おうちでミールスもどき
インドから帰国して5日目。
どうしても、サンバルが食べたくなった。あのタマリンドの利いた辛酸っぱい汁物が、どうしても。
札幌で南インド料理を出すところは、知る限りほとんどないので、食べたくなったら、自分で作るしかないんである。
なので、帰って、お湯でタマリンドをもどし、ヒングとクミンシードをぱちぱち言わせ、冷凍しておいた青唐辛子と玉ねぎを炒め、完熟トマトを投入し、残っていた茄子を入れ、風味はサンバルスパイスでつけた。豆は入れなかったので、正確にはサンバルではなくコザンブである。
できあがり。
ヨーグルトとサンバルをステンレスの器に入れ、人参のサブジ(10分でできる。クミンシードとヒングをぱちぱちいわせ、1センチ角に切った人参を入れて炒め、塩とクミンパウダーとコリアンダーパウダーとターメリックパウダーとチリパウダーを投入し、混ぜて蓋をしてちょっと蒸し煮)と、新玉ねぎのアチャール風(塩とレモン汁とナンプラと寿司酢とチリパウダー少々)とご飯。スプーンはかちかちいうので手で食べる。おそろしいことに、ご飯がなんぼでも食べられる。満足。
器は、今回バンガロールで買ってきた。
だいたいの値段は、お皿1枚120ルピー、ステンレスの器1つ42ルピー、お弁当箱220ルピー、スパイスクラッシャー410ルピー、スパイスボックス610ルピーぐらい(1ルピーは大体2円)。
問題は、シールがしっかりくっついていることで、お湯につけたり、洗剤を塗ってラップしたりしたのだが、最終的にはクレンザーでこそげ落とした。まだスパイスボックスとお弁当箱は稼働していない。現地では、これ、どうしてるんだろ。
買ったお店。お願いして撮らせてもらった。
雰囲気は、香港の古い家庭用品店に限りなく近い感じ。2度行ったのだが、行くと、ついつい買い物をしてしまいそうで大変危険である。
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コメント
レシピ、参考にさせていただきます♪
ヒングってはじめてききました。
これ使うと消化が促進されていいみたいですね。
試したいなぁ。
実は明日より香港へ行くのです!
重慶マンションで探してみようかなぁと思います。
投稿: Changdai | 2010.03.14 23:37
おお、明日から香港!それは羨ましい!!
ヒングは白いプラスチックボトルに入っています。日本でも通販で買えますが、香港やインドの方が安いですね。
重慶マンションなら、GFの左側の通路をまっすぐ行った先の奥から2番目ぐらいのブロックにあるインドスーパーがお勧めです。
よい旅を!
投稿: きたきつね | 2010.03.14 23:57
きたきつねさま
実現可能なレシピ付きのご紹介記事、嬉しゅうございます。男のこだわり料理じゃありませんからね。お腹が空いた時に手早く作れることは大事。
本当にしっかりしたステンレス食器。羨ましいけど、重かったでしょう?
私も15年位前にタイで買ってきた三段お重箱、未使用で場所とってます。あくまでも食器として使いたいですしね。
インドのヴェジタリアンミールって本当にストイックに菜食なんですね。
ホラ、素食のように、ワザワザ肉料理を模して頭と心は肉塗れ?な世界でなく。
と申し上げながら、こんなにすっかり菜食となってしまった時には、何を考えながら食べればいいのか思い浮かびません。食との向き合い方も変わって来るのでしょうね。
投稿: tokyosue | 2010.03.15 13:53
けっこう厚手のステンレスだったので、重かったです。お店でもらったビニール袋の手が切れなくてよかった。
お弁当箱は、機密性が高そうなので、キムチなんかを入れてもいいかもしれません。
インドのヴェジタリアンは、最初から肉が食品の選択肢に入っていないような気がします。食料として考えてもいないので、別にストイックになる必要がないというか。
投稿: きたきつね | 2010.03.15 23:12
おお、異民族の眼差しでモノを言ってしまいました。言われてみれば、アイドル時代のアグネスチャンさんがお寺の境内で鳩見て「おいしそ~」と言ったのに絶句した記憶が。コドモの時の私は心の中で「それ、食べ物じゃないもん」と叫んだのでしょうねぇ、きっと。
とにかく<<インドで買う>>記事が貯まっていくのを楽しみに追って行きます。大海原ですわね!
投稿: tokyosue | 2010.03.16 20:32
アグネス、そんなこと言ってましたね。たしかに鳩は美味しいかも。日本人だと、水族館に行って美味しそう…と思う人が多いかも。あれは塩焼きに、とか。
インドは大海原ですねー。今回は、ごく短期間でごく一部だけだったので、また探訪に行きたいものです。
投稿: きたきつね | 2010.03.16 23:30