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台湾原住民の音楽

 ああ、やっとブログが書ける…非繁忙期とは思えない立て込みようだったのだが、なんとか一息。台湾の記事をろくに書かないうちに、あと5日で香港である。
 ということで、書いていなかったネタを。

 大阪アジアン映画祭で「セデック・バレ」が観客賞を受賞したとのこと。めでたい限りである。これを機に、是非とも2部で(1部にしちゃった国際版じゃなくて)全国公開と日本語字幕のついたブルーレイが出て欲しい。ほしいったらほしい。
 引用した記事にも書いたのだが、恥ずかしながら、この映画を見るまでは台湾の原住民のことはちっとも知らず、帰りの桃園空港で時間があるのを幸い探険していたところ「原住民の店」と「原住民紹介コーナー」があって、初めて少し知ることができたのであった。
 
 「原住民の店」で買ったのは、

20120318taiwanmusic

 右側の「セデック・バレ」サウンドトラックと、左下の「原浪潮」というCD。
 「セデック・バレ」サントラは、目当てだった原住民の歌があまり入っていなくて、ちょっと残念。
 台湾には14の原住民がいるとのことで、民族別のCDもあったのだが、なるべくいろいろな民族の歌の入ったやつを聞きたかったので、お店のお姉さんに相談してこれにした。帰って聞いてみると、これは原住民の歌をもとにしたポップス系の音楽で、当該民族の人が歌っているらしい。右上のは、原住民のむかしから伝わっている音楽そのまんま。


 

 これ。
 こちらは、たしかに、いろいろな民族の昔ながらの音楽が聴けて興味深いのだが、ルカイ族の「出草の歌(首狩りの歌)」のタイトルが「1 私は槍で二人を殺した」「2 私はひとりの女を番刀で切った」「3 若い時に五つの首を持って帰った」「4 私が人を刺したら棒が折れた」「5 後ろから刺された者は男ではない」「6 男は必ず人間を殺さないと恥ずかしい」というのを見て、おい!と思ってしまった。いや、他人様の文化をどうこう言うつもりはないんだけどさ、私は切られたり刺されたり殺されたりするのは嫌だなあ。
 「原浪潮」のほうが聞きやすくていいかも。
 これを聞いて初めて知ったのだが、エニグマのReturn to Innocenceの特徴的なサビがアミ族のDifangの歌だった。なんだ私の好きな部分って台湾の歌だったのか。

 これなんですけど。
 「原浪潮」の中では、林廣財という人の歌っていたパイワン族の歌がとても好き。
 で、その後、HMVで台湾原住民の音楽CDを見つけて注文したところ、今日になって軒並み品切れの通知が来て、ああ、台湾で買ってくればよかったことだよ、と悔やんだのだった。
 また行くけどね、台湾。
 ちなみに、桃園空港の原住民の店は、ターミナル2とターミナル1の間の通路にあって、ちょっとわかりにくいかも。

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コメント

こんにちは。
週末は香港ですか…行きたいですねぇ、香港。
メールをお送りしました。

投稿: Kei | 2012.03.20 10:50

週末香港、いいですよねえ…
お返事お送りしました♪

投稿: きたきつね | 2012.03.20 22:43

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