周杰倫の「蘭亭序」
どうも自分にとって「中華趣味」と「インド趣味」はトレードオフするようで、インド映画が見たいときには香港映画はそうでもないし、香港づいているときはインドはそうでもない。
最近はわりとインド系だったのだが、昨日「黄金甲」を見てしまったので、突然針が中華趣味に。
そういえば、周杰倫の「魔杰座」を香港で買ってあって、そのままインドになだれこんでいたので、改めて聞いてみました。うーん、やっぱりジェイはいいねえ。
曲のタイトルでたまげたのは「蘭亭序」。
書聖と言われる王義之の書の名前で、愛するあまり皇帝が全部お墓にもっていってしまったので、真筆は残っていないというもの。模写したのはたくさんあって、去年、東京の国立博物館でも展示をしていて、たまたま見ることができた。
いや、書道には全然詳しくないのだが、年に1度ぐらい接する機会があって、そのときには、いいなあ、書いてみたいなあと思うのよ。王義之とか空海とか、いい字がたくさんあって。
しかし、歌のタイトルで「蘭亭序」っていうのは渋すぎるだろう、ジェイ。それは、たとえていえば、と言いつつ例を思いつかないのだが、Jポップのタイトルに「洛中洛外屏風」とか(違うな)「源氏物語絵巻」(違う)とか「鳥獣戯画」(やっぱり違う)とか、つけるようなものだぞ。
台北の故宮博物院(公式サイトはこちらなんと日本語だ)にも書のいいのはたくさんあったので、ジェイも見にいって曲を作ったのかなあ。
ミュージックビデオがあるんだな。
(動画をクリックすると関連画像が見られます)
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コメント
まさに光GENJIとかの乗りですかね(笑)
JAYの歌は歌詞とかちょっとかわってて、面白いですよね。
方文山といいコンビだと思います。
魔杰座、なんか昔のアルバムに比べてあまりぐっとこなかったんで
封印してましたけど、また聞きなおしてみようかなーと思います。
投稿: Changdai | 2009.06.15 22:54
光GENJI…そういえば、そうですね。
しかし、さしものジャニーズもタイトルが古典芸術というのは、なかったような。
魔杰座、ながら聴きでしたが、それほど悪くないように思います。
投稿: きたきつね | 2009.06.16 21:52