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「十月圍城」

 こちらの続き。
 行く前には映画を3本ぐらい見たいと思っていたのだけれど、結局見たのは時間と体力の関係でこれ1本だった。

20100103hongkong1

 英語の題名は「Bodyguards and Assassins」。
 清朝末期、香港に来た孫文を守る「Bodyguards」と清朝の「Assassins」の戦いを描いた映画である。冒頭、香港で初めての政治的暗殺事件が起こり(暗殺されるのは特別出演の學友だ)、そこから一気に政局は緊張し、孫文が革命遂行のために香港にやってきて、そして数年後、辛亥革命が成功する。
 厳密に言うと、「Bodyguards」ではなく、革命の打ち合わせの時間を稼ぐための作戦遂行要員なんだけどね。それも、かなりむちゃな作戦の。こちらに載せた予告編では「8 Bodyguards」となっているんだけど、実はどこまでを8人と数えるのかがよくわからなかった。厳密な意味での戦闘要員は8人いないと思うし。実質的なリーダーは梁家輝と王學圻のような気がするし。ドニーさん、ニコ、レオン・ライ、李宇春(ヤムヤムの娘)、巴特爾(でかい臭豆腐屋)、王柏傑(王學圻の息子)、梁家輝、王學圻で8人か。まあ、群像劇なんだろうなあ。金像奨で主演男優賞を出すとすると誰になるんだろう。主演筆頭はドニーさんだったけど。
 ニコがとってもいい役だった。今までと違う、ぜんぜんすかしていない役。ドニーさんも見せ場がある。ちょっとしか出てこないけどヤムヤムもいい役だった。黎明は、いい役だと思うのだが、登場シーンで笑われていた。私もちょっと笑っちゃった。ごめんね、りよん。背景が詳しく書かれなかったのも原因だと思う。巴特爾は『香港電影』には一言も出てこないのだが、けっこういい役だったと思うぞ。実質的な主役は王学欣と梁家輝のような気がする。そして、眉毛がない胡軍はとっても怖かった。
 これはアクションシーンのメイキング。

 事実上の主役は、実は昔の香港の街だったのではないかという気がする。
 ビクトリア湾から香港側を見るショットがあって、山の形が今とおんなじなの。でも麓の建物はとても少ない。
 帰ってから『香港電影』を見たところ、舞台になっているのは、中環の皇后大道・ハリウッドロード・結志街・ウェリントンストリート・ポッティンジャーストリート(いわゆる石坂街。ラストのシークエンスはここらしい)あたり。
 杭州の松江にセットを作って撮影したらしい。余談だが、この松江、帰ってから「蒼穹の昴」関連番組をたまたま見ていたら「ここの故宮のセットを使うことで初めて撮影が実現した」と紹介されていた。あそこだったのか。行ってみたいなあ。

20100103hongkong2

 翌日、皇后大道中を歩いたときには感慨もひとしお。
 映画は油麻地の電影中心で見たのだが、できれば香港側、それも中環で見られたら臨場感があってよいと思う。そうすると今はIFCになっちゃうんだけどね、もし現存していたら、是非とも皇后戯院で見たかった。油麻地で見ていても、すぐそこが舞台の話だったんだけど。

 オフィシャルサイトはこちら(音が出ます)。

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コメント

蒼穹の昴は大好きなのですが、
私のお家はBSがないのでみることが
出来ない。寂しいです。

「十月圍城」は日本ではやりそうも
無いのかな?!見てみたいものです。

投稿: しゃおりー | 2010.01.03 23:20

お返事が遅くなりました。
「十月圍城」は、このクリスマスシーズン映画の中では一番評判がよさげなので、公開するとすればこれではないかと思います。最近は映画業界の景気があまりよくなさそうなので、どうでしょうねえ。
「蒼穹の昴」は、これまでの例から考えると、BS-hi→BS2→NHK総合の流れで、地上波でも放送するのではないでしょうか。えらく力を入れているようですし。

投稿: きたきつね | 2010.01.04 22:32

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