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「マッド探偵 7人の容疑者(神探 日本語字幕版)」

 また更新の間が空いてしまった。
 とりあえず、仕事は一区切りといいつつ、いろいろ滞っている今日このごろ。暑いしさ(連続7日真夏日で、今日は34度)。しかし、「おはなし」がないと精神的に保たないのもまた事実。
 そんな折も折、「神探」の日本版DVDが発売されたのであった。これが日本で発売されるとは。よかったよかったと思う一方で、よく発売されたなあとも思う。
 だって、やっぱり変なんだもん。好きだけど。
 監督はジョニー・トー先生と共同名義だけど、この変さはまぎれもなくワイ・カーファイのものだと思う。でも最後の銃撃戦はぜったいトー先生だよね。
 引き込まれて最後までぐいぐ見てしまった。

 日本版予告編。

 こちらは香港版予告編。

 香港版予告編のほうが内容をよく表していると思うのだが(7人で口笛吹いて歩いているシーンが出てるし)、日本語字幕があると、やっぱりわかりやすくていいわあ。
 作風としては「マッスル・モンク」に近いような気がする。特典映像でスタッフ・キャストのインタビューがついていたのだが、ワイ・カーファイはやっぱり仏教思想について触れていた。「鬼馬狂想曲(新世紀Mr.Boo!)」のラストとか「喜馬拉亞星」(これこそ日本語字幕で見たい)もそんな感じだった。
 人の「鬼」が見える劉青雲と、事件の捜査を依頼する刑事アンディ・オン(声が好き)、失踪した刑事の相棒だった林家棟(7人の鬼がついている)。劉青雲は右脳で心の声が導くまま犯人や被害者になりきって犯人を挙げていき真相に迫っていくのだが、アンディ・オンがどんどん変わっていく。
 林家棟についている7人の鬼は、前の記事にも書いたのだが役割分担があって、気弱で大食いの林雪とか凶暴なチョン・シウファイさんとか(インタビューによると役作りが辛かったそうだ)リーダーシップをとっている女の人(名前がわからない)が適宜表に出ているのだが、アンディ・オンにも気弱な少年の鬼がついているし、劉青雲の奥さんにも鬼がついているんだよね。しかも、その鬼が増えたりする。最後が怖い。
 初めに香港で観たときには、人間の精神か本当の「鬼」かわからなかったんだけど、あれは人間の精神の現れなのだなあ。ラウちんが見ていた奥さんは何だったんだろう。鬼がついていない上司が退職するときに右耳を切って捧げてしまう(案の定モデルはゴッホで、耳を切るシーンをワイ・カーファイはどうしても入れたかったとか)主人公にとって「鬼がついていない」ことは尊いことだったんだろうな。
 ワイ・カーファイは人間の計り知れなさを描きたいのだなあと思う。変なんだけど、そこに引き込まれるんだよね。

 余談だが、終盤乗り込んでいくビルは、もしかして銀河映像のビルじゃないかなあ。階段はPTUにも出てきたような気がする。劉青雲が林雪になりきってフカヒレと蒸し魚と鳥の揚げたのとご飯を食べ続けるシーン、やっぱり料理がおいしそうだった。食べ過ぎて案の定の結果だったけど。あと、インタビューを見て、林家棟と松山ケンイチは似ているような気がした(香港版予告編の関連動画で見られると思う)。

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