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「未知との遭遇」

 久しぶりにTwitterを見に行ったら、いきなり翻訳家の朝倉久志さんの訃報を知る。79歳、心不全とのこと。ちょっと本棚をかき回すと、訳書がざくざく。来し方をふりかえり、ああ、と思う。
 折しも、今日はNHKBS2で「未知との遭遇」が。もう何回も何回も見ているし、DVDもあるんだけどね。でも、これは「スターウォーズ」とか「2001年」リバイバルと前後して劇場公開されて、どれも映画館に籠もって見たので(当時は体力も時間もあった)、ますますしみじみ。「2001年宇宙の旅」の翻訳者は伊藤典夫さんだけど、「朝倉久志」の名前は「アーサー・C・クラーク」から取っているので、無縁ではない。自分の精神的背骨は、当時読みまくっていたSFだと思う。

 これは「未知との遭遇」の予告編。初めて見た。
 予告編なので、あの派手な皆さんの姿は出てこないのね(関連動画でたくさん見られるけど)。むしろフィーチャーされているのは、若かったスピルバーグ、トリュフォー(よく出演したよなあ)をはじめ、人である。アドバイザーのUFO専門家であるアレン・ハイネック博士(カメオ出演している)もいっぱい出ている。当時はUFOの話がかなり真面目に議論されていたっけ。矢追純一率いる木曜スペシャルも全盛だったけど。


 
 派手な皆さんはこちらの動画に。

 大人になってから見ると、峠を攻める派手なUFOの皆さんとか、バリー少年の派手なお迎えとか、市川昆が「竹取物語」で真似したんじゃないかと当時言われた派手なマザーシップもさることながら、主人公の家庭の事情に胸を突かれるものがある。一番好きなのは、満天の星空を動いていく光かも。
 「アクターズ・スタジオ・インタビュー」にスピルバーグが出たときに、自分を象徴するのは、お迎えに来たUFOが家の内外で大騒ぎをしている最中、バリー少年がドアを開けるシーン(上の予告編にもちょっと出てくる)だと言っていた。掛け値なしの未知へのわくわくということなんだろう。

 日本におけるSFの黎明期から今まで、未知へのわくわくの手引きをしてくださった朝倉久志さんのご冥福を心から祈る。

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コメント

「未知との遭遇」は私も大好きで
もう何回も何回も観ました。
クライマックスはツボにはまって私は泣けてきてしまいます。
こういう映画は最近ないなあ。

投稿: 学芸員K | 2010.02.17 23:12

お返事が遅くなりました。
いい映画ですよね。
スピルバーグの映画の中で一番好きなのはコレです。
もう一度大きいスクリーンで見られると嬉しいのですが。

投稿: きたきつね | 2010.02.18 17:43

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