「新・片腕必殺剣」
ショウ・ブラザーズの映画は、劉家良監督作品をもっぱら見ていたので、張徹(チャン・チェ)作品を意識して見るようになったのは、つい最近なのであった。遅すぎかも。キングレコードのショウ・ブラザーズシリーズはどんどん品薄になっているし。
でも、間に合ってよかった。
最近、ローテーションしているのは、「馬永貞(上海ドラゴン英雄拳)」と「新・片腕必殺剣
」。両方とも、昨年 wowowがショウ・ブラザーズ映画をまとめて放映したときに録画しておいたもの。wowowさんもグッジョブであった。
いやあ、癖になりますなあ、これは。
今日は「新・片腕必殺剣」をまた見た。
若き剣士デビッド・チャンが、勝負に負けて自ら右腕を切り落とし食堂の下働きとして働いているのだが、剣士ティ・ロンと友情を結び、復讐のために再び剣をとる。
ああ、デビッド・チャンがかわいい(特に笑顔が)。ティ・ロンがかっこいい!知ったのは御多分にもれず「英雄本色(男たちの挽歌)」なのだが、ホーさんって若い頃は素敵だったのね(いや、今も素敵だが)。食堂の下働きは何気なく修行だったのか。木に剣でとめられた腕が白骨化することで時の経過を表すとか、ティ・ロン兄貴の死に方とか演出もすごい。死に方で言えば「上海ドラゴン英雄拳」の方がすごいけど(ほんとにすごい)。
考えてみると、「新・片腕必殺剣も「上海ドラゴン英雄拳」も、「香港映画のすべて」に出てきたのだった。見直してみると、当時は未公開だった登場映画がほとんど日本で発売されている。キングレコードのショウ・ブラザーズシリーズは偉業だったのだなあ。
近所のレンタル屋には「少林寺三十六房」以外ショウ・ブラザーズものはないので、ネットレンタルを検討中。
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コメント
ショウブラ張徹はクセになりますよね~。
そして20代前半くらいまでのデヴィッド・チャンは本当に可愛いですよね!
『報仇-ヴェンジェンス!』はごらんになりましたか?
あの中でのデヴィッド・チャンは少女マンガの主人公のようだと思いました。
キングレコードにも、その元ネタの天映娯楽にも、感謝です。
投稿: ゆずきり | 2009.05.26 05:24
ええ、もうクセになります。
なんでもっと早くから見なかったのかと。
「ヴェンジェンス」は、ネットレンタルで借りるしかなさそうなので、まだ見ていないのです。少女マンガの主人公のようなデヴィッド・チャン。それは見なければ!
投稿: きたきつね | 2009.05.26 22:37
チャン・チェ監督的方向性で、クセになる感じですか。味わい深いというか、濃そうですねぇ~っ!「香港映画の~」でも、解説ナレーションはともかく、画面的には凄かったですし。次はこの作品を見てみたいと思いました♪
投稿: nezha | 2009.05.27 12:48
はい、これは間違いなくクセになります。とーっても濃いです。
剣の使い方がどうかは分からないのですが、お勧めです!
投稿: きたきつね | 2009.05.28 22:44