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2011年7月

「我愛香港 開心萬歲」

 突如として「香港に行きたい」気持ちが湧きあがった。ならば、見るのはコレだろう。前にも見たいと書いたのだが、DVDを買ってきて、まだ見ていなかったのだった。
 エリック・ツァンとっつぁんがお父さんに捧げた旧正月映画である。タイトルからして「我愛香港」ですからね、香港満載であることは疑う余地がない。

 予告編。

 冒頭、懐かしのテーマミュージックが響き渡るとともにショウブラザーズのマークが登場。続いてニュースでおなじみ「♪ちゃーちゃちゃーん、ちゃーちゃちゃちゃーん♪」の音楽とともにTVBのマークが。制作に入っているのか。テレビに流れる画像やスタジオなど、TVBの全面協力と見た。
 アメリカの不況のあおり(リーマンショックかな)で工場が倒産した梁家輝が、家族5人で父親の住む団地に転がり込む話。妻はサンドラ・ン、息子は警察官、娘はコスプレモデルをしたりしている。旧正月映画だけあって、綺羅星のごとく群星が出ていて、梁家輝のお父さんはフォン・ツイフォン、団地にはホイ・シウフォンとかミウ・キウワイとかいろいろな人が住んでいる。林雪も住んでいる(美味しい役だ)。アニタ・ユンが久々に見られて嬉しかった。
 ファーストシーンは獅子山のアップ。これだけで制作側の意気込みが伺えるというものである。おそらく、冒頭から香港らしいものを詰め込もうとしていると思うのだが、メイドさんのコスプレで歩行者天国で撮影会というのは香港らしいのだろうか。ケロロ軍曹と綾波レイのコスプレもあった。
 てんこもりのお巡りさんが小販の取り締まりをする(小販の主は午馬!)のは香港らしい。街市もふんだんに出てくる。しかし、なんたって主役は団地。彩虹あたりかなあ。
 映画のパロディもあって、最も笑ったのは林雪登場直後の「鎗火(ミッション 非情の掟)」の紙くずサッカーシーンだった。あそこはやっぱり屈指の名場面なんだなあ。一瞬出てくるマギー・シュウもトー先生風味だった。エンドクレジットには「インセプション」のパロディーシーンもある。団地って、政府筋による住人のチェックがあるらしいのだが(一人暮らしなのにたくさん住んでいないかとか)、その撃退方法(ホラー映画風味)にも笑った。
 最後の山場は、ああやっぱりの重建問題で、もうどうなることかと思うけど、旧正月映画なので大変なことにはならない。主役は梁家輝だと思うけど、監督のエリック・ツァン大哥が結局いいところをさらっているような。中秋節には奇華の月餅配っていたし(エリック・ツァンは奇華のイメージキャラクターなのだった。写真はこちらに)。
 最後は「友達っていいな」というミュージカルシーンで終わり、締めは「恭喜發財」。期待通り香港満載なので里心がついたときにいいと思う。
 梁家輝とエリック・ツァンが波蘿油をしばいていた茶餐廳に行ってみたいのだが、どこだろう。「鳴謝」には「成發餐廳餅店」が出てくるのだが、openriceで「成發」を検索すると18件上水の成發餅家はパン屋だけっぽいし。彩虹の成發餐廳が立地を考えるとそれっぽい気もするけど、よくわからない。

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巨星墜つ:小松左京死去

 作家の小松左京さんが亡くなった。

SF作家の小松左京さん死去
 「日本沈没」や「復活の日」などで知られる日本を代表するSF作家の小松左京さんが、26日、肺炎のため亡くなりました。80歳でした。
 小松左京さんは大阪市出身で、京都大学に在学中に同人誌で作品を発表し、卒業後、経済誌の記者や漫才の台本作家などを経て、昭和37年に文芸誌「SFマガジン」に投稿した作品が掲載され、SF作家としてデビューしました。昭和38年の日本SF作家クラブの発足当時から参加し、「日本アパッチ族」や「エスパイ」、「果しなき流れの果に」などの話題作を次々に発表しました。中でも昭和48年に発表した「日本沈没」は、地殻変動で日本列島が海に沈むという壮大な物語を科学的な知見に基づいて克明に描き、その年に400万部を超えるベストセラーになって映画化されるなど、社会現象を起こしました。
 小松さんは、その後も、新型ウイルスの恐怖を扱った「復活の日」や、ブラックホールに立ち向かう人々を描いた「さよならジュピター」、それに日本SF大賞を受賞した「首都消失」など、人類や文明の未来を描きながら、科学技術の進歩に警鐘を鳴らす多くの話題作を手がけ、長年、日本のSF界をけん引してきました。また、昭和45年に大阪で開かれた日本万国博覧会のプロデュースに携わったほか、平成2年に開かれた国際花と緑の博覧会の総合プロデュースを務めるなど、広範な知識と行動力を生かし作家の枠を超えて幅広い分野で活躍しました。
 小松さんと半世紀にわたる交流があったSF作家の眉村卓さんは「初めて会ったときから、大きくてエネルギッシュな人だなという印象でした。宇宙や人間、そして文明というテーマを真正面から見据え、いわゆる小松流といわれる本格的なSFを書かれました。一貫してSF界のリーダーであり、よくやってくださった。お疲れ様でしたと声をかけたい」と話していました。
 小松さんと親交のあった漫画家の松本零士さんは、「小松さんの作品は、私も子どもの頃から読んでいて、憧れの作家でした。小松さんは、SFの世界をより親しみやすく、おもしろく書いた偉大な作家で、戦後の新しいSF小説の第一人者だったと思います。絵心もあり、表現力も非常に豊かでした。小松さんが亡くなったことは、SF界にとって非常にショックなことだと思いますし、私も寂しく残念でなりません」と話しています。
 小松左京さんがおよそ30年前に会長を務めた日本SF作家クラブで、現在、会長を務める新井素子さんは「小松さんの作品は、今から30年ほど前、小学生か中学生の頃に初めて読んで以来憧れの方でした。SF作家の中で、憧れていない人はいないと思います。今は衝撃が強すぎてことばになりません。心よりご冥福をお祈りするとともに、安らかにお休み下さいとことばをかけたいです」と話していました。
 小松左京さんに関する評論を手がけた作家で批評家の東浩紀さんは「小松さんは、戦後の日本が、廃虚から立ち上がろうとしていたときに、日本が科学技術の力で目指していた夢を体現した作家だった。代表作の『日本沈没』も決して後ろ向きな作品ではなく、政府や官僚の努力がいかに日本を救うかというもので、どんな苦難も乗り越えることができるという未来に向かって、非常に強い前向きなメッセージが込められたものだった」と話しています。

 ソースはNHK(改行を入れました。いくら放送原稿だからと言っても改行ぐらい入れたらどうか>NHK)。

 新井素子が日本SF作家クラブ会長かよ!というのはともかく(高校生デビューしたイメージがいまだに強いので)、小松さんが80歳じゃなあ。そういう年回りか。30年前に会長だったんだしなあ。
 小松さんの早川文庫JAはたぶん全部ある。角川文庫から出ていた緑色の背表紙の本もたぶん全部ある。当時はそれはそれは読んだ。SFのベストを挙げよと言われたら『果てしなき流れの果てに』が入ると思う。
 しかし、一番よく読んだのは多分これだな。

 『復活の日』。草刈正雄主演で映画化された。
 風邪で寝込んだときに読むと、それはそれは臨場感があったものだが、それより何よりSARSや豚インフルエンザのときには「復活の日」じゃん!と思ったものだ。親のカッパブックスを強奪した『日本沈没』も何回読んだかわからない。特に今読むと、いろいろと考えることが多い。執筆当時は、まだパソコンなんてなかったのに、コンピュータシミュレーションしてたんだよなあ。
 女性の描き方がステレオタイプなのはずーっと違和感があったけど、真に巨人であったと思う。
 本当にお世話になりました。
 心からご冥福をお祈りします。

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お疲れさま スペースシャトル

 2011年7月21日午前5時57分(日本時間午後6時57分)アトランティスが帰還。これをもってスペースシャトルのミッションはすべて終わった。1981年4月12日にコロンビア(ああ…)が初飛行してから30年ちょっとのプロジェクトだった。ちなみにシャトルの試験機の名前は「エンタープライズ」で(スター・トレックだ!できれば宇宙に行ってほしかった)、1977年2月18日に飛行機の背中に乗っかって初飛行だったんだよね。1986年1月28日にチャレンジャーを、2003年2月1日にコロンビアを事故で失ったけど(以上の年月日はwikipediaを参照しました)、アトランティスが無事に帰ってこられてよかったよかった。

 帰還の模様。
 この着陸は生中継をネットで見ていたのだが、タッチダウンの瞬間に動画が固まってしまい、生で見そびれたのであった。動画があってよかったな。

 動画は、例によって、NASAtelevisionからお借りした。時々貼り付け不可のもあるけど、相変わらずNASAさんは太っ腹だ。

 こちらは、NASA謹製スペースシャトルのPV。STS-135となっているけど、ちらっとエンタープライズが出てきたりしてスペースシャトル計画を振り返っている。メカまわりが、もう滅茶滅茶かっこよい。外部燃料タンクにカメラがついていたのは知っていたけど(地球をバックにシャトルを切り離すところは生中継されてたし)ブースターにもカメラがついていたのか!最後、切り離されたシャトルが上っていくのをブースターから撮っているんだよね。着水シーンも出てくるし。大好きだ、これ。シャトルに対する愛があるよなあ。スタッフによる「We're Bihind You, Atlantis !」の横断幕(俺たちがついてるぜ!ってことだよね)を見ると泣ける。

 恒例、ISSに向かってお腹を見せてからドッキング。

 もうね、何度も書いてますが、これ大好きなんだけどね(だって地球をバックに有人宇宙船が宙返りしているのを、さらに上から有人カメラが撮っているんですよ。こんな映像が生きているうちに見られるとは)、これで見納めである。
 地球の夜明けも美しいなあ。

 スペースシャトルは、いい宇宙船だった。特に帰還の時の優美さが群を抜いていた。ほかの有人宇宙船は「降りる」んじゃなくて「落ちる」んだもの。ソユーズなんか、地上に落ちるんですよ。見ていて心臓に悪い。
 しかし、底の耐熱タイルを見ると、もう修理しまくってぼろぼろで、毎度無事に戻ってきてくれることを心から祈るばかりのミッションだった。アトランティスも25年飛んでいて、いくらなんでも耐用年数いっぱいである。ほんとは新造してくれるとよかったんだけどね。
 
 ごくろうさんだったねえ、スペースシャトル。
 エンデバーは展示用に解体中らしいので、いつか展示される日がきたら、底のタイルに必ずや触りに行きたいと思う。

 STS-135のミッションハイライトはこちらに。

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全国初 柴犬が警察犬に

 うわあ、放置期間新記録かもしれん。
 なんとか生きております。
 こまったときの動物ニュース

全国初、シバの警察犬 岡山、5歳の「二葉」

 岡山県警は19日、嘱託犬審査に挑戦していたシバイヌ「二葉」(雌、5歳)が合格した、と発表した。県警によると、シバイヌの嘱託犬は全国初。行方不明者の捜索などに活躍する「特殊犬」として8月1日の委嘱式から約1年の契約で任務に就く。

 6月の審査会では過去に2度失敗していた草むらでの捜索にも成功。小さな体で元気に駆け回った。
 訓練士の久戸瀬邦子さん(41)は「二葉は走り回るのが好きなので、広い範囲の捜索でも頑張ると思う」と意気込んだ。


 こんな子である。

20110719shibainu

 あああああ。二葉ちゃん。
 くるりん巻き巻きしっぽちゃん。
 こんな可愛くて警察犬か。
 こんなのに捜索に来られたら、すぐ出て行っちゃうぞ。

【追記】動画を発見。

 合格したときのニュース。

 訓練のようす。

 あああ、探されたい。

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CNN、皮蛋を「世界一グロい食べ物」に選定→謝罪

 プレスハムを除きあまり苦手な食べ物はない。「食べられない物」を聞かれると、とりあえず「犬と猫」とお答えはするが、他人様が食べているのは一向に気にしない。しかし、他所からも言われたくない。むかし、知り合いのカナダ人に「鯨食べたことある?」と聞かれて「うん、おいしいよ!」と明るく答えたら、どん引きされたけどさ。大きなお世話である。
 というわけで、笑ってしまったニュース

「CNN記者「ごめんなさい」 ピータンは「グロい食べ物」で謝罪」
 米CNNが「気持ち悪い食品トップ10」の第1位としてピータンを選出し、争議となっていることを受け、CNNの記者が釈明、謝罪した。中国国際放送局が報じた。
 米CNNのダニエル・ホルワーダ記者は、自身のピータンを食べた時の感想を「読者・記者動画コラム」にアップし、「ピータンを口に入れたあとすぐに吐き出し、悪魔が作った卵」だと述べた。この動画がCNNの番組「世界でもっとも気持ちの悪い食品特集」として使われ、大きな反響を呼んだ。
 多くの中国人はホルワーダ記者に反論し、中国のネットユーザーは、ホルワーダ記者を「ナショナリズムだ」と主張したほか、「米国人こそ食習慣が不健康」と主張した。
 中国人の反論に対して、ホルワーダ記者は「ピータンの味には馴染めないが、中国の文化をおとしめる気持ちはない。むしろ私は何種類の中国伝統食品が大好きだ」というメッセージを発表、中国のメディアには「個人的な感想だったが、CNNの評定特集に使われたとは知らなかった。ごめんなさい」とお詫びの言葉を述べた。

 あたりまえじゃ。失礼な。
 ちなみに元の記事
「クモやセミ抑え、ピータンが「世界で最もグロい食べ物」に選ばれる」
 中国新聞網は29日、米国のテレビネットワーク・CNNが「世界で最も気持ち悪い食べ物」に中国のピータンを選んだことを伝えた。
 ピータンは「皮蛋」と書き、主にアヒルの卵を石灰などのアルカリ成分の中で熟成させたもので、豆腐の上に乗せて酒のつまみにしたり、お粥の具にしたりなど中国では非常にポピュラーな食材だ。白身部分は茶色く透き通り、黄身部分は黒に近い緑色に変化し、独特のにおいを放つ。
 CNNはそんなピータンを「人を飛び上がらせる味、見た目も怪しくまるで悪魔が生んだ卵のようだ」と形容。中国を代表する珍味に「最も気持ち悪い」とのレッテルを貼り付けた。「気持ち悪い食べ物」ランキングにはほかにも韓国の犬肉やカンボジアのタランチュラのから揚げなど、アジアの食べ物が多く選ばれたという。
 この結果に対して、中国ネットユーザーの反応はさまざまだ。「ホットドッグのほうが吐き気がする」と反発する意見がある一方、「うじ虫、胎盤、人肉……何でも食べるぞ」「廃油で揚げた着色トウガラシ、メラミン入りミルクが入ってないぞ」など、中国の食品安全問題を皮肉るコメントが多かった。

 ためしに「皮蛋 CNN」で検索したら、動画がぞくぞくと。台湾のニュース多し。あ、大陸は×か。

 アメリカの料理は美味しくなかったけどねえ。食べたことはないけど、日本のイナゴの佃煮や蜂の子は美味いらしいぞ。

 おいしいよねえ、皮蛋豆腐とか皮蛋粥とか。

 そういえば、先日、魅惑の北池袋でオフ会をしていただき、蚕を食べ損なったのだが(ほかのものが美味しくてお腹がいっぱいになってしまったのである)そのことを書いていなかったっけ。その後、中華な食料品店でいろいろ買い物をして塩卵は買ったのに皮蛋を買ってこなかったのを今さらのように後悔しているのを思い出したんだよね。今度は買ってこようっと。

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Timelapse of Hong Kong

 おお、気がついてみると、ブログを10日も更新していなかった。twitterもそれほどやっているわけではないんだけどね。夜はばったり倒れて寝てしまうせいかのう。
 先日、twitterでりえさんに教えていただいた動画。

 きれいだねえ。
 「timelapse」って何だろと調べてみると、「引き延ばす」とかいう意味で微速度撮影のことらしい。動画がいっぱい上がっている。

 こんなのもあった。

 雨がさーっと降っていて向こうが晴れているというのが、なんとなく香港っぽい。

 わは、音楽が川井憲次さんの「Ghost in the Shell」だ。たしかに、ロケハンは香港でしているけどね(その話はこちらにちょっと書いた)。ロケ地じゃないのが残念だが、音楽がコレだと香港が「攻殻機動隊」っぽく見えるかも。

 「微速度撮影」は長い時間をコマ落としで撮影して短い時間で見せるものだ(よね?)。最近ちょっと生活時間がコマ落としになってるかな。
 香港、行きたいな。

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