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「RA. ONE」をスクリーンで観た!

 出張中なのだが、本日は仕事の合間でお休み。
 そうしたらですね、映画館でやってたんです。
 「ラ・ワン」こと「RA. ONE」を!

 日本版予告編。

 ネット試写会で見たけど、画面は小さいし、コメントで埋まってたし、評判よくてよかったとは思ったけど、公式サイトを見ると、まだ北海道では上映の予定が立っていないのよね。インド映画の神さまありがとう!と、映画館に走って行きました。
 スクリーンが大きくて。
 日本語字幕で。
 Eros InternationalとRed Chillies Entertainmentのマークが、どーん!と画面に出たときには目頭が熱くなりました。こんな大きい画面で日本語字幕は…あ、Robotも大きかったけど、あちらは編集版だったからなあ(完全版は結局札幌に来ずじまいなんだろうか。ブルーレイは予約したけども)。こちらはノーカット。しかも、日本で上映するとエンドロールが落ち着いて最後まで見られる。
 冒頭の「Special Thanks(特別出演の人がここに出る)」にエンペラー・アミターブ・バッチャンが出るのはナレーション担当というのを知っていたから納得したのだが、なぜか、元ミスワールドのプリヤンカ・チョープラー様とサンジャイ・ダット兄貴が出ていて「?」と思っていたらば。
 一番初めの、長髪のシャールクがかっこいいシークエンスで、悪者がサンジャイ兄貴で、名前が「Kahl Nayak」なんですよ!音楽もそのまんま。鼻血が出るかと思った。心の中は兄貴コールでいっぱいである。考えてみれば、ネット試写会は用事をしていて初めの方を見そびれていたのだった。ちなみにプリヤンカ様はとらわれのヒロインだった。豪華だなあ。
 ムンバイ空港前の「少林サッカー」まんまのシークエンスは前に見たときにも笑ったのだが、そのあとサッカーネタもあったりして、監督さんは本当に「少林サッカー」が気にいったんだなあと思う。あと、Gワンがビルから飛び降りるときの飛び降り方とか重量感あふれる着地が「攻殻機動隊」の少佐そのまんまだった。そういう映画が好きな人なのか。「ターミネーター」とかは当然好きなんだろうと思うけど。
 パンフレットを読むと、監督は200本以上の映画を見て研究したとのこと。それは、つまり、気に入ったシーンをお借りしたということか?おそらく、「臥虎蔵龍(グリーン・デスティニー)」とか、「The Lord of the Rings」(サンジャイ兄貴の銃のデザインはアレではないか)も見たと思うのだが、どうか。
 エンドロールのメイキングは、やっぱり往年のジャッキー映画風味だったと思う。作中、中国系のアカシ(しかし名前が中国風じゃない)が「ジャッキー・チェン」と言われて嫌がるくだりがあったので、監督はジャッキー映画はかなり好きなんじゃないか。
 メイキングを見ると、シャールクもアルジュンもアカシもワイヤーで吊られまくっていて偉かったなあ。
 「Om Shanti Om」風味もかなりあって、酔っ払って酒瓶持ってオフィスに帰ってくるシャールクが「スピーチ」のシーン(大好きだ−)とそっくりだし、Chammak Challoで踊っているところにアルジュンが入ってくるところも似ている。ついでに書くと、その前後で微妙に演技が変わっているカリーナが上手いと思う。
 由緒あるムンバイ駅を思いっきり壊すし(大きい画面で見ると、また壊されっぷりが半端じゃなかった)、前半、NRI(Non Resident Indian)映画風味のロンドンでは赤い二階建てのバスを車が突き破るし(なんとなくあれも香港風味だった。二階建てバスのせいか)、アクションも特撮も炸裂してましたなあ。炸裂というか、てんこ盛りでお腹いっぱいである。
 しかし、実体化する技術はどうしてもわからん。Gワンの鼻から出ていた糸も謎だ。
 シャールク演じるシェカルはタミル系のヒンドゥー教徒という設定なのね。「イドゥリはできませんが、ドーサは作れます!」って、ドーサにはノンベジもあるのか!(いろいろドーサの種類を言っていたのよ)とか、ドーサの方が難しいんじゃないのかと思ったが、実はシャールクは北の方出身で、思いっきりイスラム系の名字なんだな。
 それにしても、改めて見ると、このシェカルが本当にいい役で、善の心を信じていて、それが最後まで生きているんだなあ。「Stand by Me」アレンジの(ちゃんと許可取ったのね)「Dildara」はやっぱり泣ける。歌詞に日本語字幕がついているのが素晴らしい。回を重ねるごとに号泣である。エンドロールは口パクで大合唱だ。帰り道でも歌っちゃうぞ。
 音楽はAkonというのがクローズアップされてるけど、おそらく、エンドロールと列車大暴走(Robot風味?)のところでかかっていた曲を歌っていたのは、Sukhwinder Singhである。と思ったら、これか(【追記訂正】サントラCDで確認したら、列車大暴走の曲をメインで歌っていたのはVishal Dadlaniという人のようです)。Sukhwinder Singhはボリウッドにおけるプレイバックシンガー・ナンバルワンで、Chaiyaa ChaiyaaとかDard-E-Discoとか、ここぞ!というところに出てきます。Jai Hoもそうで、アカデミー賞授賞式ではA.R.Rahmanが歌ったのが残念であった。見たかったのに。
 アルジュンが大きいスクリーンで見られたのはよかった。好きなんだよなあ、アルジュン。いい男だなあ。しまいには10人に増えるしな。しかし、あのネタはよく昔話などにあるよね。見た瞬間わかるじゃないか。小声で「かげ!かげ!」って言っちゃったよ。
 暗くて会場が広いのをいいことに、周りに迷惑にならない程度に口パクでいっしょに歌ったり、踊ったりしてしまった。見る回を重ねるごとに激しくなる一方である。

 これが踊らずにいられましょうか。
 T-Sereisのプレイリストはこちらに。
 上のクリップを見ると、あらためてアカシには幸せになってほしかったなあと思う。RA ONEバージョンのアカシはかっこよかったけど。いい役もらったよね、アカシ役の人は。

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 サントラがほしいなあと思っていたら、映画館で売っていたので迷わず購入。パンフレットも買ったらポスターをいただきました(CDのおかげ?)。札幌まで大事に持って帰る。
 たのむから、札幌でも公開してくださいませ>関係各位。

 なんだか、最近の記事を読み返すと疲れたことばかり書いているのだが、今日は本当にいいお休みだった。映画館を出て歩き出したときに「これなら、どこででも生きていけるぞ」となぜか思ったぐらい。できたら、もう1回見たいなあ。
 そして、もっとも願うのは、これを機会に、日本でインド映画がもっともっと公開されること。「RA・ONE」はそのきっかけにいい映画だと思うのよね。適度にインドで、適度に国際的で、いい具合に箍が外れている。
 どうかどうか、もっとインド映画を公開してください。何度も書いていますが、たくさんあるんですから。面白い映画が!

【2012年8月21日追記】
 出張を幸い、仕事の後、もう1回見に行きました。見れば見るほどいいぞ。仕事の帰りに毎日見たいぞ。お願いですから、札幌でも公開してください。歌詞に日本語字幕のついたブルーレイも是非是非お願いしたい。
 というわけで、記事に加筆しています。

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コメント

ただいま通勤途中なのですが、読ませていただいて涙ぐみそうになりましたw

この作品、見れば見るほど味わいが増します。

公開前にいろいろありましたが、とにかく、日本語字幕で、大きいスクリーンで見られたことが嬉しいです。

あの、電車のシーンの歌の人は誰?って思っていたので、教えてくださって、ありがとうございます。
ちょっと、この方、追ってみたくなりました。

で、きたきつねさん、歌い踊られたのですね!
うふふ。
楽しそうだわ。

今月末、名古屋で見る予定なので、今度こそ踊りたいわ。
あまりにシャーが素敵で息をひそめて、いつも見つめちゃうんですが。
伏見ミリオンのスクリーンも楽しみです。
写真美術館はスクリーンは、小さかったので…。

投稿: やっほー | 2012.08.22 09:29

コメントありがとうございます!何度も見られて羨ましい。
今、名古屋から帰るところで、今日は「Ra.One」は見られませんでした。残念です。
名古屋の伏見ミリオン座、スクリーンは大きかったです。ちょっと油麻地の電影中心みたいで、いい映画館でした。
それで客が5人ぐらいなので、座りながらなら踊りほうだいといえましょう。
Sukhwinder Shinghは、いいです。「ちゃっくでー、ちゃっくでーいんでぃあー♪」も彼です。本当に「ここぞ!」というイメージ。こぶしが回るのがいいんですよね。インドでCDが出ていますので是非おっかけてくださいませ。

投稿: きたきつね | 2012.08.22 17:35

記事に追記したのですが、列車大暴走の曲をメインで歌っていたのはVishal Dadlaniのようです。Sukhwinder Singhは別バージョンの方ですね。それにしても、Sukhwinder Singhはいいと思います。

投稿: きたきつね | 2012.08.23 12:03

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