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 下書きをしておいたのだが、ゆずきりさんが記事を書いてらしたので、トラックバック。
 キャセイ・パシフィックの機内で見た映画。
 諸般の事情で、シドニーに行くときも、帰ってくるときも見た。行きはなぜか音声が聞こえず(実は隣の席の方にイアホンを突っ込んでいた…イスラム系インド人のおっちゃん、ごめんなさい。でも、言ってくれればよかったのに)。帰りは時間切れで、札幌行きの便でも、また見たり(緊急着陸騒ぎで時間はいっぱいあったしね)。

 この映画、舞台がほとんど香港なんである。
 中国語字幕で見たので、超能力者を「霊嗅人」とか「透視人」とか「音爆人」とかいう言い方がリアル。

 オフィシャル・トレーラーは埋め込みができないので、代わりにこれを。

 軍事目的のため、薬で超能力を開発されてしまった人々(と、その子孫)が、「devision」という政府の秘密組織(超能力者を軍事利用しようとしている)を脱出し闘う、というストーリーである。
 まあダコタ・ファニングが大きくなって、とか、カミーラ・ベルってかわいいなあ、とか、香港で主人公のクリス・エヴァンスが潜伏していたのは西貢かしら鯉魚門かしら、水槽が割れるシーンってどうしたんだろう、とか、その主人公が潜伏しているのが香港の古めの団地だったりするあたりが見所か。団地の側の市場で麺を食べたりもする。
 団地が魚市場の近くなので、鯉魚門の近くかしら、とも思ったのだが、ここで初めて「鯉魚門」と「鰂魚涌(クォーリーベイ)」を混同していたことに気がついた。「鰂魚涌(クォーリーベイ)」の近くに「模範邨」という古い団地があるのよね。『街道指南』で調べたら、「鯉魚門」のそばにも「鯉魚門邨」という団地があることはあるのだが。うーん、どこなんだろう。団地はちゃんとロケをしていると思う。団地と魚市場は別々に撮っている可能性もあるけどね。
 どうも監督が香港好きなのではないかという気がするのだが、香港ロケは力が入っている。個人的に好きな中環中心(色の変わるビル)も出てくるし。レストランの中はセットかも。

 公式ページがあった(予告編つき。音が出ます)。2009年11月公開かあ。日本語サブタイトル、もうちょっと何とかならなかったのかな。

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コメント

トラックバックありがとうございました。
(私もTBしたのですがうまくできるかしら・・・いまだにTBシステムを理解しきってないもので・・・)
これ、よく日本で公開になりましたね。
ダコタちゃん効果かしら。主役たちが、みんなかなり若いし、監督も若いのかな。そんな人たちが香港で映画をつくってくれるとはすばらしい。

鯉魚門邨は新しいみたいですよ。
ごぞんじかもですが、http://www.housingauthority.gov.hk/b5/interactivemap/hkmap/0,,3-347-0_16_1_1,00.html
から、公共屋邨の概要がわかります。


投稿: ゆずきり | 2009.08.27 00:31

お返事が遅くなりました。トラックバック、しっかり届いています!
監督さん、よく知らなかったのですが63年生まれですね。きっと香港好きだと思います。なんとなく。ロケ、楽しかったろうなあ。
リンク先のお知らせ、ありがとうございます。なるほど、鯉魚門邨は新しいですね。どこかコの字型の古めの団地でロケをしたんだと思われます。1958年築の西環邨が気になります。

投稿: きたきつね | 2009.08.29 23:52

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» ダコタ・ファニング@香港inサイキックアクション [ときどき映画館日記]
新宿ピカデリーのロビーからおりるエスカレーターの横にスクリーンがあって、いつも予告編を流しています。 『3時10分』の帰りにみた予告編、どうみても香港ぽい映像。西洋人たちが出ているので、そういうシーンもある、ってくらいかな、と思いつつ見てたら、海鮮レストラ..... [続きを読む]

受信: 2009.08.27 00:09

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