「寒戦」
突然ですが、今、香港に来ています。
明日明後日と仕事なのでした。
ツイッターではつぶやいているのですが、iPhoneからブログをアップしようとしたら、なぜかアプリがダウンしてできず、写真入りの詳細は帰ってからになるかも。
移動の関係で今日は休日なので、これを見ました。
見たかったんだよねえ。
見られてよかったなあ。
これは香港で見た方がいいと思う。できれば、旺角のブロードウェイで。警察映画で街もの映画。
冒頭がいきなり香港の空撮で、その直後、旺角のブロードウェイで爆破事件が起こるのでした。これ、あそこで見ていたら臨場感最高だと思う。そして、おそらくほぼ同時に警官5人が乗ったバンが拉致される。
対する警察は、行動班のトップが梁家輝、保安管理班のトップがアーロン。林家棟が梁家輝の部下、アーロンの腹心が銭嘉楽(武術指導も)、保安局のトップがアンディ・ラウでさすがの貫禄(友情出演)。
で、警察の中がいろいろ大変で、行動班と保安管理班がどうもそりが合わないようだし、途中で内部監査は入るし、家棟はアーロン側につくし、人間関係がものすごく錯綜している。梁家輝の息子もなんだか訳がありそうなのだが理解がおいつかず。
梁家輝は「香港ではいまだかつてテロは起こったことはない!」と香港の治安を保つために「寒戦」作戦を敢行するのだが、どうも風当たりが強いらしい。で、いろんなことがある。
人間関係が錯綜している上に、アクションもすごくて、なんだかいろいろお金の計算があったうえで警官の身代金を出すことになるらしいのだが、その受け渡し役がアーロンで、受け渡し方法についての犯人の指示がめちゃくちゃ周到、アーロンは振り回された末スターフェリーに走って乗ったりして街が映りまくり。しまいには、そんなところで銃撃戦をしますか!ということになる。よく通るところなのでびっくりした。どうやって撮影したんだろ。
金鐘のビルでも花火が大爆発、花火おそるべし。
実はネットの使用容量が限られているので、あまり長くは書けないのだが、これ、是非とも日本で公開してほしい。日本語字幕でちゃんとわかりたい。
たぶん、ある意味で香港愛の映画なんだと思う。華仔の記者会見演説はちょっと泣いた。110分ぐらいの映画なのだが、密度が濃くて、これ以上長いと大変だあ、というこってりさで、大変よい映画だと思う。
【追記】
旺角のブロードウェイでもう一度見た。
1回目よりはわかるけど、まだわからない。特に梁家輝の息子が。やっぱり日本公開希望。
「旺角のブロードウェイで爆破が!」のところ、思ったよりお客さんは盛り上がっていなかったなあ。
ここじゃん!と思って、内心「おおおお!」だったのになあ。
【追記】メイキングの公式動画がありました。
銃撃戦のとこ。
やっぱり影の主役は香港であったか。
【2013年4月追記】
「寒戦」は、第32回香港電影金像奨において、最佳電影・最佳導演・最佳男主角(梁家輝)最佳新演員(徐家傑)・最佳剪接・最佳音響效果・最佳視覺效果を受賞。香港人の琴線に触れたんだろうなあ。
【2014年3月追記】
ついに日本語字幕版を札幌で観ました。詳細はこちらに。
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コメント
私はiSQUAREで見ました。ホント日本での公開希望です。
投稿: みらこ | 2012.11.26 12:40
やっぱり見に行ってましたか。
お会いできず残念でした。すっごく近くにいたのに…。
いやしかし、これは本当に日本での公開を希望します。
実は、仕事の間隙をぬって旺角のあそこでもう一度見たのですが、やっぱりわからないところが…。
投稿: きたきつね | 2012.12.01 17:42