「2002(トランサー 霊幻警察)」
前の記事つながり。
ロケ地を確認しようと思ったら、全部見てしまった。いい映画だ。実は、公開時(題名通り2002年クリスマス公開だった)に香港で観ていて、香港版DVDも日本版DVDもあるのだった。
予告編。「心霊刑事友情もの」だと思う。
主人公ニコラス・ツェは、香港警察の心霊事件を扱う「2002」(一人一部署)。堅道で仏具屋とキャンドル屋(その並びに例の「坂の上の廟」があるっぽい)を営む羅家英が裏で糸を引いているらしい。「2002」では守護霊をパートナーに心霊がらみの事件を解決している。それまでのパートナーだったサム・リーが転生(だよね?)してしまったのだが、パトロール警官だったスティーブン・フォン(屈託がない)がパートナーに立候補。しかし、ニコは、関わった人間すべてが死んでしまうという運命を背負っており、看護婦のダニエル(安田成実似)を好きになってもうまく関われず、スティーブン(役名はフォン)を巻き込むことにも苦悩している。だがしかし、ニコに思わぬ運命が訪れ、水霊にとりつかれたフォンと戦うことになるのだが…というお話。
スティーブンと戦うニコ。
後ろにIFCがないところが2002年である。大好きな「色の変わるビル」がたくさん映っている。この場所は今でもあるのかなあ。
前の記事で書いた「坂の上の廟」や上環界隈など、香港の街がでてきて嬉しい。地味に「街もの」だ。ニコ、スティーブン・フォン、サム・リーは、「ジェネックス・コップ」のメンバーだしなあ。8年経ってみると、スティーブン・フォンは監督をやっており、ニコは人生の試練がいろいろあって、でもいい役者になり(この映画でもすごくいい役でいい演技だと思うけど)、…サム・リーって今どうしてるんだろ。
ちなみに、この曲「Let Me Die」は、作詞がスティーブン・フォンで作曲と歌ってるのがニコ。
有名な曲らしく動画がたくさんあるのだが、
このロケ地は北海道ではないだろうか?!
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コメント
この映画大好き。ニコも、ほんとに素晴らしいとおもうんだけど、若いころは、チャラいイメージでしか評価されてなかったんでしょうか。
この映画、生と死の問題にまじめに対応しているし、といって、不要な深刻さはなく、うわついていない明るさがあって、そのバランスがとてもチャーミングだと思います。
病院での子どものシーンも、あのご両親を演じる俳優さんがほんとにそのへんにいる普通の香港人の顔してるのも好きです。
この映画のことを語ると止まらない。
ちなみにサム君は、お洋服の店の仕事でおいそがしそうです。
映画はこんなのに出てるみたいですがなんでしょねこれ。http://hkmdb.com/db/movies/view.mhtml?id=14230&display_set=big5
投稿: ゆずきり | 2010.02.06 00:10
きたきつねさん!このDVD貸してくれましたよね~懐かしい気持ちでブログ拝見させて頂きました。現在お借りしてるDVDもとっても楽しかったです。またお勧めでお借りしても大丈夫なDVD見せて下さいね~地味に坂の上の廟、わしも分かりました。
投稿: わしじゃ! | 2010.02.06 09:49
ゆずきりさん
これ、あまり話題にならないような気もするのですが、いい映画ですよね。ニコは、これが交通違反をした前か後か覚えていないのですが、お家のこともあってイメージで損していたかも。廟とか香港の人たちの精神的な面がよく出ていたような気がします。あの子の両親もいいですが、レインのお婆ちゃんもいいですよね。
サム君は実業家なのか…でも、新作映画には林雪がクレジットされている!
わしじゃ!さん
このDVD、お貸ししましたっけ。おお、次は何を持って行こう。ユン・ピョウちゃんのドラマがなかなか見終わらないのです。
坂の上の廟、あそこですよねー。
投稿: きたきつね | 2010.02.06 20:55