隔離措置
ついに、新型インフルエンザが日本上陸。カナダに研修に行った高校生と引率の先生が感染し、飛行機で近くに座っていた人が成田で隔離措置とのこと。
他人事ではなく、大変だろうと思う。
今朝、テレビで見たところでは、ほとんどホテルの部屋から出られず、宿泊と三度の食事と水2本(500cc?)は無料提供されるとのこと(あとは有料なんだな)。食事はお弁当で、高校生からは、「シャンプー・リンスを送ってほしい」「着替えがない」「パソコン・ゲーム機がほしい」などの要望があるとか。携帯電話の充電器がなくて当初困ったらしい。それはそうだろう。
しかしですね、テレビでは「一体何をしているんでしょうね」と言っていたのだが、そんなことではなく、「どうすれば1週間なるべく有意義に快適に過ごせるか」を考えるべきでしょう。他人事じゃないんだから。
というわけで、考えてみました。
まず、絶対必要なのは、「インターネット使用無制限」。無料で。当然ブロードバンドで。パソコンがない人には、最低でもブラウザ・ワープロ・表計算ソフト装備でメモリを十分積んだパソコンを無料貸与。これがあるとないとでは天地の違いである。パソコンとネットがあれば、メールが使えるし、調べ物もできるし、GyaoもYoutubeも見られるし、青空文庫も読めるし、各種資料のダウンロードもできるし、仕事もできる。アマゾンで買い物もできる。高校生なら、学校が教材や励ましを配信することも可能だろう。せっかく時間があるんだから、有効に使わなくちゃ。
あと、食事がお弁当だけというのはとても辛いと思うので、新鮮な果物・牛乳・ビタミン剤も必要。美味しい水・珈琲なども必須だな。お弁当は選べるといいな。Youtubeを見ると、香港のメトロパークホテルでは、オレンジが配給され、食事は選べたみたい。
下手をすると情報源がテレビだけになると思うのだが、地上波だけだと辛いので、BS・CSが見られるといいな。新聞もほしいな。ノートと筆記用具も豊富にほしい。
くわえて、孤立しているのはとてもストレスフルなので、隔離されている人同士が交流可能にすべきだと思う。香港のメトロパークホテルでは実施していたぞ。マスクぐらい無料で供給しなさい。
もし自分がホテルで隔離措置ということになったら。パソコン・本数冊・電子辞書・筆記具とノート・お茶とタンブラー・iPod・各種充電器は手荷物で持っていると思うので、ネットさえ使えれば、けっこういろいろできると思う。書き物もできるし、ブログも書ける(きっと書きまくる)。仕事もしちゃうな。ノート類は多めに持っていないとな。パソコンでネットが使えなかったら、携帯を使うか。香港帰りだったら、きっとDVDもあるな。足腰が衰えるから運動しないと。
おりしも、5月8日に香港のメトロパークホテルの隔離措置が解除になったのだが、おなじみりえさんの記事がすばらしい。
開Party呀〜!
再見維景酒店!自由o拉!
香港は、2003年にSARSを体験している。「1:99電影行動」や当時の報道を見ると、香港の人々がどんなに心を痛めたかが伝わってくるのだが、今回の対処はそれが遺憾なく発揮されたgood jobだったと思う。日本では「不満爆発」という報道がされていたけど、あれはネタにしやすいところを報道したような気がする。2番目の記事のドナルド・ツァン行政長官の談話なんて泣いちゃうもの。あんなスピーチ、悲しいけど我が国の政治屋には無理でしょう。
隔離されるなら、日本より香港がいいなと、つい思ってしまったのだった。香港だったら、香港のテレビが見られるし、茶餐廳から外売できるし。想像力がずっとあるし。
窓の外は香港だし。
(写真は3月にも泊まったホテル・ベニト前)。
【追記】
メトロパークホテルの最後の夜。楽しそうだ。香港のホスピタリティとゲストの心の賜であろう。こちらは香港政府からのギフト。奇華の鶏蛋巻が入っているのが個人的にはツボ。太っ腹だぞ香港政府。ホテルの追加滞在費も帰りの飛行機も無料。日本政府に真似ができるか。「不満爆発」という日本の報道、あれは何だ。
「metropark hotel hong kong」などで検索すると(上の画像をダブルクリックしても)、山のように隔離中の動画が見られる。時代だなあ。
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