「ラスト・エンペラー」
北京・天津出張から帰還したのだが、帰って来てみるとどうも変なので熱を測ってみたところ、38度8分ほどあってびっくり。6時間おきに薬を飲んでぐうぐう寝た結果なんとか37度台に復帰したものの、今も37度3分から下がらない。しかし、途中で寝てもいられなくなって(寝るの飽きた)、細かい字やディスプレイがだめなので、コレを見た。
今回の復習としてはこれだよねえ。
予告編。
改めて見た感想は、
ほんとに故宮でロケしてるよ。
しかし、人がいないじゃないか!
実際に行ってみると、中国の夏休み時期にひっかかっていたらしく、それはそれはすごい人だった。人民の皆さまにも必見らしい。
ここ出てきてた。皇帝の住まいだった養心殿。
写真はないのだけど、この向かい側に15歳の溥儀(ジョン・ローンの1代前で顔がよく似ている)とピーター・オトゥール演じるジョンストンがご飯を食べていたテラスがあって、そこは皆さんの休憩場所と化していた。日向は暑いんだよね。湿度が低くて日陰は涼しいけど。おかげで日陰は争奪戦だ。
あと、建物の中には入れなくて、ガラス越しに中を覗くようになっている。映画じゃ見学者が太和殿に入っていたじゃないか!と思ったのだが、太和殿の前は黒山の人で覗くことすらかなわず。映画で見るからいいや、と思った。
ラストのキリギリスのくだりがいいんだけど、溥儀が切符を買って故宮に入ると、だーれもいないんだよね。あれは絶対ありえない。
wikipediaによると中国共産党の全面協力のもと数週間借り切ったらしい。あそこを貸切とは心底羨ましい。
その他の感想は、
・台詞がほとんど全部英語というのが、特に中国から帰ってきたばかりで見ると、激しく違和感がある。高松英郎さんは日本語しゃべってたのに。
・アカデミー賞作曲賞を獲った坂本龍一は、出番はけっこう多いんだけど台詞が極力少なめで、3つしかなかった。
・お医者さんは坂本龍一のマネージャーだったんか。
・通訳は立花ハジメか。
・紫禁城の近衛隊長はチェン・カイコーだったのか。フォン・シャオガンは「功夫」に出てたし、チャン・イーモウは「テラコッタ・ウォーリアー」で主演だったし、中国の映画監督は出たがりさんが多いのか?
・ジョン・ローンって今どうしてるんだろ。
→【追記】
twitterで教えていただいたところ、大陸でドラマに出ているらしい。思ったより容色も衰えておらず何よりであった。
天津ロケもちゃんとしているようなのだが、天津は仕事でほとんど見られず。溥儀の家、見てくればよかったなあ。
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