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「水戸黄門」(1960年版)

 今日は午前はお休み。

 親族が入院中で、「先生のお話を聞く」という場面があって同席したのだが、なんと「お孫様ですか?」と言われる。「孫」に「様」をつけるのかい!ということではなく、思いっきり1世代ずれてます。そんなに子供っぽく見えるのかと(あいづちを打っているだけだったんだけどさ)、嬉しいどころかかえって反省しつつ内心爆笑。まあ、事態は心配したよりよかったので、後で笑い話にしよう。
 それにしても、そのときの心情は「ええい、この白髪が目に入らぬか!」というような感じだった。

 帰るとぐったり疲れているので、気晴らしが必要な状態。帰って録画を見る。wowowでやっていた1960年版の「水戸黄門」である。黄門様は月形龍之介。東映オールスター映画らしい。
 なかなか面白いので繰り返し見る。
 1960年版は何が違うかというと、まず「この紋所が目に入らぬか」がない。左卜全が初めのほうで「黄門様じゃないか」というのだが、黄門様は「水戸の網元の隠居と名乗っていたが、実は水戸の目明かし」と再度身分を偽装し、庶民の間ではそれで通ってしまう。
 それから、出てくる人の顔が立派。現代の映画ではこんな顔は出てこないよなあ、特に片岡千恵蔵と市川右太衛門、立派すぎて最初は見分けがつかない。
 さらに、台詞回しがはやい。ときどき聞き取れない。ことばづかいも難しいので、若者はついていけないのじゃないかなあ。とりわけ速かったのが、火消しの頭を演じた中村錦之介だった。おかげで見直すことに。
 あとは、バックが立派。街並みとか美術とか、ほんとに江戸時代という感じ。役者の皆さんの衣装も似合っている。最近の時代劇には長袴って出てこないよなあ。ああやってさばくのか。長袴をさばいて正座するのが、燕尾服をさばいて座るオーケストラの人みたいだった。
 で、雰囲気がなんとなく昔のショウブラあたりの香港映画の感じ。たしか東映映画って香港映画に影響を与えたと聞いたことがあるような気がする。最後の爆発シーンは「CSI:マイアミ」みたいだった。

 予告編があった。

 ハワイの方がアップしたらしい。
 「Lord Mito」はニューヨークでも放映された(されている?)らしい。「great series」とのコメントが。そうでしょうとも。

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コメント

はやくよくなるといいですね。

ほっとすると、どっと疲れが押し寄せるでしょうから…きたきつねさんもお気をつけくださいませ。

お孫さんですか!
私ならにんまりしちゃいますね。
見た目の若さも欲しいけど、やっぱり健康が一番ですね(ばばくさい)。

投稿: Changdai | 2011.02.09 21:20

ありがとうございます。
若く見られるのはいいんですが、そりゃちょっといくらなんでも鯖の読み過ぎだろうと、いささか複雑です。
お互いに、健康には気をつけましょうね。

投稿: きたきつね | 2011.02.09 22:29

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