« インフルエンザA(H1N1) | トップページ | 『バルバラ異界』 »

私的イー・トンシン映画祭

 連休1日目。お天気がいいので、大物洗濯・おふとん干しなどをしたものの、体調がいまひとつのため外出せず。懸案の映画祭を開催。東京でもやっているけど、イー・トンシン祭りを少し。

【その1:旺角黒夜(ワンナイト・イン・モンコック)】
 香港版DVDは見ていたのだが、やっと日本語字幕で。
 世界一の人口密度を誇る旺角で、チンピラの小競り合いが元で組長の息子が事故死、黒社会の二つの組の争いに発展し、クリスマスイブに大陸から呼ばれた殺し屋が旺角にやってくるのだが…という話。
 殺し屋はダニエル・ウー。湖南省の小さな村出身で、殺し屋の兄は投獄中、手配師の林雪に呼ばれてやってきた。実は彼には恋人を探すという目的があったのだが、しかし、同じく湖南省出身の娼婦セシリア・チャンにかかわったことから、仕事どころではなくなる。一方、香港警察は組の抗争を阻止するべくダニエルを追う。
 旺角が舞台で「街もの」映画であるのだが、ダニエルとセシリアが星座冰室の外で一休みしたりするのだが(旺角にあるという設定なのかな)、やりきれない話。ダニエルは、セシリアに関わりさえしなければ、あんな目にあうこともなかったんだろうに。セシリアは香港映画によくある迷惑型ヒロインだよなあ。それにしても恋人問題は解決しないのだけれども。手配師の林雪も実は湖南省出身で辛いのね。旺角は世界一の人口密度を誇るのだが、その陰にはそれぞれの事情と孤独がある、という話なのだと思う。

20090502hongkong2
 最初と最後はこのあたり。

 刑事のアレックス・フォンたちが深夜に点心を食べていた店(セブン・イレブンの隣)はどこなんだろう。最後に出てくる店がしまった露店街は、廟街ではなく寶霊街あたりの感じもしたんだけど。

【その2:早熟】
 やっと見た。
 夜間高校を2年留年しているジェイシー・チャンが、お嬢様高校に通うフィオナ・シッを見初め、お坊ちゃん高校(ちなみに校長先生は林雪)の学生のふりをしてパーティーにまぎれこみ恋に落ちる。フィオナの父(秋生さん)は弁護士で娘の生活を厳しく統制し、フィオナは暖かい家庭に飢えており、ジェイシーの父(エリック・ツァン)はミニバス(赤)の運転手でレストランで働くテレサ・モウ共々、牛頭角の団地で暖かい家庭を築いている。交際に秋生さんは渋い顔、ジェシーのお家は大歓迎、しかし、フィオナが妊娠してしまい…。という話。
 評判通り、お父ちゃんの秋生さんとエリック・ツァン(「無間道」の黄Sirとサムだ)がよい。フィオナのお家(海のそばのお屋敷)に20年仕えているホン・シウホンもいい役だ。後半、そんなことで一体どうするんだ、と気を揉むのだが、最後は一気に秋生さんがいいところをさらってしまうのだった。いい話だ。こちらを後で見て正解。
 これが物議をかもしたという香港は社会が健全なのだなあと思う。それから、眠っているジェシーの顔がジャッキーそっくりで驚いた。さすが親子だ。

20090502hongkong1

 窓の下のタイルの色が似ていたのだが、ジェシーのお家はやっぱり牛頭角下邨なのだろうか。「アモイ・ガーデンのもっと奥」ってどこ?作りが少し違うような気もしたんだけど。団地のバスケットコートが出てきたんだけど。

|

« インフルエンザA(H1N1) | トップページ | 『バルバラ異界』 »

コメント

親子喧嘩(逃げる息子を追いかける)の場面を見ても、ロケ地は牛頭角ではないような気がしませんか・・?建物が、新しい気がします。

きたきつねさんにつられて、私もVCDを見直してしまいました^^
メイキングが1枚付いていたので、それも観たのですが、
親たちの大喧嘩の場面(警察で、和解しろといわれてもまだ言い合う場面)に、違うバージョンがあって(エリック父さんのアドリブだと思います)大笑いしてしまいました。
もちろん、共演者も全員大笑い!
大好きな場面です。

あ、私も映画館で観た時思いました、寝ているジェイシーの顔、お父さんそっくりですね!

投稿: Tama | 2009.05.03 22:12

私もちょうど早熟みたところです。
房祖名ってどこか魅力的なんですよー大好きです。
あの方はホン・シウホンというんですね。
名前気になってたのですっきりしました。
私も、マンションは牛頭角なのかなぁと思いながらみていました。
行ったことないので判定できませんが。
予想よりいい映画だったので、満足です。

寝顔、思わず見返してしまいました(笑)
やはり、そ、そっくり。

投稿: まさよ | 2009.05.03 23:10

Tamaさん
ロケした団地、通路の感じが牛頭角下邨ではないような気がするんですよね。たしか、牛頭角下邨は中廊下で、映画のように吹き抜けに通路が面していなかったように思います。まあ、ロケ地が違うことはよくあるのですが。
お父ちゃん対決は見応えがありますよね。黄Sirとサムだし。

まさよさん
「早熟」、いい映画でしたよね。
房祖名はいい子だなーと思います。
ホン・シウホンは、ジョニー・トー映画で仕事ができない役が多いので心配したのですが、いい役でよかった。

寝顔、似てますよね、ね。賛同してくださって、嬉しいです!(笑)

投稿: きたきつね | 2009.05.04 21:57

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/32405/44876493

この記事へのトラックバック一覧です: 私的イー・トンシン映画祭:

« インフルエンザA(H1N1) | トップページ | 『バルバラ異界』 »