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音楽とお茶の味

 こちらの記事のちょっと続き。
 
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 アルテピアッツァには、コンサートに行ったのでした。

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 告知をすればよかったのだが、イリス四重奏団のコンサート(過去の記事はこちらこちらに)。曲目は、

  亜麻色の髪の乙女(ドビュッシー)
  弦楽四重奏曲ト短調作品10(ドビュッシー)
  ピアノ五重奏曲ト短調作品57(ショスタコーヴィチ)

 例によってとてもエキサイティングな演奏。聴いていると、和音とかパートのコンビネーションが変わるところとか、メロディラインの移り変わりがとてもとても気持ちがよい。
 しかし、自分はどうも記憶がよろしくなく、そのときは「ここがすごい!」と思えるのだが、聴き終わると、よかったことは覚えているのだが、曲に関してはほとんど覚えていないのであった。おそらく、分析能力はある程度あるのだが(仕事で使ってるしね)記憶力はそうでもないのだろうと思う。
 なので、後で別の演奏家のCDを聴いてみたりするのだが、生の演奏とCDは、生の素材と缶詰(まではいかないか、冷凍食品ぐらいか)ぐらい違うので、楽しみは別。まあ、日頃はあまり聴かないショスタコーヴィチも、虚心坦懐に(難しいとか思わず観念的にもならずに)聴くと面白いのであった。意外と仕事のBGMに向いたり。

 唐突だが、これはお茶の味わい方にも共通するように思う。

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 なぜ突然このようなことを書くかというと、ちょっと前に、とても美味いお茶をしこたま飲む機会に恵まれたのだった。
 同席した皆さんはすごくて(「極道である」と言ってもいいぐらい)、お茶の味や香りをちゃんと分析して記憶できるのね。自分は、飲んでいるときにはある程度の分析はできるのだが、うまいことラベリングができないようで、記憶がやはりよろしくない。
 それでもお茶は美味しいんだけど。
 帰ってきて、お茶をちゃんと淹れて飲んで復習をしてみたりしながら、音楽とお茶は似ているかも、と思ったのだった。

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