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2010年11月

「東京日和」

 ちょっと辛い日々が続いているのだが。
 Ustreamで、大貫妙子&坂本龍一のUTAUコンサート生中継をまるごとやっていて驚く。はじめから終わりまで太っ腹すぎ。アンコール(「戦場のメリークリスマス」と「風の道」)でしみじみする。学生の頃好きだったんだよ、大貫妙子。
 ただで流していいのか、と思ったのだが、ついiTuneでアルバムを買ってしまったことです。コンサート最終日は札幌なんだよねえ…ひろげる効果はあるんだな。

 大貫さんつながりで、書いておいた記事を。

 荒木陽子さんは、写真家の荒木経惟さんの奥さまである。90年にガンで亡くなった。エッセイを何冊か出していらして(当然写真はご夫君の荒木さん)、今でも好きだ。いろいろあったようではあるが、とても仲がよかったのだなあ。腹の据わった頭のいい人だと思う。経惟さんは陽子さんの写真をたくさん撮っていて、いかにも美人というタイプではないのだが、撮り方によって、すごみのある顔にも、美人にもかわいらしくも写る方だった。
 『東京日和』は、陽子さんの最後のエッセイ。正確には、絶筆になった3編のエッセイに、荒木経惟さんが撮った陽子さんの写真と、亡くなってから撮った写真を併せて本にしたもの。
 で、この本をもとにした映画があることをこの間知った。

 予告編。

 映像と音楽がとてもいい。音楽は大貫妙子だし。主題曲の編曲は坂本龍一だし。風景の撮り方とか、有楽町や下町の景色もちょっと荒木さんの写真みたい。主人公夫妻が住んでいるバルコニーの広いマンションは、写真で何度も見た荒木さんちのようだ(もしかして本物かと思った)。
 だがしかし。どう考えても荒木さんご夫妻をモデルにしているとしか思えない主人公夫婦は竹中直人(監督もしている)と中山美穂なのだが、どうにもイメージが合わない。名字は変えているのでそのまんまというわけではないのだろうけれども、陽子さんは情緒不安定な不思議ちゃんじゃないし、そんなに危なっかしい関係ではなかったと思うし。二人とも自分を持て余しているようにしか見えなくて、他がいいだけに、よけいに主役2人がひっかかってしょうがない。
 本の『東京日和』のエッセイの最後は、病院から退院して「今夜はカキ鍋にしましょうね!」なんだぞ。映画では、そんな関係にはとても描かれていなかったと思うぞ。あと、チロちゃんはとら猫じゃないし。
 映画を作った人は、『愛情生活』や『愛情旅行』(新書になってたのか)も読んでるはずなのになあ。
 wowowでやっていたのを録画したのだが、2人を見るのが辛くて消してしまった。本当に惜しいことである。

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チャンギ空港の超級市場

 3日お休みしてしまいました。何だか不調です。
 下書きはしてあったのだが。

 下書きをしてあった、チャンギ空港つづき。
 どうしても行こうと思っていたのが、

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 スーパーマーケットだった。
 制限区域外の地下にある。

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 品揃えは割と中華風。
 しかし、リプトンの奶茶がなくてとても残念。

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 店の外にはジャッキーが。
 セグウェイを5ドルで貸してくれるらしい。

 前にも貼ったけど動画が上がっていました。
 こちらにも書いたのだが、香港国際空港にはぜひとも惠康を入れてほしい。羽田と千歳にもスーパーマーケットがほしいぞ。

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Watsonsにて

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 これはチャンギ空港のWatsons(屈臣氏)。看板を見ると、香港、台湾、中国本土、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、トルコ(!)、韓国などに展開しているらしい。
 こちらでちょっと調べてみたら、サイトがあるのは、台湾シンガポール、中国本土、マレーシアなど。香港にリンクがないということは、香港のワトソンズはサイトを持っていないということなのか。なぜ?創業は広州で、そのあと香港に進出したらしいのになあ。【追記】香港のサイト、ありました。こちらです。

 シンガポールのワトソンズで買ったのはこれ。

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 香港でお馴染み保済丸さま。
 疲れがたまっているところで暑いところに旅行に行ってスケジュールがハードだと、疲れが胃に来てものが食べられなくなるらしいということをトルコ行きとインド行き(というか帰りのシンガポール)で学んだ。足つぼマッサージでも必ず「胃!」と言われるのだが、どうも思ったより胃が弱いらしい。
 そんなときの救いの神が保済丸さまだったのだった。知っていればトルコにも持って行ったのになあ。とりあえず、香港で買って常備することにしよう。

 もうひとつ。

20101120watsons3


 こちらで紹介したタイガーバームの肩こり塗り薬(Neck & Shoulder Rub)のストロングバージョン。実は、これ、シンガポールで買ったのだが、なぜか香港では見つけられなかった。少なくとも裕華とマニングスにはなかった。ワトソンズにもなかったような気がする。探し方がわるかったのかなあ。できれば強力バージョンのほうがいいんだよなあ。引き続き探そう。
 
 ワトソンズ、韓国まで来ているなら、日本にも展開してほしいような気がするのだが、旅行の楽しみがなくなるかしら。品揃えが中華じゃないと意味がないのだけれども。

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えらいぞチャンギ空港

 こちらの続き。
 シンガポールのチャンギ空港(サイトはこちら。日本語ページはなくなったらしい)はハブ空港として名高く、行くのが楽しみだった。
 なにがすごいって、乗り換え客に対する配慮である。トランジット客専用のシンガポールフリーツアーまである。トランジットホテルで休む方を選んだので、行かなかったんだけどね。市内までの無料バスもあるし。乗り換え時間別おすすめプランというのもある。

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 これは制限区域内への出発ゲートなのだが、ここでの手続きはとても簡単。セキュリティチェックは搭乗ゲートの手前で行われる(だからお店で液体物を買っても持ち込めないかもしれない)。
 
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 制限区域内はお店もお休みどころもたくさん。

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 コンビニもあるし。

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 マッサージ屋もあるし(徹夜フライト明けで転がり込んで足マッサージをしてもらっているところ)。プールもあるし、ゲームコーナーもフリーでネットが使えるところもある。

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 これは入国ゲートなのだが、広くて笑った。
 一方、新装なった新千歳空港の国際線ターミナル、入国カウンター(特に外国人向け)が足りなくて、飛行機が満員で同時に何本も着くと(そういうことがままあるのよ。台湾便と韓国便同着とか)1時間以上並ぶ羽目になるのだった(案内担当の税関のおじさんが「もう限界です」と疲労困憊していた)。
 成田はねえ、制限区域内のお店がお土産屋と高い店しかないし、国内線への乗り継ぎがあまりにもしょぼすぎる。待合室なんて椅子もなかった(みんな疲れているのに立ちっぱなし)。
 世界のハブ空港を目指すとかいうなら、利用者目線の想像力って大切だと思うんだよね。
 乗り換えるならチャンギ空港にしようと思うもの。

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ビリヤニ風

 ビリヤニとは、インドの炊き込みご飯のようなものであるらしい。どちらかというと北の方か。
 お米が新米シーズンに入ったのだが、まだ古いお米が残っていて、ぱらぱらしているのはカレー向きなんだけど(ちなみに、道産米の新品種「ゆめぴりか」の新米はあまりにもちもちしていてカレー向きではないのであった)、ふと思い立ってビリヤニ風にしてみた。
 例によって、中華鍋でヒングとクミンシードをぱちぱちいわせ、その他唐辛子とクローブも炒め、粗みじん切りの玉ねぎを炒め、にんにくと生姜(多めが吉)を炒め、挽肉を炒める。粗みじんのピーマンも加える。ここでトマト風味をつけるのだが、今回は作りおきのトマトソースが余っていたので投入。例によって、クミン・コリアンダー・ターメリックのパウダーと塩(スパイスと塩は一緒に入れるのがお約束)で味つけ。
 まあ、挽肉のカレーなんだけれども、ここにご飯を投入して混ぜてみたのであった。ビリヤニは、具を炒めてご飯に炒めるのもありらしい。

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 とりあえず、おいしくできました。
 ご飯は2合炊いたのだが、具と合わせると倍増するので、残りは冷凍しておく。お昼とか遅めの晩ご飯に吉。
 肉のカレーにはスタータースパイスにクローブを入れるのだが、シナモンスティックとか工夫してみると風味が変わっておもしろいと思う。

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チャンギ空港のトランジットホテル

 こちらを書いて、3月にトランジットで寄ったシンガポールのことを幾つか書き忘れていたのを思い出した。
 ひとつはチャンギ国際空港のトランジットホテル。
 バンガロールからシンガポールに着いたのが早朝で日本へ発つ飛行機が夜遅かったので十数時間滞在することになり、とてもくたびれていたので、トランジットホテルに転がり込んだのだった。
 チャンギ国際空港のトランジットホテルは各ターミナルにあり、制限区域のゲートから出なくても泊まれる。バストイレ付きのシングルルームが(バストイレ共同の安い部屋もあるらしい)6時間58シンガポールドル、1時間延長するごとに13シンガポールドル。予約して行った(サイトはこちら)。

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 入り口。
 たしか、すぐにチェックインできず、たしか8時からと言われたので、同じフロアのマッサージに行ったと思う。

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 ツインのシングルユース。窓はないけど、寝ることが主目的だから気にしない。7時間だし(延長したの)。

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 テレビとお茶セットつき。
 同じフロアにコンビニもあるので、食べ物を持ち込んでもいいと思う。となりにフードコートもあるけどね。

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 こちらにも書いたのだが、何よりもありがたかったのがお風呂。しばらく浸かってから、ぐうぐう寝ました。平らなベッドで寝ると、やっぱり休まるのだった。

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プーチン首相、新しい飼い犬の名前を国民から募集

 写真に心をわしづかみにされた。
 ロイターのニュース。

 ロシアのプーチン首相が、13日にブルガリアのボリソフ首相から プレゼントされた子犬の名前を、国民から募集している。政府の発表によると、首相のウェブサイト からオスにふさわしい名前を応募できるという。  柔道の黒帯を持ついつもは強面(こわもて)のプーチン首相だが、ブルガリアで生後3カ月の ブルガリアン・シェパードの犬をプレゼントされた際は、嬉しそうに頬ずりずるなど、無類の犬好き という一面も垣間見せていた。

 ブルガリアン・シェパード?

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 かわえええ〜!足ぶっとい。
 ブルガリア首相、趣味がいいぞ。

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 犬好きなのか、プーチン。
 いいなあ、犬の頭に顔くっつけて。
 
 モフスキーという名前でどうだろう。

【2010年12月30日追記】

 12月28日付け朝日新聞によると、名前は「バッフィー」に決まったとのこと。
 なお、このプレゼントは「完全なサプライズ」で「以前から飼っているラブラドルレトリバーのメス犬、コニーがどう反応するかが心配だった」のだが「バッフィーはコニーの耳をかむなど、さっそくやんちゃぶりを発揮しているそうだ」とのこと。記事の写真を見ると、バッフィー、すでにでかい…。

 ちなみに、コニーちゃんはこんな犬らしい。

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 ほんとに犬好きなんだな>プーチン。

【2012年6月27日追記】
 バッフィーちゃんの動画を発見しました。
 かわええええ〜!

【2012年4月12日追記】
 バッフィーちゃん、かわいがられて幸せに暮らしているようです。プーチンと戯れる記事がこちらに。

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はやぶさ君、おつかい成功

 泣いた。
 JAXAのサイトから。

はやぶさカプセル内の微粒子の起源の判明について

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、はやぶさ搭載の帰還カプセルにより持ち帰られた、サンプル収納容器からの微粒子の採集とカタログ化を進めています。
 サンプルキャッチャーA室から特殊形状のヘラで採集された微粒子をSEM(走査型電子顕微鏡)にて観察および分析の上、1,500個程度の微粒子を岩石質と同定いたしました。更に、その分析結果を検討したところ、そのほぼ全てが地球外物質であり、小惑星イトカワ由来であると判断するに至りました。
 採集された微粒子のほとんどは、サイズが10ミクロン以下の極微粒子であるため取扱技術について特別なスキルと技術が必要な状況です。JAXAは、初期分析(より詳細な分析)のために必要な取扱技術と関連装置の準備を進めています。

 はやぶさ君、おつかいうまくいったんだね。おめでとう!!twitterの「はやぶさ帰還ブログ」では、「現在地」が「おつかいできたよ」になっている。帰還してからは「ただいま!」だったんだけどね。
 ああ、ほんとによかったね。川口教授が言っていたけど、500点満点だったね。ひとりで遠くに行って、着陸して、微粒子だけどサンプルをちゃんととって苦労して帰ってきたんだねえ。月より遠いのは人類初だ。えらいねえ。

 今日の動画はこれ。

 NASAの動画(帰ってきたときの記事はこちらに)は、いつ見ても泣けるなあ。

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Secrets of the Lost Empire: Roman Bath

 ほんとは「はやぶさ君のおつかい成功」のことを書きたいのだが(【追記】こちらに書きました)、ちょっと立て込んでいるので、拾いもの。

 Secrets of the Lost Empire: Roman Bath

 たぶんテレビ番組だと思うのだが、おもしろそうすぎる。再現ローマ風呂。関連画像(クリックすると右側に出る)にも色々おもしろそうなものが。
 実は、今『コミックビーム』に連載中の「テルマエ・ロマエ」で、ルシウス技師があんまりおいしそうにラーメンを食べるので、つられてラーメンを食べてしまったのだった。遅いのに。「タンポポ」ではそんなにラーメンは食べたくならないのだが、「南極料理人」とコレは釣られたなあ。

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動物に好かれる話

 読んで笑ってしまった。

  夫が動物に囲まれていました

 動物に好かれる人っているのね。
 動物は好きなのだが、やる気満々なのが災いしてか、期待するほど寄ってきていただけない。猫は運がよければという感じ(指のにおいを嗅ぎにやってきて「お客さん、おかゆいところはありませんか」攻撃をするとうまくいくこともある)。犬はそれよりは打率は高いけど、百発百中というほどでもない。近所に飼い主さん公認でもふもふできる犬が数匹いるぐらい。すれちがって「あらー」と思いながら見ていると寄ってきてくれることもある。いつだったか、東京の商店街で、向こうからにこにこしながらやってきた大型犬(飼い主の姿なし)に、いきなり立ち上がって両肩にぶっとい手(前足)をかけられたことはあったなあ、あれはいったい何だったんだろう。
 上記の記事には動物好きのみなさんが集まっているのだが、特に笑ったのは、カナダの田舎で体育座りでうたた寝していたところ隣に七面鳥が座っていた話と、シンガポールの海岸の駐車場で猫に囲まれた話。
 シンガポールの海岸といえば。

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 3月にインドに行った帰りのシンガポール、どこにも行かないのはくやしいので行ったイースト・コースト・パークで、

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 黒い猫さんに接待していただいた。

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 しばらく足下でくつろいでいかれました。
 その後、日が暮れてからまたばったり会ったのだが、やっぱり、ごろごろくねくねしてくれた。
 黒さん、その節はありがとう。

【おまけ】

 上記の掲示板が発祥らしい「禁句インコ」シリーズ(爆)。「おかあさん」版も好き。

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「My Name is Khan」と「Kambakkht Ishq」日本発売の件

 本日はうちでお籠もり。
 あ、そうだ、アレを注文しようと思って、アマゾンに行ったところ、別のもお勧めされた。
 注文しようと思ったのはインドで見そびれたアレ

 

 なんだか非常に安いうえに、日本語吹き替え版付きだ。しかも、シャールクの吹き替えは、「クリミナル・マインド」でのドアキッカー、デレク・モーガンや、「CSI:」ベガスでホッジスを当てている咲野俊介さんだ!まさかこれが吹き替え付きで日本で発売されるとは(レンタルはすでに出ていたのだが)。それにしても、なんで「ハーン」なんだろ。
(【2013年5月追記】やっとこちらに感想を書きました)

 で、お勧めされたのは、コレ。

 

 「スタローン in ハリウッド・トラブル」って、一見シルベスタ・スタローン主演に見えるでしょ。違うんです。これは「Kambakkht Ishq」というれっきとしたインド映画で、主演はアクシャイ・クマールとカリーナ・カプールなんです。
 でもでも、アマゾンったら、キャストのトップがスタローンで、あとアメリカ人が2人続いて、カリーナ・カプールの名前は最後にあるけど、アクシャイくんの名前は影も形もないではないか。これはいったいどういうことだ(怒)!こうでもしないと売れないのかもしれないけどさ、スタローンの映画だと思った人が見たら怒るんじゃないの(アマゾンのレビューではインド映画を知らなかった人が楽しんでくださったようで何よりだったけど)。スタローンはゲストです、ゲスト。

 予告編。

 ハリウッドのスタントマンであるアクシャイと、スーパーモデルであるカリーナの恋のお話らしい。スタローンがいきなり出てきますが、ゲストですから。

 アメリカが舞台のようだが、歌舞音曲シーンはけっこうインドですな。
 「My Name is Khan」は12月発売で、こちらは既に発売中で在庫が1枚だったので、速攻で注文した(なので、一時的に在庫なしになってると思う>アマゾン)
 前に比べてインド映画のDVDは日本で売られるようになったけど、もっといいのがたくさんあるので、出ればいいのにな、と思う。
 DVDは、買わないと作ってくれないので、とりあえず、買えるものは買うのであった。

 「Kambakht Ishq(スタローン in ハリウッド・トラブル)」の感想はこちらに。

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2010うずしおカルテットコンサートに行ってきました

 こちらに書いた「うずしおカルテット」の札幌コンサートに行ってきました。

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 開演前。
 今回の札幌コンサートは、いろいろあって労音・札幌音鑑の例会として開かれたとのこと。札幌で実現して何よりであったが、できれば、もうちょっと音楽に向いたホールでできるとよかったかなあと思う。本当は今日のアルテピアッツァのコンサートにも行きたかったのだが、16時半まで用事が入っていたうえに、その用事も風邪による体調不良で途中退場してしまい、結局行くことができず、まことに残念であった。
 なぜ残念だったかというと、特に、1曲目の「グレゴリオ聖歌:モンセラートの歌曲集より《おお、輝く聖処女よ》の冒頭の「ちりーん」をアルテで聴きたかったんだよね。モンセラートの歌曲集は14世紀に作られたスペインの巡礼の曲らしい。2曲目のパヴァーヌも16世紀の曲で、この頃からバッハ(18世紀半ばか)ぐらいまでの音楽って、神様に捧げる単純な歌がだんだん音楽になる過程を見ているようで、実は好きなのであった。打楽器が入る世俗的な舞曲もよいなあ。
 今回のコンサートのコンセプトは「3度目の欧州旅行」で、旅行も三度目になると裏道に行きたくなる、というお話が座長(ついバンマスとお呼びしてしまう)の福島さんからあり、主に15世紀ぐらいからのスペインがフィーチャーされていた。二部の「ラ・フォリア三態」も17世紀の舞曲(イベリア半島発祥)で、打楽器(ソロ)、マリンバ+ピアノ、ヴァイオリン+ピアノの3バージョンで聞ける。
 楽器紹介としては、奥山さんからピアノの歴史と構造のお話があったり(スカルラッティ、いいよねえ)、カスタネットのお話が福島さんからあって、おもしろかった。カスタネットってスペイン語の「栗(カスターネ)」から来ているのだそうだ。トルコ語のケスターネと語源は一緒なのだなあ。よく知られている赤と青のカスタネットは教育用に発売されたもので、本来のカスタネットではないとのこと。でも、それも楽器として機能する。そして、スプーンでもおしゃもじでもステンレスの台所用ボールでも楽器になるし(ボールはカルメンで活躍していた。けっこう使い道があるとのこと)、物がなくても身体が楽器になるのであった。
 マリンバの演奏をちゃんと見たのは初めてだったのだが、旋律楽器なのに打楽器で、固さの違うマレット(撥)を使い分けて、片手で2本持って間隔を変えつつ音を違えず弾いていくのがすごいと思った。ちなみに、マリンバは解体して運ぶのだそうだが、鍵盤は木の巻き寿司のよう、部品がむちゃくちゃ重かったりして、解体ショーは見物(みもの)らしい。
 交流会という名の打ち上げに出られて、メンバーの方とお話しする機会があったのはラッキーであった(「きたきつねさん」として認識していただいているのだった。ありがたいことである)。ほんとにいろいろ考えられているのだなあ。やっぱり、こんなクレバーな楽団はないと思う。知識ではなく虚心坦懐に音楽を聴くことは大事だな。
 前回の来道は3年前だと思うのですが、また近いうちに是非いらしてくださいね!あと余談ですが、日フィルが来年の3月18・19日に香港で演奏会とのこと、19日会場のシティホールの3階にある飲茶は高めだけどおいしいので、機会があれば是非おいでください>福島さん、佐々木さん。

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2010うずしおカルテットコンサートのお知らせ

 毎日のように検索が来るので、ためしに検索してみたら、グーグル様でトップに来るのがコレで、二番目がコレだった。どっちもうちのブログの記事じゃん。それも3年前の。
 それでは申し訳ないので、告知です。
 実は、今年は札幌と美唄の2回あるのだった。

【札幌】
日時:2010年11月12日(金)18:30〜
            (開場18:00)
場所:北海道クリスチャンセンター大ホール
     札幌市北区北7条西6丁目
入場料:一般3500円、高校生以下1000円

【美唄】
日時:2010年11月13日(土)17:00〜
            (開場16:30)
場所:アルテピアッツァ美唄
*美唄市民会館(16:00)→JR美唄駅(16:05)→アルテピアッツァの無料バスあり。
入場料:一般2000円、ペアチケット3000円、学生500円

プログラム(予定):
グレゴリオ聖歌、「猫ふんじゃった」の主題による変奏曲、ペルシャの市場、フォリア三態、カルメン・ヒットメドレー、各楽器ソロとトーク
 
 メンバーは、バンマスの福島喜裕さん(パーカッション)、佐々木裕司さん(ヴァイオリン)、奥山幸恵さん(ピアノ)、水谷明子さん(マリンバ)。福島さんと佐々木さんは日フィルのメンバーでうずしおのレギュラーメンバー、奥山さんは北海道でするときはほとんどレギュラーと言っても過言ではない。

 上の記事にも書いたのだが、観客を楽しませるために、ものすごーく頭と心を使っている、とってもクレバーな超プロ集団です。

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 これは4日前の景色なのだが、昨日今日と雨で(特に今日はあられ混じりのざんざん降り)、冬に突入しそうな勢い。
 冬の夜長に音楽を。ご興味のある方は是非。
 【追記】コンサートレポートはこちらに。

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ショウブラ・トリビュート+「少林虎鶴拳」

 wowowをつけてぼーっとしていたら、いきなり耳に馴染んだショウブラのオープニングテーマが聞こえ、しかし、画面はミラマックスで、その後ショウブラのオープニングが現れて「何事?」と思ったら、「キル・ビル」だった。ああ、びっくりした(コレです)。次の日朝早いのに見てしまう。

 予告編。
 最初に見たときには何も思わなかったのだが、ショウブラの教養が多少ついた今になってみると、最後の青葉屋(だったっけ)のシークエンスが実に張徹のようである。階段舐めの構図とか、そこからわらわらと降りてくる刺客とか、いつ陳観泰兄貴が腹に斧を刺したまま「わはははは!」と現れても不思議ではない。「ケイトー・マスク(Kato Mask)」をつけた劉家輝には思わず手を振ってしまう始末。
 タランティーノって本当にショウブラが好きなんだなあ。

 もうひとつ。
 またもや、りえさんに教えていただいた。
 「タマホーム」のコマーシャルがすごいらしいということは、何となく聞いていたのだが、テレビを見る機会があまりなく見そびれていた。それが、なんと香港で話題であるという。

 おなじみ、りんご動画新聞。
 これは、言ってみれば、香港で日本語のCMを作って決め台詞だけを広東語にしたところが、その広東語が日本語ではものすごい放送禁止用語だった、みたいな感じなんだろうなあ。youtubeにあがっているタマホームのコマーシャル動画、残念ながらコメント無効になっているのだが、香港人のコメントが心から見たかった。閲覧がもう10万に届きそうなんだけどなあ、惜しいなあ。(【2010年11月13日追記】コメント欄有効になってました。反応はやっぱり香港人が多いみたい。チラシって「痴那絲」って書くらしい。ちなみに視聴数は14万超えてます)
 とにかく、香港では、決して「チラシ」と言わないようにしようと思う(詳しくはりえさんの記事をご覧ください)。
 このCMを作った人はショウブラ好きなんだろうか。

 白眉道人が出てくる「少林虎鶴拳(洪熙官)」が見たくなったので、帰ってDVDをかける。
 いやあ、いつ見てもすごいオープニングだ(動画はこちら)。少林寺を焼き討ちした羅烈演じる白眉道人と、少林寺を守ろうとする李海生師父が戦うんだけど、一部に名高いであろう白眉道人の技が凄すぎる。なんでソコに足が吸い付いてしまって後ずさりなんですか。効果音もどうかと思うし。「はーっ」と息を吐くところでいつも笑ってしまう。
 主役は陳観泰兄貴演じる洪熙官(いや汪禹なのか、最終的には)。相変わらずの頼れる兄貴ぶりである上に、新婚さんでラブラブでその後一児の父である。しかも、その息子は「大きくなりたい」といった次の瞬間に大人になっている。汪禹かわいいぞ。しかし、もっとかわいいのはお裁縫をする兄貴だ。当然、功夫も堪能できる。
 これは張徹ではないなあ。監督は劉家良なんだけど、明るいよな、作風が。劉家輝が出てきてすぐ死んでしまうのは残念だけど。
 「洪熙官」で検索してみたところ、同じタイトルで、リンチェイ主演版とドニーさん主演版(TVBの連続ドラマらしい)があることを知る。中国の動画サイト、一時は日本から見られなかったと思うのだが、また見られるようになったのか。

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佐野洋子さん死す

 佐野洋子さんが亡くなった。
 11月5日に乳がんで。享年72歳。
 知ったのが、遅まきながら今日の通勤中にネットでニュースを見てのこと。地下鉄の車中だったので心の中で泣いた。

 おそらく『100万回生きたねこ』で有名だとは思うのだが、エッセイがとても好きだった。
 昔の『本の雑誌』で、群ようこさん(当時本の雑誌社の事務だったと思う)と並んで「ダブルようこ」として連載を持っていたころからずっと読んでいた。エッセイ集はたぶんほとんど全部持っていると思う。
 中国で生まれて、終戦は中国で、お母さんはやってきたソ連兵に向かって子供をずらりと並べて泣いて見せて危機を逃れ(その間お父さんはのんきにふらふらしていたらしい)、なんとか引き揚げてきたものの身体の弱かったお兄さんは早くに亡くなり、という生い立ちの話は何度も読んだし、その後のいろいろな話も何度も何度も読んだ。一見ぶっきらぼうな語り口だったけど、人の弱いところ変なところにとても暖かい人だったと思う。
 離婚しちゃったけど谷川俊太郎(呼び捨て)と結婚していたこともあって、そのときにはさすが谷川俊太郎、見る目があると思った。そのときの苦労が『クク氏の結婚、キキ夫人の幸福』に反映されていたような気がする。なんとなく。(【けっこう検索がくるので追記】『ぼくはこうやって詩を書いてきた 』の年譜によると、1990年に結婚して1996年に離婚したようです。谷川俊太郎はけっこうダメージが大きかったみたい)
 特に好きだったのはコレ。

  

 
 「だってラブ・イズ・ザ・ベストと思っていましたもの」という表題エッセイのおばさま、デパートの白い女、だれもいない温泉付き別荘に住んじゃった芸術家など、出てきた人々は隣の人のように覚えている。
 今、アマゾンで見たら、著作リストのほとんどは在庫がなくて取り寄せ待ちなのね。中古はあるけど。

 佐野さん、どうぞゆっくりお休みください。今まで本当にありがとうございました。

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「中華丈夫(少林寺vs忍者)」

 書類書きが一つ終わったのだが、10日後にもうひとつ締切があり、しかしなに一つやっていない。おまけに明後日は演奏会の本番だ。
 しかし、今日はもう疲れたので、弦を張り替えながら映画だ。こんなときはショウブラである!
 まず「少林子弟」を見たのだが、人が死ぬのより笑える方がいいので、次はコレにしてみました。

 実は、キングレコードのショウブラシリーズで一番最初にDVDを買ったのがコレ。何度も出てくる「香港映画のすべて」で、最も「なんじゃこりゃ!」と思ったんだもん。
 監督:劉家良、主演:劉家輝。なぜか、劉家良は「ラウ・カーリョン(広東語読み)」で、劉家輝は「リュウ・チャーフィー(普通語読み)」なんだよな。初登場の経緯かしら。
 この映画の劉家輝は坊主頭でも弁髪でもなく、ざんぎり頭です。珍しい。前半はほとんど洋装だ。お屋敷住まいのせい?奥さんの弓子さんは最初は和装(後半は中国服)。戦いのシーンとか最後の方は劉家輝も中国服。

 なんで、「なんじゃこりゃ!」と思ったかというと、武術の達人の日本娘と結婚した劉家輝が、中国武術と日本武術どちらが優れているかで夫婦げんかとなり、そのファイトシーンが珍妙だったから。まず、食卓でファイトしちゃうんですから。箸で。その後、日中飛び道具勝負となり、戦いはだんだんエスカレート。劉家輝が道場(お師匠様はユエン・シャオティエン師父だ)に行っている隙に弓子さんは日本に帰ってしまう。そこで、入れ知恵をされた劉家輝は挑戦状を送りつけるのですね。それを見て日本武術への挑戦と受け取った倉田保昭先生(忍術の達人)はじめ8人の名人が中国に渡り、劉家輝と対決するのであった。
 劉家輝が8人の名人といろいろな技で対決し、空手名人との勝負では酔っ払いから酔拳を学んだりして、多彩に戦うのが見せ場である。一番の見せ場はもちろん倉田先生との対決だ。
 残酷じゃないし、笑えます。誰も死なない。
 しかし、今見直すと、結婚式で「結婚式で白なんて」とか「ひざまづかないなんて」とか花嫁も気の毒である。白無垢じゃひざまづけませんて。なんというか異文化衝突もので、中国武術の方が優雅だとか女は脚を上げるなとか(ばくちに大負けするらしい)ことあるごとに言われちゃあ、ねえ。結局中国武術が勝つんだけどさ。日本人が礼儀正しく描かれているのはよかったな。最後はわかりあえて大団円なのだが、弓子さんは既にどこかに行っちゃって、男の世界になっている。
 中国語タイトルは「中国の夫」だけど、英語タイトルは「東の英雄たち(複数形)」ということは八大名人も主役扱いなのかな。

 予告編。
 日本の「八大名人」がフィーチャーされてますな。
 まあ、「夫婦げんかは犬も喰わない」という話なんですけどね。それにしても、中国に戻るといきなり従順になっているとはどういうことだ>弓子さん。
 弓子さん役の人は「水野結花」という人らしいのだが、何度見ても(見たんです)日本語吹き替えが変。倉田先生や八名信夫(槍の名人)の日本語は自然なのになあ。

 でも、ああ、やっぱりショウブラはいいわあ。

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煮込みハンバーグとブロッコリの梅わさびマヨネーズ

 明日がお休みなのがとっても嬉しい。
 することはあるんだけどね。

 昨日の続きなのだが、ミートソースブームはしばらく続いた。さすがにちょっと目先を変えようと、この間の週末は、トマトソースと、

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 煮込みハンバーグ。つけあわせは小松菜のバタ炒め。
 実は材料はミートソースとほとんど同じ。

 こんなのも作った。

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 ゆでたブロッコリに、梅干しを叩いたのとわさびと少しみりんとお醤油を入れたマヨネーズをかけたもの。
 実はどちらもネタ元はこちら。

 

 よしながふみさんの『きのう何たべた?』4巻。モーニングに月1回の連載なので、コミックスが出るのは年1回、毎年今ごろなのだった。相変わらずよくできていて、しかも実用的。いっしょに食べるということは人間関係の現れなのだなあ。

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香港のミートソース焼き

 とにかく栄養をつけなければならないので、週末におかずの作りおきをするのだが、カレーに代わり、さいきんのブームはミートソースとトマトソース。圧力鍋で簡単に作れるのを知ったこともあるのだが、理由はコレ。

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 香港の茶餐廳には必ずあるといっても過言ではない「(火局)肉醤意粉(スパゲティーのミートソースかけ天火焼き)」である。

 これが、意外なことに(実はあまり期待してなかったのだが)ちゃんと真面目に作ったミートソースだったのよ。おいしかったの。
 しかし、量があまりにも多くて、無念にも半分しか食べられなかったのだった。あれは女子なら2人分だと思う。それが今でも残っていて、ミートソースを作ってしまうのだなあ。真面目に作ったミートソースは美味しいもんね。あとでカレーにもできると思うのだが、その前にトーストにのっけたり野菜にのっけて焼いたりしてなくなってしまうのだった。
 
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 食べたのは、ほとんど満席の翠華餐廳(白加士街)。openriceの記事はこちらこちらのメニューは尖沙咀店のもので、佐敦店とあまり変わらないのだが、なんで佐敦店のメニューは載せないかなあ。
 翠華餐廳の店員さんのエプロンには「〜味は変わらない(前半忘れた)」という謎の日本語が書いてあるのだが(【追記】思いだした「時代が変わっても味は変わらない」だ。正しくは「時代は変わっても」だね)、メニュー右下の「長時間煮る魚ゼラスープ」も謎である。最高なのは何と言っても「骨の海南のニワトリのご飯がない」だけど。

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