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香港一人ごはんの本

 久々の香港ネタ。週末だし。
 これは、先回の香港で買ってきた本の一冊。

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 『一人飯局』

 一人ごはんの本らしい。
 香港人は一人で外食するのが好きではないらしいと聞いていたのだが、ついにこんな本が出たのか、と思った。中を見ると、あまりガイドブックに取り上げられていないお店がけっこうあるので、ガイドブック兼香港人の生態を知る本として購入決定。
 著者の貝嘉さんという人は香港Yahoo!のライターらしい。

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 内容の一部。

 「早餐」「午餐」「下午茶」「晩餐」「宵夜(夜食)」に分かれていて、それぞれがさらに幾つかのセクションに分かれ、2ページ見開きで左にエッセイ、右にお店の紹介が載っている。合間に自分で作る簡単レシピがあったり、一人ご飯豆知識があったり。
 たとえば、「午餐」は、「Excitement 麺相飯局」「Anger 素獨版局」「Stress 減圧飯局」「Annoyance 暖湯飯局」「Sadness 無痛飯局」「Tiredness 吸鐵飯局」「Loneliness 海鮮飯局」に分かれているのだが、英語のタイトルが後ろ向きすぎやしないだろうか。いや、内容は「疲れたときにはこんなふうにすればいいですよ」というようなアドバイス的なものなんだけど、一人ご飯のイメージってやっぱり後ろ向きなのか?>香港人。
 自分が一人ご飯がまったく平気なため(一人焼肉はしたことがないが、一人鍋の店があったら喜んで入るぞ)、ほんとかよ、と思ってしまうのだった。
 写真のページのお店は、尖沙咀のケバブ屋。都心部より周辺地域のお店が多いかも。

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 これは「一人ご飯10の必携品」。

 外食するときは、タッパー、ヘッドホン、小銭、ミネラルウォーター、クーポン、ハンドフリー電話、乾燥した薔薇のつぼみ(お茶に入れる)、ストール(冷房が効きすぎているから)、バッグ(席に置いて友達が来るように見せる)、本・雑誌、が必携らしい。そんなに重装備じゃなくても…。
 家にいるときには、「真空鍋」「レンジに入れられるタッパー」「開口碗(小どんぶり)」「木のスプーン」「背の高い中型鍋」「IHコンロ」「すぐ食べられるもの」などが必携らしいのだが、「腸詰め・塩卵」「外売紙(茶餐廳の持って帰れるメニューだよね)」があるのが香港だと思う。
 そして、写真右上の「Sauce」が「ソフス」になっているのが大変惜しいのであった。やっぱり日本語はブランドなのか?

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コメント

私もこの本持ってます^^
手にとって、これはすばらしい!と思って買ったのですが、同じく・・なんか後ろ向きさを感じて・・あまり活用されませんでした(笑)

ところで、先週、急に思い立って香港行ってきました。
金曜の羽田便で行って日曜帰りなら会社も休まずに済むし。
興記茶餐テンで、ポークバーガー食べてきました。凍檸茶も冷たすぎず、おなかに優しく美味しかったです。午下開飯シールもやっとゲットできました。それだけで満足^^
トイレ借りに入ったウエスタンマーケットの生地屋のおじさんに、「おまえこないだも来ただろう、香港に住んでいるのか?」と言われて、なぜかうれしくなって、ダブルハピネス柄の生地を2m買ってしまいました・・アホですね。


投稿: Tama | 2009.06.28 20:22

香港、いらしたのですか。それは羨ましい!
牛頭角下邨が健在のようでよかったです。
私も興記茶餐廳で猪(オ八)包食べたかった。
ダブルハピネス柄の生地いいですね。
香港で顔を覚えてもらえると嬉しいですよねえ。
それはそうと、この本、ガイドブックとしては、あまり知られていない店がけっこうあって、悪くないのではと思いました。

投稿: きたきつね | 2009.06.28 20:52

九龍湾の駅を出て、道を渡ったところがさら地になっていて、「え~っ?!」と、ひとりで泣きそうになったのですが、そこは前から運動場だったところでした。早合点して、泣きながら帰るところでしたよ^^
お店は、前に行ったときより、閉まっていたような気もします(日曜だったからかも)

ちなみに、生地屋のおじさんとは初対面だったと思います。トイレには行きますが、生地買ったのは初めてだから~。

本、もう一度見直してみます、活用しなくちゃ!ですね。

投稿: Tama | 2009.06.28 22:51

私も一人ご飯わりと平気です。なのでやっぱり、外食時の必携品は重装備すぎるようにみえます。
でもタッパーはいいかも。そして、香港人も冷房効きすぎと思ってるんだ!と発見。

羽田便、東京に住んでいるのだから利用すればいいとも思うのですが、体力的にちょっと自信がないんですよねえ。向こうでの初日、眠くて使い物にならないんじゃないかと。一度は挑戦してみたいと思っていますが・・。

投稿: ゆずきり | 2009.06.29 03:37

Tamaさん
九龍湾駅出たところの運動場というと、8号座のあたりでしょうか。更地になってしまいましたか…。重建は始まっているんでしょうかねえ。ああ。
生地屋のおっちゃんは、おっちょこちょい?

ゆずきりさん
どうも思ってるみたいです>冷房効き過ぎ。
そして、「一人だと思われたくない」みたい。うーむ。
タッパーは、飲茶の残りとかにいいですね。あんまり余ると「持ってく?」と言われるし。
羽田便、数回利用していますが、
香港に着くとアドレナリンが出るので、翌日寝坊できれば無問題なんですよ。問題は帰りで、3時間で着くのでろくに眠れず、特に私は札幌乗り継ぎなので、帰国してからが辛いです。着いた日に休めればいいのですが。
でも、帰りの日がまるまる使えるのは大きいです。是非一度おためしください。

投稿: きたきつね | 2009.06.29 22:53

きたきつねさん、こちらでは初めまして。
昔某MLでお世話になってたあすかです。
時々こちらも拝見させてもらっていました。
先日1年半ぶりに香港に行ってきたのでここで教えてもらって絶対買わなきゃと思っていたこの本を買ってきました。まだパラパラ見ただけなのですが、ひとり香港の時のためにじっくり研究したいと思っています。とりあえずお礼を、と思ってコメントさせていただきました。
今回の香港はインファナルアフェアで親分達がお互い腹の探り合いをしながら鍋をつついていたお店で火鍋をしてきました。撃たれたりはしませんでした(^_^;)。

投稿: あすか | 2009.09.25 18:48

あすかさん
ご無沙汰しています。お元気でしたか?
香港いらしたのですね。羨ましい…。
方榮記、行ってみたいのですが、まだなんです。
こちらの記事がお役にたてば何よりです。
今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: きたきつね | 2009.09.25 23:10

すみません
方榮記ではなくて鴻福海鮮四季火鍋というお店です。
http://www.openrice.com/restaurant/sr2.htm?shopid=12628
映画と同じように薄暗い路地の奥にありました。

こちらこそよろしくお願いします。

投稿: あすか | 2009.09.26 23:49

「無間道」は鴻福海鮮四季火鍋でしたか。
ジョニー・トー映画と混同していました。
open riceを見ると、ほんとにあの店ですね。ロケ写真も貼ってあるし。これは行ってみたい!猫もいるし。

投稿: きたきつね | 2009.09.27 23:42

香港で1人飯が最近続いていまして、検索してやってまいりました。

既にゲットされていたんですね。
DVDとかはすぐ廃盤になる香港ですが、本はどうかしら。

次回、見つけてみたいです。

TBお願いいたします。

投稿: やっほー | 2010.05.06 21:15

済みません。
ご挨拶が前後してしまいました。

はじめまして。
やっほーと申します。

よろしくお願いいたします。

投稿: やっほー | 2010.05.06 21:17

やっほーさん
こんばんは、ようこそいらっしゃいませ。
たしかに、回転が速いですよね、香港。これは、確か商務印書館で買ったのですが、尖沙咀の商務印書館中心などの大きいところなら、あるかもしれません。
ちなみに、この記事下のトラックバックは、著者の貝嘉さんご本人からのものなのでした。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

投稿: きたきつね | 2010.05.07 00:07

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» 《一人飯局》書店開局 [貝嘉的一人飯局]
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受信: 2009.07.19 05:34

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