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「イップ・マン(葉問2日本語字幕版)」

 ついに 「イップ・マン(葉問2日本語字幕版)」が札幌にやってきた。職場の引っ越し準備も一段落したので、走って見に行った。こんなご時世ではあるが、被災地でもないのに経済活動を自粛してどうする。
 エレベーターを降りると。

20110324cinema

 「春のドニーまつり」。
 ディノスシネマズ札幌劇場では、ドニーさんの映画を続けて上映してくれるのである。なんと3月26日からは1週間だけではあるが「イップ・マン序章(葉問1日本語字幕版)」も!同系列の白石のディノスでも香港映画をけっこう上映してくれていたのだが、もしかして担当さんは同じ方だろうか。ありがとうございます。「夏のドニーまつり」とかもあると嬉しいです。
 さて、「葉問2」はDVDで何回も見ているのだが(記事はこちらに)、スクリーンで見るのは初めて。しかも日本語字幕版だ。カウンターに「フィルムの途中に傷が入っている」旨のお詫びが入っていたのだが、晴れて日本公開ができて日本中を回ったフィルムが来ていると思えば、感無量で無問題というものである。

 日本版予告編。

 スクリーンで見ると、師父が住む屋上とか「円卓の戦い」がある得男茶楼とか、美術がやっぱり美しい。戦いのシーンも迫力。日本語字幕のおかげで映像に集中できて、最後はやっぱり目頭が熱くなる。
 なんたって主題は香港映画の王道「誇りを取り戻す」だもんなあ。「葉問1」よりはっきりと。特に、サモハンが異種格闘技に敗れて後の香港人の団結ぶりときたら。ケント・チェンは前作でいえば林家棟に当たる役どころなんだろう。いや家棟もうまかったけど新聞社での豹変ぶりは笑った。また、主要キャストの西洋人は前作の日本人にも増してそろいもそろって品性が欠けていて、「葉問1」の池内博之のほうがまだましだったような気がする。
 しかし、帰ってから香港版DVDの特典ディスクを見たら、主要キャストのインタビューがあってボクサーのツイスター役の人も話していたのだが、しごくまっとうな人で(当たり前か)、ハリウッドと比べて香港映画の水準が高く迷わず出演を決めたこと、撮影の合間にリングでサモ・ハンと「燃えよドラゴンごっこ」(冒頭サモ・ハンとブルース・リーが戦うあのシーン)をして楽しかったことなど話していた。サモ・ハンのことをちゃんと「タイコー(大兄貴)」と呼んでて偉いぞ。演技うまいのね。
 それにしても、ツイスターといい、葉問師父の弟子といいサモ・ハンの弟子といい、脳みそまで筋肉か君たちは!と思ったのだが、その中で葉問師父の穏やかさとか真の強さが際立つのだろうなあ。にしても、稽古代はちゃんともらったほうがいいぞ師父。太太の苦労を見るにつけ「男って…」と思ったぞ。弟子もちゃんと払いなさい。
 あと、スクリーンで見てよかったのは細かいところが見えるところで、師父たちが拘留された警察署って「尖沙咀警署」なのね。ということは、舞台は九龍側で、あの魚市場は佐敦あたりだったのだろうか(追記:DVDを見直したら「官涌魚市場」と書いてあった。あそこか!)、とか、師父はどのあたりに住んでいたんだろう、とか膨らむ想像。50年代の香港の街並みもスクリーンで見ると一際よかったねえ。
 あと、よく見るとこれは「お茶映画」であって、「円卓の戦い」の得男茶楼はもちろん、サモ・ハンが仕事をしている部屋もよく見ると茶缶が並んでいてテーブルもしつらえてあって茶館のようで、他の場面でも蓋碗でお茶を飲んでいるシーンがけっこうあるし、葉問師父はガラスのコップに茶葉を入れて竹で覆われた魔法瓶からお湯を注し注し飲んでるし(その後引っ越した先では魔法瓶にお茶が入ってたように見えた)。これは家で中国茶を飲みつつDVDを見るのも楽しかろう。

 ともあれ、3月26日〜4月1日までの1週間は札幌でも「イップ・マン序章(葉問1日本語字幕版)」が見られるのでディノスシネマズ札幌劇場にゴー!である。

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「イップ・マン 葉問」★★★★★ ドニー・イェン、サモ・ハン・キンポー、ホァン・シャオミン出演 ウィルソン・イップ監督、109分、2011年1月22日公開 2010,香港,フェイス・トゥ・フェイス (原作:原題:葉問2 )                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← カンフー好きなら映画館で見ないと損する、 是非大画面の劇場へ! 公式HP←公開劇場はココでチェック 「日中戦争後の1949年... [続きを読む]

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