「アバター」
3D字幕版を見てきました。
この週末はびっしり仕事なので、忘れないうちにメモ。
たしかにこの通りの映画なんだが。
眼鏡の上から3D眼鏡を装着していたので、重くて手で支えて見ていたのだが、人間の視覚というのは環境に慣れるものである。はじめは手前に飛び出すのがぼけていたのだが、途中から大丈夫に。「ここで眼鏡を装着せよ」という指示が出て、ジョニー・デップの帽子屋さんとチェシャ猫も3Dで見られて楽しかった。
たしかに、これは劇場で3Dで見るのがいいと思う。DVDは売れるんだろうか。うんと特典映像を付けると売れるかもしれないけど。ヴィジュアル・エフェクトが「Lord of the Rings」と同じニュージーランドのWETA(アカデミー賞同時通訳さん言うところの「オークランドの上田さん」)なんだよね。ロケもニュージーランドでしているみたい。まるっきりLOTRだな。ほかにも、LIMとかルーカスサウンドとか大々的に入っているようだけど。まあ、あれだけのCGなので、手間と人手はかかっているだろう。
最初は「あ、STAR WARSを3Dで見たいな」とか「スターシップ・トゥルーパーみたい」「わー、プラネットアースだあ」などと思っていたのだが、途中から「エイリアン2」「エイリアン2」「エイリアン2」…と思う。ヘリコプターとかフェラーラそっくりのパイロット(今回はトゥルーディーちゃんだったけど。フェラーラとヴァスケスを足して可愛くした感じ)、パワーローダー(好きなんだねえ監督)、会社、海兵隊、リプリーもいるし。で、よーく考えてみたら「エイリアン2」の監督ってキャメロンじゃん。ビル・パクストン出てきたし(今回はたぶん出ていなかったよねえ、残念)。レーダーにエイリアンが押し寄せてくるのが映るシーンと同じようなシーンがあって爆笑しました。大佐はターミネーター風味だったな。
あと、キャメロンは、ぜったい宮崎駿が大好きだと思う。まず、「腐海か!」と思い、ラピュタか!(木とか蔓とか)、ナウシカか!もしかして、それは「耳をすませば」に出てきた美術のあれか!とか。
お話は、気持ちがいいほど予想通りというか、そうじゃなきゃいけないでしょうというか。途中で、いきなりナヴィ語に字幕(T田N子さんの例によって意味なく簡略化される字幕で残念)がつくとことか、思ったより異文化じゃないとことか、あれっと思ったのだが、説得力を具現化するとそれになるのかい!というのは笑った。英語が通じてよかったよね。言葉って大事だな。
でも、キャメロン監督はとても頑張ったと思う。主人公の設定もよかったし(しかし、脳が休む暇はあったんだろうか?)。まあ、思った通りに話が進んで、いつ天誅がくだるか、人類ながら人類なんぞ滅びてしまえと思うわけですが。「エイリアン2」もエイリアンママの視点から見れば「うちの子たちに何すんのよ」という話で、人類も等しくエイリアンということだな。
観てきてから見たほうがいいと思うけど。↓
ナヴィの皆さんは、「愛しいしと」の発展形なんだなあ。
| 固定リンク
« 続・兜は変である | トップページ | 桂記で雲呑麺 »
この記事へのコメントは終了しました。
コメント