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プリヤンカ様に同情できない「7 khoon maat」

 買ってあったのをやっと見た。
 元ミス・ワールドのプリヤンカ・チョープラー主演、7人の夫を持った女性の話。たしかハリウッドかどこかの映画が元ネタになっていたと思う。IMDbのページはこちら

 予告編。

 プリヤンカ演じるスザンナ・アナマリア・ヨハネス(って名前からして既にインド的じゃないし)が冒頭ピストルで頭を撃つという場面から始まり、子供の頃からスザンナに恋していたアルンが妻(コンコナだ−)にことの次第を語る。
 スザンナの1人目の夫は大佐、尊大で狩りに行ってクロヒョウに襲われて死ぬ。2人目の夫はロックスター(ジョン・アブラハム)、盗作疑惑をかけられ麻薬のオーバードースで死ぬ。
 で、三番目の夫が「うちの」イルファン・カーン(IMDbはこちら)なわけです。イスラム教の聖職者(たぶん)で人望も篤くお説教もうまい。プリヤンカに後ろから「わっ」とおどかされて、びっくりするところは可愛らしい(予告編にあり)。プリヤンカ様はキリスト教だったのをイスラム教にあっさり改宗。なのに、イルファンったら、寝室じゃ暴力野郎で殴ったり殴られたりするのが趣味(…)。そういう役もうまいんですけどね>イルファン。雪の中で生き埋めになって死んでしまう。
 4人目はロシア人の科学者。スパイくさい。かねてからプリヤンカ様の可愛がっていた蛇たち(毒あり)がいる井戸に自ら入って行って死ぬ。5人目は捜査に来た刑事。バイアグラの飲み過ぎで死ぬ。
 そして、6人目が、ナッスルディン・シャー。医者で、自殺をはかったプリヤンカ様の命を救う。人格者で温厚でユーモアもある。それなのに、なんでそんなことするかな、プリヤンカ様は。自分がロシアンルーレットするのは勝手だけど、つきあわせちゃいかんでしょ。好きなんだよ、ナッスルディン・シャー。
 それだけじゃなくて、昔っからとってもに仕えてくれた使用人もだよね。死にたかったら、家の中の下の方に油をまくんじゃなくて、もっと確実な方法をとれよ。あげくの果てに逃げるなよ。
 …というわけで、プリヤンカ様にまったく同情できず。
 7人目の夫については、それはずるいだろう!と思う。それに、その人にスーフィーのくるくる回る踊りを踊らせるのは、キリスト教徒から抗議されるんじゃないのかなあ。自分だけ楽になっちゃいかんだろ。
 まあ、音楽はわりとよかったんだけどさ。

 うちのイルファン様がわりとフィーチャーされている。
 白い猫さんがかわいい。

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