、香港!

【さらに追記】
 5月2日23:10の明報によると、件のメキシコ人を乗せたタクシー運転手2名に無事連絡がつき、運転手は隔離され、検査中とのこと。こうやって報道してくれると安心だ。二次感染がないことを祈る。

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