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お疲れさま スペースシャトル

 2011年7月21日午前5時57分(日本時間午後6時57分)アトランティスが帰還。これをもってスペースシャトルのミッションはすべて終わった。1981年4月12日にコロンビア(ああ…)が初飛行してから30年ちょっとのプロジェクトだった。ちなみにシャトルの試験機の名前は「エンタープライズ」で(スター・トレックだ!できれば宇宙に行ってほしかった)、1977年2月18日に飛行機の背中に乗っかって初飛行だったんだよね。1986年1月28日にチャレンジャーを、2003年2月1日にコロンビアを事故で失ったけど(以上の年月日はwikipediaを参照しました)、アトランティスが無事に帰ってこられてよかったよかった。

 帰還の模様。
 この着陸は生中継をネットで見ていたのだが、タッチダウンの瞬間に動画が固まってしまい、生で見そびれたのであった。動画があってよかったな。

 動画は、例によって、NASAtelevisionからお借りした。時々貼り付け不可のもあるけど、相変わらずNASAさんは太っ腹だ。

 こちらは、NASA謹製スペースシャトルのPV。STS-135となっているけど、ちらっとエンタープライズが出てきたりしてスペースシャトル計画を振り返っている。メカまわりが、もう滅茶滅茶かっこよい。外部燃料タンクにカメラがついていたのは知っていたけど(地球をバックにシャトルを切り離すところは生中継されてたし)ブースターにもカメラがついていたのか!最後、切り離されたシャトルが上っていくのをブースターから撮っているんだよね。着水シーンも出てくるし。大好きだ、これ。シャトルに対する愛があるよなあ。スタッフによる「We're Bihind You, Atlantis !」の横断幕(俺たちがついてるぜ!ってことだよね)を見ると泣ける。

 恒例、ISSに向かってお腹を見せてからドッキング。

 もうね、何度も書いてますが、これ大好きなんだけどね(だって地球をバックに有人宇宙船が宙返りしているのを、さらに上から有人カメラが撮っているんですよ。こんな映像が生きているうちに見られるとは)、これで見納めである。
 地球の夜明けも美しいなあ。

 スペースシャトルは、いい宇宙船だった。特に帰還の時の優美さが群を抜いていた。ほかの有人宇宙船は「降りる」んじゃなくて「落ちる」んだもの。ソユーズなんか、地上に落ちるんですよ。見ていて心臓に悪い。
 しかし、底の耐熱タイルを見ると、もう修理しまくってぼろぼろで、毎度無事に戻ってきてくれることを心から祈るばかりのミッションだった。アトランティスも25年飛んでいて、いくらなんでも耐用年数いっぱいである。ほんとは新造してくれるとよかったんだけどね。
 
 ごくろうさんだったねえ、スペースシャトル。
 エンデバーは展示用に解体中らしいので、いつか展示される日がきたら、底のタイルに必ずや触りに行きたいと思う。

 STS-135のミッションハイライトはこちらに。

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