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「サプリ」最終回

 気がついてみると雑誌発売日の7日が過ぎていて、ああ「サプリ」が最終回だった(こちらにも少し書いた)、と本屋に走る。買ってしまったわ。
 ずっと右往左往していた藤井(主人公)がねえ…(ほとんど別人だ)とか、ずっと書かれ続けてきた(特にサラリーマンの)「働く意味」とか、話の落としどころとか、感慨深いものがある。
 「豆腐のしぐれ煮と白身魚の煮付けとミネストローネ」「サンペリグリーノとオレンジジュースと熱い宇治茶」をすごい勢いで頼む田中と柚木も素敵だ。これは働く女子のマンガなのだなあ。
 「働く意味」は、つまるところ、西原理恵子とかよしながふみが言っていたことと同じである。男性作家からはこういう意見は出にくいだろう。女性にとっては経済力=決定権だったりする面は確かにあるし。そういえば、最近「家事手伝い」って聞かなくなりましたねえ。
 …というようなことなど、サプリについていろいろなことが作者のおかざき真里さんのブログに書いてあって、いやーこの人はプロだ!と読んでいてとても面白かった。
 「描きながら、作者として「発見」があると作品が生きてくる」とか、「まったく偏見と妄想のない人間が描く漫画は、きっとおもしろくない!・・・にちがいない」とか。
 ちょうど今、「サプリ」に関する質問を受け付けていて、答えが書かれつつあるところなのだが、その昔の「ファンレター」のことを考えると、ブログってすごいなと思う。作者に直接メッセージが送れてお返事がすぐにもらえたりするなんて。

20091110

 結局、「魚」って「自分」のシンボルだったんだろうか、それで最後は「魚」は出てこなくなって「鳥」になったんだろうか。などと聞いてしまいそうである。
 「佐原が上から抱きつくのはどうしても許せなかった」という作者のコメントには笑ったけど。最後は形勢大逆転だもんなあ。藤井、大脱皮。
 奇しくも今週の『週刊朝日』の小倉千加子さんの連載に与謝野晶子と平塚らいてうの論争のことが書かれていて、与謝野晶子の「女子は子をなすが故に男子や国家に隷属すべきではない」という主張が紹介されていて興味深かった。「よしながふみvs.おかざき真里」の対談を読んでみたいものである。

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