「馬永貞(上海ドラゴン英雄拳)」
昨日の続き。やはりこちらも書いておかないと。
これも、wowowで録画しておいたもの。とりえあず録画しておいて後で見たら、やっぱり「香港映画のすべて」に出ていたものだった。それも「なんだこりゃ!」と思ったやつ。
こちらの主人公はチェン・クァンタイ。後年の劉家良監督作品で見ていたので、「ああっ、リュー・チャーフィーのお師匠さまだ!」と思ってしまった。田舎から上海に出てきたのだが、腕っ節が強く、さわやかに上昇志向が強く正々堂々としていて、いい奴だ。
最後はやっぱり復讐に向かうのだが、誰のための復讐かというと、デヴィッド・チャンである。このデヴィッド・チャン、「新・片腕必殺剣」を思うと笑っちゃうぐらい、すかしている。出番が少ないのが残念だ。もっと見たい。ティ・ロン兄貴は爽やかだったのになあ。デヴィッド・チャンが逆の立場になるとすかしてしまうのか。素敵。
最後は、もう、「香港映画のすべて」で淡々と語られたように、ものすごい状態で15分以上戦い続けるのだが、これを見ると、人間どんな状態でも何とかなるのではないかと思えてしまい(それは違うが)、力がわいてくるのだった。最後の「わははははははは!」とか。すごい、すごいよ張徹監督。
チャウ・シンチーもこの映画が大好きだったんだろうなあ。こっちの斧団は踊らないけど。タランティーノもね。
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