故宮博物院
言いたくはないけど、今日も暑かった。31度。
もともと季節の変わり目には弱く、どうも温度変化についていけないようなのだが、自律神経をやられてぐだぐだである。うう。
台北の故宮博物院も暑かった。
ここで、カメラのシャッターを頼まれたのだが、それが日本の人で「暑いですよねー」と暑さを分かち合ったぐらい。とにかく外にいたくない。
こちらにも書いたように、バスに乗ったのはいいのだが、「士林站」とあったので、地下鉄の士林駅に行くのかと思ったら、これがどうやらバスターミナルのようで、最後には乗客が自分一人になってしまい、どうも「車庫まで」をやってしまったらしく(駐車場みたいなところだったけど)、びっくりした運転手のおっちゃんに「どこへいくんだ?!」と聞かれて事務室みたいなところに連れて行かれ、結局、炎天下をうろうろしてタクシーを拾うはめになり、着くまでにすでにぐったり、着くやいなや、前回行きそびれた三希堂に入ったのだった。
凍頂烏龍茶(120元)と、小龍包(160元)と奶黄包(カスタードまんじゅう 65元)。1元=2.7円ぐらいなので、お手頃な値段なのだが、お味もそれなり。お茶にお湯がついてこないので(茶葉は入っている)、お茶は茶海に注いでしまい、お湯が欲しいときには小姐を呼び止めて入れてきてもらう。
天井が高くて圧迫感がないし、収容人数が多いぶん粘っていても全然目立たないので、しばらく休憩してから、探索開始。
3階の青銅器に熱狂。
漢字のご先祖のような金文と動物意匠に。まぬけで可愛いのよ。くっついている動物が。ディテールが素晴らしい。
館内の写真撮影は不可なので、本の一部。
この虎は、笑っちゃうぐらいかわいかった。
買った本。
2階に本屋ができていて、座り読みもできるし人も少なくてよかったのだが、青銅器の本は重たいのしか見あたらない。それで、レジのお兄ちゃんに、青銅器の本で重たくないのを探してもらった。聞いてみるもんだ。お兄ちゃん、ありがとう。
それにしても、4年前にも思ったのだけれども、団体さんはどうにかならないのかなあ。青銅器の金文をかじりついて読んでいると、後ろから旗を持った団体さんがどどどっと来るのよ。で、ガイドさんが有名な文物の説明をざーっとして、どどどどっといなくなる。10分ぐらいの間に5組ぐらい来た。日本語と韓国語と中国語の組があったのだが、日本語のを聞いていると、そのガイドさんの説明もちょっと?だったり。あんなんじゃ見た気がしないと思うんだけどなあ。ただ「見た」という事実があればいいんだろうか。他人様にあれこれ言うつもりはないのだが、それは、文物にとっても人にとっても、あまり幸せではないような気がする。展示物はとってもいいのに、なかなか落ち着いて見られないんだもの。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
こちらも暑いです。
30度と聞いたら涼しいかも、と思うようになりました…麻痺してますっ。
台湾に行ったら絶対また故宮博物館に行きたいです。
はじめて宝物を面白いと思いました。
団体、すごいですよね…。
午前中は全然団体が居なかったので狙い目だと思いました。
白菜と東ぽー肉が奇跡的に貸切状態になり、かなりじっくり見れましたよ。
展示内容は定期的に入れ替わるみたいですよね。
そんな虎ちゃん居ませんでした、多分。
投稿: Changdai | 2010.08.11 00:13
お返事が遅くなりました。
そちらは暑いでしょうねえ…こちらは内地ほどではないのですが、冷房がないのが辛い暑さでした。
故宮博物院、午前中がねらい目なのですね。午後は、閉館間際までツアーがいました。白菜ととんぽーろーは、前回行ったとき貸切になりました。
展示室は、4年前の改装当時と比べてかなり変わってました。展示物もたくさんありそうなので、入れ替えているんでしょうね。かわいかったです、虎ちゃん。あと、いきなりくっついているセミとか。
投稿: きたきつね | 2010.08.12 21:54