ショウブラ・トリビュート+「少林虎鶴拳」
wowowをつけてぼーっとしていたら、いきなり耳に馴染んだショウブラのオープニングテーマが聞こえ、しかし、画面はミラマックスで、その後ショウブラのオープニングが現れて「何事?」と思ったら、「キル・ビル」だった。ああ、びっくりした(コレです)。次の日朝早いのに見てしまう。
予告編。
最初に見たときには何も思わなかったのだが、ショウブラの教養が多少ついた今になってみると、最後の青葉屋(だったっけ)のシークエンスが実に張徹のようである。階段舐めの構図とか、そこからわらわらと降りてくる刺客とか、いつ陳観泰兄貴が腹に斧を刺したまま「わはははは!」と現れても不思議ではない。「ケイトー・マスク(Kato Mask)」をつけた劉家輝には思わず手を振ってしまう始末。
タランティーノって本当にショウブラが好きなんだなあ。
もうひとつ。
またもや、りえさんに教えていただいた。
「タマホーム」のコマーシャルがすごいらしいということは、何となく聞いていたのだが、テレビを見る機会があまりなく見そびれていた。それが、なんと香港で話題であるという。
おなじみ、りんご動画新聞。
これは、言ってみれば、香港で日本語のCMを作って決め台詞だけを広東語にしたところが、その広東語が日本語ではものすごい放送禁止用語だった、みたいな感じなんだろうなあ。youtubeにあがっているタマホームのコマーシャル動画、残念ながらコメント無効になっているのだが、香港人のコメントが心から見たかった。閲覧がもう10万に届きそうなんだけどなあ、惜しいなあ。(【2010年11月13日追記】コメント欄有効になってました。反応はやっぱり香港人が多いみたい。チラシって「痴那絲」って書くらしい。ちなみに視聴数は14万超えてます)
とにかく、香港では、決して「チラシ」と言わないようにしようと思う(詳しくはりえさんの記事をご覧ください)。
このCMを作った人はショウブラ好きなんだろうか。
白眉道人が出てくる「少林虎鶴拳(洪熙官)」が見たくなったので、帰ってDVDをかける。
いやあ、いつ見てもすごいオープニングだ(動画はこちら)。少林寺を焼き討ちした羅烈演じる白眉道人と、少林寺を守ろうとする李海生師父が戦うんだけど、一部に名高いであろう白眉道人の技が凄すぎる。なんでソコに足が吸い付いてしまって後ずさりなんですか。効果音もどうかと思うし。「はーっ」と息を吐くところでいつも笑ってしまう。
主役は陳観泰兄貴演じる洪熙官(いや汪禹なのか、最終的には)。相変わらずの頼れる兄貴ぶりである上に、新婚さんでラブラブでその後一児の父である。しかも、その息子は「大きくなりたい」といった次の瞬間に大人になっている。汪禹かわいいぞ。しかし、もっとかわいいのはお裁縫をする兄貴だ。当然、功夫も堪能できる。
これは張徹ではないなあ。監督は劉家良なんだけど、明るいよな、作風が。劉家輝が出てきてすぐ死んでしまうのは残念だけど。
「洪熙官」で検索してみたところ、同じタイトルで、リンチェイ主演版とドニーさん主演版(TVBの連続ドラマらしい)があることを知る。中国の動画サイト、一時は日本から見られなかったと思うのだが、また見られるようになったのか。
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コメント
キムタクのCM
狙ったんでしょうか?(笑)
最後の決めゼリフがたとえばスペイン語か何かの
禁止用語だった、ということなら話はわかるけど、
よりによって、広東語だけ流れて、最後の日本語が広東語の禁止用語。
私のブログで紹介いたしました。
ありがとうございます。
勝手に紹介してすみません……。
投稿: くろけん(学芸員Kあらため) | 2010.11.13 13:49
くろけんさん
いえいえ、これはりえさんからいただいたネタですので(私が言うのもなんですが)どんどん紹介してください。
あのCM、狙ったんだとしたらすごいですね。作った人がショウブラ好きなのは確定だと思うんですが。
しかし、香港でつい言っちゃいそうですね「あ、チラシ配ってる〜」とか。気をつけよう…。
投稿: きたきつね | 2010.11.14 00:32