エコノミークラス vs. プレミアムクラス
明日から1泊で出張。温泉で研修なのだが、受ける方ではなく突っ込みを入れる方なので結構ハード。慰めは温泉。
その後2週間おいて東京、1週間おいて函館、1週間おいて台湾、と出張が続く。全然準備ができていないので、実は大変。だいじょうぶなのか>自分。今日は寝るけど。
そういえば、出張がらみで記事にしようと思っていたことがあった。
この間東京に行ったら、ANAがこんなことになっていて、そういえば、ドリンクが有料になったんだっけ、と思い出した。
例によって茶葉をタンブラーに入れて持っていって、お湯を注してもらったので無問題なんだけどね(ちなみに水とお湯とお茶は無料)。サービス期間でスタバのコーヒーが無料だったので、もらったけど。ブックレットを見ると、スタバのコーヒー(300円)とか、どこぞのみかんジュース(500円)とか高級路線を狙っているようだった。ふーん。
ちょっと考えてしまったのが帰路。
実は、かなりくたびれていて、アップグレードに使えるポイントがあって、時間が変えられるチケットだったので早めにしたら、「ポイントでアップグレードできまっせ」と機械に言われたので、誘惑に乗ってしまったのだった。初めてだわ、プレミアムクラス。
驚いたことに、
お弁当が出た。お手ふきは本物タオル。
中身。
メニューは、人参とナッツのピラフ・ターキーのグリル グリーンペッパーソース風味・ホワイトアスパラガスのブラマンジェ トマトソース添え・揚げ野菜のレモン風味・キュウリとクスクスのサラダ カレー風味・チョコレートパウンド。748カロリー。
ついでに書くと、飲み物はいろいろあって無料、シャンパン・ワインなどお酒も無料(隣の肥えたおっさんはワインの小瓶を3本空けていた)。エコノミークラスでは滅びたはずの新聞もたんとある。
えー。
帰ってから調べたら、アップグレード料金は7000円らしい。
7000円でお弁当・飲み物・新聞がついて、座席が広くて、ラウンジが使えて、先に飛行機に乗れて、荷物が先に出てくる。うーむ。まあ、それでも航空会社は元が取れるんだろうけどね。サービスを受けたければお金を払えということなんだろうけれども。
「富める者は富み、貧しき者は」というのを目の当たりにして、なんだか複雑な気持ちになった。あまり過度なのもどうかとは思うけど「サービス」って美しい習慣だったんだなあ。
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コメント
>「富める者は富み、貧しき者は」
今後、そういう傾向は増えるんじゃないかと危惧しています。
さしあたり、国際線であんまり差をつけないでほしいんだけどな。
前々回、香港からの帰り、エンターテインメント機器が不調なところが多く、私のとなりの日本人の人は、もう最後まで、ずーっと不機嫌で文句を言っていました。対応しているスチュワーデスさんが気の毒でした。
でもそういう人も、こういう差別化をすると、かえって増えるような気もします。
投稿: ゆずきり | 2010.06.17 21:20
今後、そういう傾向は増えていくのだろうなあ、という気がします。残念ながら。
考えてみると、そういうことは、機器の整備にも影響が及んでしまうのですね。…と思うこと自体、サービスに慣れてしまっているのだと、たった今反省しました。
サービスが当然とは思わない方がいいんでしょうね。外国の安い飛行機は凄いところはほんとに凄いらしいので(離陸中に椅子の背中が倒れるとか、外壁に隙間があって機内に霧が発生するとか)。
サービスがお金に左右されず提供され、サービスを受ける方は当然と思わず感謝する。というのが、あらまほしき姿なのでしょうけれども。
投稿: きたきつね | 2010.06.17 21:47