Life in a Metro
ショウブラ映画が品薄…と思っていたら、とあるところに揃っているのを発見。でも、借りられないので、その場で見るしかない。まあ、映画館に見に行くと思えば、ということなのだが、時間をいつ作るかが問題。結局、「新宿事件」も行けなかったし。ううう。
おまけに、「放・逐」のDVD(当然プレミアム・エディションだ)が届いていたのに持ち帰られてしまったのだった。メール便でいいのに〜。ううう。
そんな中、インドに行っている知り合いから「一時帰国するので、要るDVDがあれば」という、ありがたい申し出が。香港で買ってきたものの、ちゃんと動かないのがあったりするのよね。動作チェックがしたい。
だがしかし、実は締切が迫っている。
ということで、下書きをしておいたものを。このDVDは欲しいのよね。香港でDVDを買ってきたのだが、リージョンオールのはずが、リージョンフリープレーヤーでなければ見られないのだった。
それは、「Life in a Metro」。
地味な話で、ダンスは出てこないんだけど、いい話だと思う。音楽は、節目節目にどこからともなくストリート・ミュージシャンが現れるので無問題で、これもいい。
主人公のシェルパ・シェッティをめぐる人間関係の物語。主人公の母恩師(夫に先立たれている)には昔の恋人が現れ、妹(コンコナ)はブラインドデートをするも相手(イルファン・カーン)とはうまくいかず、しかし一緒の会社で働くようになる。夫(K.K.メノン)は会社のお偉いさんなのだが、部下(主人公の妹のルームメイト: 演じるのはカングナ)のネーハと浮気中で後始末を別の部下のラフル(シャルマン・ジョシ)に押しつけている。ラフルはネーハを真剣に愛しているのだけれど。満たされない思いを抱える中、主人公は電車(Metroといっているけど地上を走っている)である青年と出会う。ストーリーは、複数の人間関係が並行して描かれる。
タイトルは「Life in a Metro」だが、別に電車の中だけで話が進むわけではない。ストーリーは淡々と進むのだが、最後に電車でまとまるのね。ああ、人生だなあ、と思う。(追記と訂正:「metro」は「都会」であって「地下鉄」じゃありませんでした。ぽりぽり)
いろいろなことがあるのだが、とりわけ、主人公の妹とイルファン・カーン(「スラムドッグ・ミリオネア」の強面警官です。実はけっこうとっても好きだ)のくだりがよくて、特に、最後、イルファン・カーンが馬で爆走するところが大好き。いいぞ、イルファン。
何をやっているかなあ、君たちは。
ちなみに、この2人は、この演技でフィルムフェア映画賞の助演男優賞・助演女優賞を獲得しました!やっぱりいいよね!
お母さんの恋人役の人は、「Om Shanti Om」の「Deewangi Deewangi」で、シェルパ・シェッティの後に出てきていた。尊敬されている人らしい。(【追記】大ヒット映画「Sholey」で主演したダルメンドーラでした)。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント