獅子山下
今日も日中、薬の副作用で眠いのを必死に我慢したのだが、結局夕方3時間寝てしまった。「あなた疲れに鈍いから(『動物のお医者さん』の菱沼さんか?わしは、と思う)、すごく疲れてるから、休んだら絶対治るから!」と先生に言われたのだが、それにしても休みすぎじゃないか>自分。
ともあれ、香港話の続き。
土瓜湾から觀塘に行く途中のマンションの垂れ幕に「獅子山下に住む」というのがあって、へえ、と思っていたら、
九龍城とか觀塘のあたりからはほんとに見えるのね。
見えるとついつい心の中で歌ってしまう。
今日とどいた「葉問2」のブルーレイ(「葉問1」も買った。ちなみにアマゾンでは売り切れ中、ツインパックはアジアアクション部門で1位だ!)でも、ドニーさんが住んでいる屋上の「雲得」の字の向こうに獅子山が見えるんだよね。
いちばん好きなバージョン。泣ける。
歌詞を覚えるなら、これかなあ。
ちょっと調が変わるんだけどね。
ちなみに、白宮冰室の奥の部屋では、「復仇」では秋生さんや家棟や林雪がテレビを見ていたけど実際はテレビがなくて、なぜかずーっと「獅子山下」がかかっていた。
耳コピで適当に歌ってしまうので、いつかちゃんと歌えるようになりたいと思う。
ところで、昨日は6月4日。あの日から22年経った。日本の新聞にもちょっと出ていたし、いつもお世話になっているりえさんの記事に詳しいのだが、今年も香港のビクトリア公園には15万人が集まった。「歴史を振り返り、現状を見つめ、未来を思い、犠牲になられた方々を追悼し、現在苦しんでいる方々に心を寄せる」というのはりえさんの書かれたことをお借りしたのだが、日本でもそれは今ほんとうに必要なことだと思う。国を根底から損なっているあの人たちに対して、我々は声を上げなければならないと思う。
心の中で、また「獅子山下」を歌った。
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コメント
この角度から見る獅子山は本当に獅子で、香港は本当に獅子山下で、わたしたちはみんな獅子山のふもとで出会った、のですよね。
抜粋してくださった部分、母国にも思いを馳せながら(事情は全然違うのですが)書きました。きたきつねさんが察してくださって嬉しいです!
投稿: りえ | 2011.06.07 03:50
お返事が遅くなりました。
ほんとうに、「わたしたちはみんな獅子山のふもとで出会った」なあと思います。ああ、いい歌詞だ。
あの部分、やっぱりそうだったのですね。なんだかもう、いろいろなことがありすぎて、これからどうなっていくのだろうと思いますが、とにかくできるかぎりのことはやらなければ、と。
その意味で、香港の皆さんは心の支えです。いろいろなことに立ち向かっていく姿勢が特に。
投稿: きたきつね | 2011.06.09 23:34