「鬼平犯科帳」
たまたまテレビをつけたらかかっていて、久々に見たら、やっぱり面白いじゃないか、鬼平。ついつい、手持ちのDVDを引っ張り出してかけてしまう。することあるのに…。
猫どのって第1シーズンから出ていたのね、とか、同心小柳は香川照之だったのか(第2シーズンまでらしい)、とか、いまさらながら発見がいろいろ。甲羅を経たせいか、濃いおっさんてんこもりで嬉しい。特にお気に入りは、故髙橋悦史演じる与力佐嶋である。尾美としのり演じる木村忠吾を「うさぎ…」と苦り切って眺めるあたり、最高。
髙橋悦史さんはじめ、密偵彦十役の江戸屋猫八師匠、同心沢田小平次役の真田健一郎さんなど、亡くなった方もいらっしゃるのが淋しい。
その後、劇場版も見たのだが、原作がいろいろ入っている映画より、ドラマの方が話のまとまりがよいような気もする。映画の方が背景やセットに力が入っているけど。佐嶋がねえ、この後病気で亡くなっているんだよねえ(涙)。
中村吉右衛門の長谷川平蔵は、やっぱりよい(原作者の池波正太郎さんのお墨付きらしい)。映画ではときどき台詞回しが歌舞伎っぽかったけど、基礎訓練ができているのは大きい。昨今のテレビドラマって、役者よりまずプロダクションでキャスティングしているのが多いものね(見ないけど)。
「インスピレイション」というと、鬼平のエンディングを連想する人は多いと思う。ちょっと節回しが演歌っぽいところもあるのだが(だから合うのかな)、ラテンでかっこいい。
この動画を作った人は、エンディングをつないでフルコーラス収めていて、なかなかえらい。
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