長万部のまんべくん
「長万部」と書いて「おしゃまんべ」と読む。北海道の噴火湾入り口にあり、札幌から日本海周りで来たJRと太平洋周りで来たJRの合流地点で、古くから交通の要衝ではあったのだが、名物駅弁の「かにめし」(ただしカニは既に獲れない)以外はあまり目立たない町であった。
のだが、長万部のゆるキャラ「まんべくん」が人気急上昇というニュース(j-castニュースより)。
自由奔放に毒舌まき散らす 長万部「まんべくん」人気急上昇日本全国に「ゆるキャラ」が乱立するなか、ツイッター上で異様な存在感を見せているのが、北海道長万部町の「まんべくん」(@manbe_kun)だ。長万部町の人口は約6000人だが、まんべくんの読者(フォロワー数)は、その7倍以上の4万5000人に達する。
本来、自分がPRするはずの長万部について「漢字も読めなくてイメージすらされてない」とけなしたり、2ちゃんねらーに対して「全力で来いよ!」と煽ってみせるなど、自由奔放な発言が人気を集めている。
まんべくんは、03年に町の130周年記念事業の企画で、公募で「準入選キャラクター」として誕生。頭が町花の「あやめ」、耳がホタテ、手と胴体が特産品のカニで出来ている。7歳の男の子という設定だ。
(中略)
長万部町役場の総務課企画グループによると、ツイッターの運営は外部の会社がボランティアで行っているといい、
「ああいう、他のキャラクターにはない感じが、まんべくんの良さ。あまりにもひどい場合は注意しますが、基本的には片目をつぶって見守っています」
と、多少の脱線や毒舌は大目に見る方針だ。
また、6月17日未明には
「NHK教育『天才てれびくん』長万部生放送ッ!織田裕二のマネする山本高広が長万部にクルーーーーッ!」と、6月23日のテレビ番組出演が決まったことを報告。
「まんべくんの夢ひとつ叶ったあああああーーーーッ!」
「公共の電波を使って国民1人残らず洗脳するッ!」
と、独特の意気込みを見せている。
実は、私、数日前にニュースになるまで「まんべくん」の存在を知らなかった。概要はtwitter経由のまとめサイトで知ったのだが、
長万部町長ノリよすぎ。まんべくん大きすぎ。しかも凶暴そうだし目がいっちゃってるし。太っ腹だな、長万部町。
前にも書いたことがあるのだが、わが郷土には「たら丸」というゆるキャラがいて、たしか「ゆるキャラ選手権」でいい線いったことがあるのだが、
うーむ、勝てる気がしない。たら丸はせいぜい「手に(わが郷土が国内発祥である)アスパラを持っている」ぐらいだもんなあ。「都合の良いことしか聞こえない耳(しかもホタテ)」ときてはなあ。腹筋割れてるし。
中の人はいったいどこの人なのか、長万部の人なのか町外の人なのかが気になっていたのだが、この方らしい。長万部の人だったのか。すげえ。
ならば(というのも変だけど)、どんどん長万部をひいては北海道を盛り上げていただきたい。たら丸もがんばれ。
函館のイカール星人もがんばっているようだし。
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コメント
まんべくん、私もフォローしています。
あの、媚びない感じがいいんですよね。
確かにたまに「やりすぎ」を感じることはありますが、なかなかうまいな~と思います。
運営までのエピソードなどは知りませんでした。
この佐藤さんて、なかなかの青年なのですねえ!
投稿: mamako | 2011.06.19 20:00
お返事が遅くなりました。
まんべくん、フォローするとタイムラインが流れるのが速くなってしまうのが悩ましいところです。
しかし、応対を見ていると、中の人すごい!と思います。
たら丸にもがんばってほしいのですが。
投稿: きたきつね | 2011.06.23 22:52