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2012年4月

九龍街市の猫 2012年3月

 土瓜湾に泊まると九龍城にちょくちょく行ける。2か2Aの緑のミニバスで行く。九龍街市には必ず行くのであった。
 九龍街市の2階には猫がいる。こちらの写真の1枚目。最初は半分子猫で、昨年末会ったときには子供がいる風情だった。
 今年はいるかな。

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 いたーっ!

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 ほかにも2匹いたー!!
 というか、あんたがたは、あの猫の子供じゃないの?

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 ベンチで寝ているお姉さんのサンダルで遊んでいるところ。やりたいことをしているらしい。

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 いたいところにいます。自由です。人が来ても逃げないし。触られるのは好きそうではないけど。

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 警備員のおっちゃんには可愛がられているようで、よかったよかった。元気で暮らすんだよ。
 で、あんたがたのお母さんはどうしたの?

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「心のご近所」土瓜湾 2012年3月

 今回の香港の「心のご近所」は土瓜湾であった(前回の「心のご近所:土瓜湾」はこちら)。

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 普通の人々が住んでいる普通の街です。
 暮らすためのお店が揃っている。

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 ここの茶餐廳は朝早くから夜遅くまで開いていて(24時間だったかも)夜はタクシーの運ちゃんでぎっしりだった。

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 翠華餐廳もある。
 朝、蛋撻を買うのは、ここが手っ取り早い。

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 北帝街のここには毎朝通った。
 右側の段ボールにはオレンジがぎっしり。左手の籠にはオレンジを搾った皮がぎっしり。おっちゃんが毎朝搾って瓶に詰めて売っている。お客さんひっきりなし。

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 搾りたて100%オレンジジュース。小が13ドル、大が24ドル。掛け値なしに毎朝買いに行き、最初は小だったのが大になり、ついには店のおっちゃんに話しかけられるようになった。店のお客のおっちゃんいわく「甘いよー」とのこと。これを飲むと1日のビタミンCが足りるような気がする。
 ちなみに、この写真は旺角行きの赤いミニバス(本数がいっぱいあって便利)の中である。

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土瓜湾の紅茶館に泊まる

 今週はちょっと記事を書きためてみた。

 今回の香港では土瓜湾の紅茶館に泊まった(くわしい情報はこのあたり)。九龍城・土瓜湾界隈には、リーガル・オリエンタル・ホテル(東方富豪酒店)ハーバープラザ8ディグリーズ(8度海逸酒店)とホテルが3つあって、これで全部制覇したことになる。
 場所は、8ディグリーズより九龍城寄り。A22のバス停だと新山道か亜皆老街球場の間ぐらい。どちらにしてもあまり遠くない。帰りは木廠街の停留所がとても近い。料金は3つのホテルの中で最安。そして唯一ネットが無料(ただしwifiは1階でしか使えない。新しい紅茶館は部屋でwifiが使えるもよう)。
 最初泊まろうと思っていた東方富豪酒店がまさかの満室で、ここにしたのだった。紅茶館は大角咀などマニアックな場所にあることが多いので、どんな感じか知りたかったし。

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 部屋はきれい。

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 かなり狭いけど、だいたい必要なものは揃っている。冷蔵庫はあるけど、スーツケースも広げられる。ポットもマグカップもある。無料の水も2本ある。ただし、セイフティ・ボックスはない。テレビは地上波の4チャンネルのみ。

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 シャワーはハンドシャワーで、トイレとは別れている。お湯を使う前に湯沸かしのスイッチを入れる必要はあるけど、すぐ沸くし。
 香港ナビの写真とほとんど同じになってしまったのだが、実は、これ以外に写真の撮りようがないのであった。

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 窓の外は啓徳ビュー。眼下に広がるのは「玻璃の城」に出てきた飛行機の教習所。まだやってるんだろうか?この写真では、柵の内側で人々が運動(棒術みたいだった)している。
 窓からの眺めはよく、朝日も見えるし団地の灯りも見える。

 ただし、

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 壁がしっくいで、ドアは合板。
 誰かのアパートを又借りしたという感じがぴったり。
 それはいいんだけど、フロントが小さくて、夜は英語のわからない警備員の兄ちゃんしかいないのね(いい人なんだけども)。でもって、ある晩帰ってくると、その兄ちゃんが「エレベーターが止まっている」という。「直るのに1時間」を「ワンオクロック」と言われて、しばらくわからなかった。で、1時間、近所をぷらぷらして帰ってくると兄ちゃんが外で待っていて「まだ駄目だから階段で行って」と言われたのだが、部屋は香港でいう7階(日本風では8階)で、ためしに1階上ってからエレベーターを見ると動いていて、無事使えたのであった。
 うーむ。
 さらに、その夜、

  深夜3時に非常ベルが鳴った。

 あの兄ちゃん一人じゃ対応は無理そうなので、とりあえず着替えて様子をうかがい、アナウンスは一切ないけど、においもせず大丈夫そうで、しばらく待つとベルも赤ランプも消えたので、翌日は5時起きで出立で荷造りもしてあったので服を着たまま少し寝たんだけど。
 土瓜湾に泊まるなら8ディグリーズの方がいいかなあ。

 天后のハーバーグランドが火事になったというニュース(三級大火だったらしい)を知り、けっこうな火事だったけど死者重傷者はなく軽傷者が若干というのを読んで、やっぱり安全は大事だわと思ったのだった。

【追記】
 そういえば、このホテル、いきなりカードキーが使えなくなり、ハウスキーパー(たぶん)の大姐の骨折りの結果ドアのカードリーダーの電池切れであることがわかり、隣の部屋で工事をしていたおっちゃんに見守られながら電池交換をしてもらった、ということを思い出した。その後、おっちゃんとは挨拶を交わすようになった。いろいろ面白かったな。

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「武侠(捜査官X)」

 主演:ドニー・イェンおよび金城武、湯唯。監督:ピーター・チャン。本日より公開で、ツイッターのタイムラインが賑わっていたのであるが(皆さん、待っていたんでしょうなあ)、札幌は遅いだろ…と思っていたら、札幌も今日からだった。ので、用事があったのを幸い、ついでにレイトショーを見に行きました。
 お客は10人ぐらいであったが、ハエが耳元で飛んでいるように感じられるグッドな音響と大画面。初日に見られてよかったなー。
 これで封印してあった香港版ブルーレイ(日本公開は北京語版だったけど広東語版が入っている)が見られるというものです。

 日本版予告編。
 時は1917年、舞台は雲南省。のどかで景色がきれいで、とってもいいところである。屋根の上に牛がいたり。ドニーさんは妻と2人の子供に恵まれ、紙を作ったりして穏やかに暮らしている。そこへ、流れ者の強盗(最初まあ貧相な強盗と思ったら、谷垣健治くんだった、ごめん)がやってきて、両替屋を襲う。たまたま居合わせたドニーさんは片方の強盗にしがみつき、もう片方の強盗をなんとかかわしているうちに一人は頭をぶつけて死んでしまい、もう一人も池の中で死んでしまう。
 その取り調べに金城武くんがやってくる。
 日本語版タイトルの「捜査官X」とは金城くんのことで(名字がXuだから)彼をタイトルにしたくなったのもわからんではない。あんたが来なかったら何も起こらなかったんだからね(ある意味で大迷惑野郎だ)。ツボと鍼にやたら詳しく記憶力もよく、ドニーさんを只者ではないと疑ってかかることおびただしい。トニーさんは純朴にたまたまだったと答える。
 まあ、タイトルが「武侠」で主演がドニーさんだったら、観客は誰もドニーさんを普通の人とは思わないんだけどね。
 とにかく、金城くんの推理はほとばしり、迷走神経やら血小板のCGはまるでCSI。タイトルは「CSI:雲南」でいいよもう、と思うほど。竹を運んでいる隣で「息が荒い、達人ならそうはならないはず」と思いつつ無理矢理手伝ってドニーさんを川に落とし「普通に落ちたら枝には引っかからない。軽功だ」とか、「ハエがとまっていない。気だ!」とか、ほとんど言いがかりである。ドニーさんのお家に押しかけ夕飯(炭が真ん中でおこっている鍋が美味そう)をご馳走になったあげく無理矢理泊まり込み、ドニーさんの寝顔を伺って「なんで目が緑じゃないんだ。殺人者は緑のはずなのに」とか。「人は見たいものを見る」を体現するかのように、金城くんの頭の中ではドニーさんは殺人者かつ達人であって、妄想の中のドニーさんはそれはそれは格好よいのであった。
 まあ、金城くんには容疑者を信じて裏切られ人格が分裂するほど傷ついた過去があるのだけれども。これは「金城武の無間道」みたいになるのか?と、ちょっと思った。
 しかし、金城君は「達人なら避けられるはず」とドニーさんに切りつけて怪我を負わせ、村人から責められて(歌で!さすが雲南)結局は村を去るのであった。
 役所に戻った金城くんは年収の5倍の金を払って逮捕状を買い、そこから話はどんどん展開していくのであります。
 公開初日でもあり詳細は述べませんが。
 ベティ・ウェイ(惠英紅。今はクララ・ウェイか)のアクションがかっこよかった!とか。ジミー・ウォング先生が怖いのなんの(本物の迫力である)、ドニーさんより強いと言われても文句は言えないという感じ、とか。しかし、あれはハンディ戦だったのか?とか。結局はツボより何より自然が強いということなのか?とか。
 あと、水木しげるみたい…と思ったのは、最近「ゲゲゲの女房」の再放送を見ているからです、すみません。
 雲南はいいところだなあと思うのだが、エンドクレジットを見ると、茶水が4人もいて、運転手の数がものすごかったので、ロケはさぞや大変だったのではないかと思われる。
 「色・戒」がもとで干されてしまった湯唯ちゃんがスクリーン復帰してよかったなあ(これは大陸で公開されてるよね)。金城くんは「如果・愛」といい「傷城」といい古くは「重慶森林」といい思い詰めて屈折した役が似合うなあ。ドニーさんは当然あいかわらず宇宙最強です。

 8分予告版というのがありました。
 さて、広東語版ブルーレイを見よう。

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「桃姐」

 1週間のご無沙汰でした。
 大繁忙期中。2日続けて夜中に帰って来た(でも昨晩はスペーシャトルのディスカバリーがジャンボに乗っかってワシントンに行く中継を見て泣いてしまった)ので、今日は早帰り。
 この間の週末は香港金像奨だったのに、思い出したのは火曜になってからだったし。
 しかし、「桃姐」である。
 すでに報じられているとおり、最佳電影(最優秀映画賞)、最佳導演(最優秀監督賞)、最佳導演(最優秀脚本賞)、最佳男主角(最優秀主演男優賞)、最佳女主角(最優秀主演女優賞)を総なめである。
 実は、今回香港に行った大きな目的の一つは、これを見ることだった。

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 見ました。

 前にも張りましたが、予告編。
 この映画のプロデューサーの実話らしいのだが、映画プロデューサーのロジャー(演じるは劉徳華)のおうちに13歳から60年以上いる桃姐(演じるはディニー・イップ)が年老いてからの話。
 老いを悟った桃姐は、自ら望んで老人ホームに入る。その桃姐を不慣れながらもロジャーが支える(たしか他の家族は移民してしまって香港にはいなかったような気がする)。
 ものすごく淡々と病を得て老いて死んでいくことを描いている。特に事件が起こるわけではない。誰の身にも起こること。アン・ホイ監督はそれを丁寧に丁寧に描くことで人々の心を鷲掴みにしたのだと思う。
 老人ホームにはいろいろな人々がいる。年老いた人、若いけど病気で家にいられない人、身近な人から寸借詐欺(詐欺ではないのか?)をしまくって女を買いに行く秦沛さん(でも、いい役だった。最優秀助演男優賞を逃して残念)。
 病気になって、少し元気になって、他の人と親しくなって、でも親しくなっても亡くなる人もあり、出て行く人もあり、どうしたって時間が経つと老いていく。人間なら誰にでも起こることである。

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 香港にはたくさん老人ホームがあるのだが(ビルの中にあってラブホテルと同居してたりする)、もちろん中に入ったことはなく、中が見られて面白かった。
 「個室」ってこんなふうになっているのか、とか。
 細かい料金体系があって(それをロジャーが根掘り葉掘り聞く)、外出時の付き添いサービスが「香港人ならいくら」「大陸ならいくら」「外国人(いろいろ種類があったように思う)ならいくら」というふうに決まっていたり。
 あと、ゲストがとっても豪華だった。映画のレセプションに行くシーンがあって、そこはもちろん豪華なのだが、その他にも、おっという人がちょい役で登場している。チャッピーいい役だったね。

 これ、あとでゆっくり見よう。

 そしてブルーレイが出たら買ってもう一度見よう。
 秋には日本公開とのことなので刮目して待ちたいと思う。

 ああ、映画をゆっくり見たいなあ。
 いや、その気になればソフトは売るほどあるのだが、休み方がいまひとつわからなくなっているのと、見始めると歯止めがきかなくなりそうで。

【追記】
 日本で公開されたので、感想をこちらにも書きました。

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「春嬌與志明」

 大繁忙期だが、2日続けて真夜中まで仕事したので、何もかも放って帰って来た。今日は早く寝るぞ。

 今回の香港で1本目に見た映画。
 「志明與春嬌(恋の紫煙)」の続編。…といいつつ、すみません、前日譚、実は見てません。香港版VCDはあるのだが。
 でも、面白かった。ホンコンヤンの皆さんといっしょに、どっかんどっかん笑いました。

 予告編。
 前日譚でつきあうことになった(んですよね?)ミリアム・ヨンとショーン・ユー。が、ショーン・ユーが先輩に誘われて北京で働くことになる。そして、ミリアムも勤めていたところが香港を撤退し、北京で働くことになる。しかしながら、ショーンはすでに大陸の美人キャビンアテンダントさんとつきあっており、ミリアムにもそのような話がなくもなく、しかし、ずるずると腐れ縁(とあえて言ってしまう。二股ものは嫌いなんだ、実は)は続いてしまうのだった。
 ショーン、子供だよ。ご飯はもっときれいに食べなさい。飛行機の中で、キャビンアテンダントさんのお尻を触るのどうのという話を先輩としていた矢先に前方の別人が同じ事をしてしまい、アテンダントさんには証人扱いされて連絡先を聞かれ、会いましょうという話になって、ほいほいとその気で出かけていくし。その時はミリアムと別れてなかったよね(【追記】DVDを見直してみたら一応別れていたっぽい)。北京で偶然ミリアムと再会して、なんでずるずるとそうなるかな。わからんでもないけど、めんどくさいだろう。ミリアムも、そっちの男の方がいいんじゃないの。ああ、いらいらする。
 …と感情移入するのも厄介なので、淡々とコメディとして見ました。イケメンが出てきたときには、場内の皆さまといっしょに「おおおお!」と、どよめいたり。
 ゲスト出演のイーキンとリンダ・ウォンが最高です。最後の、エンドクレジットが終わるまで意地でも客を帰すまいとする努力もすばらしかった。ええ、ほとんど誰も帰らなかったわ、あの香港で。
 別の意味で楽しかったのは、北京の行ったことのある場所が結構出てきたこと。ミリアムが上海に行こうとする時に出てくる北京南駅は「茶餐廳」のある駅。

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 ここ、ここ。

 2人がスワンボートに乗ったり、「うちの息子はどうだ」というおばちゃんが並んでいるのは、頤和園じゃないのかな。

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 それとも后海のあたりかな。
 ちなみに、このとき、向かって左の岸には海パン姿のおっちゃんが相当数おり、この写真手前にも泳ぐおっちゃんの頭が写っている。
 考えてみると、あまり北京のエントリも書かなかったなあ。
 北京とエンドクレジットのためにソフトを買うかもしれん。
【追記】
 DVD買いました。感想はこちらに。

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「大追捕」

 今回の香港で観た2本目の映画。

 その日に「阿飛正傳」の上映が電影中心で1回だけあって、行く気まんまんだったのだが、案の定満席で、ちょうど時間の合ったこれを見たのだった。
 正直なところ、ノーマークで、あまり期待していなかったのだけれども、蓋を開けてみると、これはとても好きな映画だった。

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 旺角で見たのだが、公開直後でフィーチャーされまくり。

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 奥の方にはヤムヤムも。
 看板でわかるように、主演はニック・チョンとサイモン・ヤムである。
 一言で言うと、ニック・チョンが怖い!上手い!

 予告編。

 実は、筋立てについて書くのはとても難しい。
 なぜなら、1回目と2回目では印象が違ってしまう映画だから。どこまで書いていいのかも悩ましい。

 冒頭は刑務所で、収監されているニック・チョンが仲間に襲われ、素手で3人をぶち殺すところから始まる。もう、むちゃくちゃ強くて怖い。
 しかし、出所するニック・チョン。出所したニック・チョンは、ピアノの調律師の仕事につくのだが、そこで若く美しいピアニストに遭遇。
 一方、そのピアニスト宅では、マイケル・ウォン演ずる父親が偏執的に娘である件のピアニストに執着しているのだが、謎の死をとげる。ヤムヤムはこの事件を捜査する刑事役で、今回は白ヤムヤムである(ニック・チョンとの顔合わせだと「黒社会」か?と思ってしまうのだけれども)。
 その後、ニック・チョンは執拗にピアニストにつきまとうようになる。家に忍び込んだり、寝顔をにやにやしながら見たり。ヤムヤムは、事件とニック・チョンの関わりを探るのだが…という話。
 予告編にも出てくるのだが、途中、いきなりゴンピン360のCGが登場し、何の前触れもなくニック・チョンとヤムヤムが同じゴンドラに向かい合って座っていて、「いったい、どっちがどのように誘ってこんなことに?」と思うのだが、そのゴンドラが床が透明なやつで(まだ書いていないのだが台北の猫空のゴンドラにも同じ仕様のがあって、おお同じだと思った)、それをぶち抜いて2人が下に落ちたりする。
 それ以外は、よくまとまった話だと思う。
 ニック・チョンは声が出ないという設定で、台詞が一切ない。それがまた怖さを助長しているのだが、いやーほんとに上手いわ。黒飴のような目が一段と際立っております。

 もうひとつ、胸をつかれたのは、なんと、この映画、白宮冰室が出てくるのである。しかも、そこに出てくるのが劉家輝とヤムヤム。劉家輝はたしか脳梗塞で倒れたはずなのだが、いったい何時撮影したのだろう。ストーリーと全然関係がないのだが、このシーンで実は泣いた。このシーンのためだけでも、ブルーレイを買う所存である。
 その他にも「えっ!」というゲストが出ていて、最後のクレジットで知ったりして、その意味でももう1回見たい。
 本当は、香港でもう一度見たかったのだが、風邪気味だったところに香港が案外寒くて体調が思わしくなく、思ったように映画が見られなかった(国際電影節だったのに…)のが残念であった。
 ああ、早くもう1回見たいなあ。

【2012年10月9日追記】
 なんと、この年末年始に大阪で上映だとのこと。日本語字幕版!ぜひ札幌でも!!タイトルが「狼たちのノクターン」なのは、この際目をつぶるから。

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偉業街

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 香港では、偉業街を歩きました。
 觀塘のフェリーを下りた海側の通り。

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 工場の多い無骨な街。ロゴが渋いぞ。

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 自動車工場が多くて男くさい。

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 渋すぎる。

【追記】
 この背景は、下の写真のように、取り壊されたビルの跡地に接したビルの壁です。

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 このビルもロゴがすてき。

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 これは見たことがあると思ったら、「暗戦」の初めの方に出てくる建物ではないか。この道(鴻圖道)をまっすぐ行くとトー先生のオフィスがあったはず。映画のロケをあちこちでやっている雰囲気が濃厚なので、また歩いてみたいと思う。

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「無間道Ⅱ(無間序曲)」ロケ地

 偉業街に行ったのには、もう一つわけがあって。
 「無間道Ⅱ(無間序曲)」のロケ地が見たかったんである。ハウがお父さんのお弔いをするのに煙草をご飯に立て、お酒を地面に注いだところ。そして撃たれて死んだところ。
 「無間道Ⅱ(無間序曲)」は「無間道」シリーズの中ではいちばん地味という気もするのだが(個人的に、よく見るのは「終極無間」で、名作と思うのは「無間道」)、噛めば噛むほど味が出る、いい話だと思う。キャストもいいしね。秋生さん、エリック・ツァンに加えて、呉鎮宇にリウ・カイチーにロイ・チョンに胡軍、ゲストに張同祖監督!である。

 で、件の場所は

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 ここです。

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 後ろには高速道路が。
 撮影は夜で背景はそれほど映っていなかったので、遠目で見ると、かなり印象が違う。

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 こちら側から見ると、道路の真ん中に柵があるあたり、やっぱりそうだと思う。歩道と車道の間の柵を取って、歩道の上いっぱいにテント屋根をかけて夜にすると、きっとあそこだ。

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 向かい側に新しいビルができているので、当時とずいぶん変わってしまったのだろうとは思うのだけれど。

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「打擂台」の楽器屋で

 今回の香港では、偉業街をうろうろした。

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 自動車修理工場が多くて男っぽい街で、ジョニー・トー先生やアンドリュー・ラウ監督の事務所があるらしい、映画に関わりの深いところである。
 ぷらぷら歩いていると楽器屋があった。音楽をやっているので、最初は「あ、楽器屋だ、入りたいなあ」とだけ思ったのだが、

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 ここって、「打擂台」のあの楽器屋じゃないの!というか、この通りにあることは情報として知っていたのを忘れていたのだった。
 
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 うう、入りたい。買い物したい。
 …というところで思い出した。実は、数日前、マンドリンを弾くときに使う足台が突然壊れたのである。そのときには、なんで壊れるんだろう、滅多に壊れるもんじゃないのに、と思ったのだが。そうか、このためだったのか。よくぞ壊れた、私の足台!
 というわけで、堂々と入りました。

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 けっこう広くて、いろんな楽器がある。
 足台は、右手のケースにあった。

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 店の人々は完全放置だったので、声をかけてお勘定をしてもらい(日本の5分の1の値段で買えた)、ついでに写真を撮らせてほしいとお願いしてみた。
 のだが、おっちゃんは英語がまったくできず。しばらく問答したけど埒が明かず、あの人がボスだから彼と話せ、ということになった。左の奥のおっちゃん。
 で、やっぱり話は通じず、最後には「この紙に書け!」ということになって、紙に「電影 打擂台」と書こうとしたのだが、「擂」の字が思い出せず。とにかく、この映画、ここで撮ったでしょ、私はその映画が好きで、それで写真を撮らせてほしいのである!と何語で言ったのかもうわからない状態で(「んご、ちょんいー、にご、でんいぇん」は広東語だったと思う)、でも、最後に通じました。
 ボスのおっちゃんが、残りのおっちゃんに説明してくれた。

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 この二人はアーティストで「打擂台」に出たんだよ、とのこと。帰って確認したら、ほんとに出てた。ピアノを弾いていたおっちゃんと、ハープを運んでて台詞があったおっちゃん。
 「打擂台」はいい映画だ!と親指を立て合ったことです。
 今度はこの写真を持って、また行ければいいなあ、と思っている。
 ああ、よかった。ほんとに嬉しかったなあ。

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「カーネーション」終わる

 香港から帰ってきて、ばたばたしているうちに日が経ってしまった。とりあえず、速報性のある記事を。こちらこちらの続き。

 昨日、ついにカーネーションが終わってしまった。
 正直なところ、いっしょうけんめい演じられたのだろうとは思いつつも、3月5日以降の3代目糸子(夏木マリ)にはどうもなじめず。どうしてかというと、静止画で見ると違和感はそれほどないのだが、表情と話し方が違ったから。昔の糸子は無駄に笑ったりしなかったし、笑いながら話したりもしなかった。一部で言われていた方言の問題より(訛りに苦労していて演技よりそちらにエネルギーがいっている雰囲気はあったけど)そちらの方が大きかったと思う。尾野真千子は、ちょっと口をゆがめたりする表情がうまかったんだよなあ。たんかの切り方も好きだったし。
 年をとったからといっても、江波杏子の奈津は奈津だったもんね。だいたい、三姉妹が30年経ってもあんまり容姿が変わっていないんだったら(モデルに似てきたのはすごかったけど)、尾野真千子でもよかったんじゃないか。
 「春太郎、人間国宝!」のところは、尾野版糸子で見たいと心から思った。最近では珍しく思い出の共有ができる場面だったし。年月が経っているので仕方ないとはいえ、前からの出演者がほとんどいなくなって(全滅といってよい)思い出の共有がしづらかったのも辛かったなあ。鰻をおごるところとか食べ物に執着するところは、もっと笑えたはずなんだけどなあ。いい台詞もあったんだけどなあ。善ちゃんにも似ていなかったしなあ(尾野真千子の善ちゃんぶりはすごかったと思う)。北村ははまり役すぎて後継者が見つからず死んだことにしたらしいのだが、主役はそうもいかないもんなあ。

 しかし、最終回はさすがに泣けた。しかも、おそらく1回しか使えないであろう自己言及オチ。「テレビ局(NHKとは言わなかった)の人が朝ドラ化の話をもってくる」というシーンで、「朝ドラって、あの朝ドラ?」「うちらのしょうもないケンカとか、ぎょうさん人が見る」という台詞に、「いや、この朝ドラだって」「それより問題は『ピアノこうて』じゃないのか」などと突っ込んでしまう。しかも、その場面がもう一度出てきて死んだ糸子が後ろにいるし(霊になって出てくるのは、善ちゃんゆずりか)。

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 最後は、「カーネーション」第1回の最初で終わるんだけど、見ているのが老いた奈津(たぶん糸子もいたはず)。副音声で言っていたから間違いなく奈津。奈津が役として最初から最後まで出るとはなあ。

 おりしも、留守にしていたため運送会社の倉庫にあったコレがやっと来た。

 

 今、一時的に在庫切れなのね。
 なぜ買ったかというと、最初の1週間を見ていなかったためなのだが(ちゃんと見始めたのは第8回からであったことがわかった)、最終回のラストって、ほんとに第1回だったんだなあ。第1回の最後には奈津も出るんだなあ。主題歌のところだけは最終回仕様で、写真がこれだったんだけど、

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 最初から、最後を決めておいて作ったんだろうか。だったらすごいな。
 録画したのをブルーレイに落とし、合わせて特番と総集編のためにディスク1枚作って、空きスペースに「よりぬきカーネーション」として好きなエピソードを入れたのだが、時々エピソードの詰まり方がものすごい回がある。「安岡のおばちゃん炎の復活」の第86回とか。一番好きなのはデパートの制服見本を着ていく回だけど。勝さんと北村は糸子にカーネーションあげてたけど周防さんはあげなかったなあ、とか。
 そんなこんなで、週末は「カーネーション」に捧げてしまった。悔いはござらん。

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