ライト商會
今回の京都では、仏像を見て、古い喫茶店に行きたかった。あんまりカフェという雰囲気じゃないとこ。
で、行ったのがライト商會。正確にはアンティークショップの一角が珈琲屋さんになっているという感じ。寺町通りを三条に向かって北上し、三島亭(すき焼きで有名なあの三島亭だよね、たぶん)の手前を右に曲がる。お店のサイトはこちら。
実は、ここに行った隠れた目的は、店長であるところの金太郎さんにあった(グレゴリ青山『ねうちもん京都 』で知ったの。ちなみに、京都に関する本で最良のものは入江敦彦さんの本
とグレゴリさんの本だと思う)。
金太郎とはこの方だ。
お客さんの男子の膝に乗っているのをみて硬直して、カップルの相方女子に笑われました。存在は知っていたのだけれども、とってもいいサバ虎猫なんである。もっちもち。
ぜひとも当方の膝にもお乗りいただきたかったのだが、選ばれし客にはなれず、残念であった。まあ猫より犬の方が得意だからなあ。しかし、座った席の向かい側の足下でくつろいだり、ごはんくれと鳴いたりしているさまを堪能した。
金太郎はとても有名らしく、「ライト商会 金太郎」で検索すると30万件以上ヒットする。ブログもある。写真はそちらでご覧ください。
ライト商會は、猫抜きでもとてもよいお店である。
テーブルの上。コーヒーカップはフランク・ロイド・ライトデザインの復刻。お店の名前もこの方に由来しているらしい。バックの古い戸には色ガラスがはまっている。金太郎はこの戸の前が好きらしい。
こちらの店舗はガラス製品がたくさんあって、上の照明も売り物。商談に見えたらしい紳士がチェックしてらした。
もうそんなに食器は買えないのだけれども、アンティークなコーヒーカップとか、紙もの(お店のサイトの「店舗商品」から見られる)とか、二条店にある和もの(茶杯にできるようなのがあればいいな)には興味津々なのだった。
【2013年3月26日追記】
未確認情報で、Twitterでの感触なのですが、金太郎、いなくなってしまったようです。
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コメント
グレゴリ青山さん、私も大好きです~。
最近は海外より国内の話が多いようですが、
それはそれで読み応えがあって・・・
私も関西出身者なので、内容にうんうん頷けることも多くて・・・
この本早速探してみようかな・・・
今時のオシャレなカフェもいいですが、どこか時間の流れが違う、こんなお店でお茶するのもいいですね・・・
投稿: faatming | 2011.09.26 09:49
カフェは、こじゃれたところより古いところが断然好きです。京都は古い「喫茶店」が多くていいですね。
グレゴリさんの京都本、是非読んでみてください。姉妹編に「しぶちん京都」もあります。
投稿: きたきつね | 2011.09.27 22:15