【とりいそぎ】10秋おとんの鉄観音〈心の隊員〉大募集
いやいや。
明朝は出張で8:30の飛行機に乗らなければならないのだが、仕事がらみのお食事で飲酒して先ほど帰宅、ちょっとお仕事、実は、来週前半の締切がちょっと大変なことになっている本日。
この秋から冬はいろいろと大変だったのだが、先日「しまったー!」と思ったことがあった。
なんと、愛子さんの「心の隊員」に志願するのを、告知があったときにしたつもりで、まるっと忘れていたのだった。なんてこった!
30日(明後日というか明日)までなら、1回目の締切に間に合うと言うことで、あわててメール。いつもしている、こちらのブログでのお知らせもしていなかったのだ。ああ。
ちょっと酔っ払っているのだが、書く。
愛子さんの2010年の秋の鉄観音については、以下のリンクをご覧ください。
現時点での最新記事である追加募集については→こちら
隊員募集については→こちら
「心の隊員セット」については→こちら
2010年秋の鉄観音「心の隊員セット」のご案内には、愛子さんの情熱のこもったお茶の紹介がついている。読んで、ちょっと泣けた。
なぜなら、2007年以降、中国のお茶を巡る状況は大きく変わり、それに伴っていろいろなことが変わったから。経済発展に伴って、丁寧に作ったお茶よりとにかく高く売れるお茶がもてはやされるようになり、丁寧な昔ながらの仕事を続けられる環境がどんどんなくなり、お茶を作る手足となる工人の人手が足りなくなり労働力の質も量も状況は悪くなる一方。中国で売られているお茶の質は下がっているのだろうなあと思う。
一方、祥華のおとんと愛子さんは、そんな中で、すごいお茶を作り続けている。いや、「凄いお茶」というのは最適な形容ではないと思うのだが、何というのか、精進に精進を重ね、どんどん高みにかけあがっている(「翔ける」という漢字を使いたい)感じ。
毎年、愛子さんからお茶を分けていただいているのだが、ほぼ間違いなく、中国のどんな偉いさんより大金持ちよりいいお茶を飲んでいるという確信がある。
「祥華の鉄観音が生き延びているのは、おとんと愛子さんの情熱の賜である。「心の隊員」もそれに貢献しているのだと思う(自分もその一員なので、あまり口幅ったいことは書けないのだが)。そして、それは、商業ベースには乗りようのない活動なのだと思う。支えているのは、金銭とかビジネスとはおよそかけ離れた(たぶんビジネスになったら消えてしまう)愛と情熱だから。」…というのは、こちらに書いた記事(愛子さんとおとんのお茶について書いた記事のリンクがありますので、ご興味があれば見てみてください)の再録なのだが、その気持ちは変わらない。
しかし、心の隊員は少なくなっているのである。昨今の日本の経済事情もあるし、中国の経済事情でお茶の価格が上がっているということもあると思う。愛子さんが毎年春に現地に行って作っていた手炒り龍井茶はもう飲めない。もしかすると手炒り龍井茶は地球上から消滅したかもしれない。碧羅春も来年はどうなるかわからない。そして、このままでは、おとんの鉄観音もあぶない。
年々状況が悪くなっていく一方で、愛子さんとおとんのお茶はどんどん高みに飛翔しているのに、飲み手が減ってしまい、飲めなくなってしまうかもしれない。
ある意味、愛子さんとおとんのお茶がすごくなりすぎて手が届きにくいと感じられてしまうところもあるのか、という気もするのよ。でも、興味がある方は飲んでみてほしいと強く思う。日常的にがぶがぶお茶じゃなく、むしろワインみたいな嗜好品としてのお茶。
こちらにも書いたのだが、このお茶は高くないのよ。
7gのお茶を淹れると、量的にはワイン3本分に匹敵する(ので、時間をかけて飲む。冬場なら3日ぐらい大事に飲んでる)(【追記】「日本酒1升に匹敵する」ほうが適切だと思う)。値段に換算すると、もんのすごくいいお茶でも安いワインとそれほど変わらない(【追記】いい日本酒1升と比べるとさらにリーズナブル、というか安すぎ)。味と香りに陶然となり、酒と違って頭は冴え、血の巡りがよくなり具合が悪かったのがどこかにいっちゃう。効能を言い立てるつもりはないけど、おとんのお茶は薬だ。
興味があったら、是非経験してほしい。
これはお正月に飲んだときの写真。
かわいくない骨董の兎茶杯をフィーチャーしてみた。
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