「奪命金」
ここのところ本当に余裕がなかったので、連休を幸いおうちでDVD(ブルーレイ)の日を設定したのだが、見終わってから気づいた。これ、日本で公開されるんだ。しかも、3月にディノスシネマで札幌公開だ。
まあ、見てしまったものはしかたがない。
日本版予告編。
ちなみに香港版予告編はこう。
これは夕張にジョニー・トー監督が来たときに言っていた作品だな。結局タイトルは変わらなかったんだなあ。撮っていたのは3年近く前なんだな。
ディノスシネマズ札幌のページには
金融都市香港。妻からマンション購入を相談されている香港警察警部補チョン、銀行に来た中年女性にリスクの高い投資信託商品を売り付ける金融商品営業担当テレサ、逮捕された兄貴分の保釈金を作ろうと投資会社社長ドラゴンに相談する人望厚いヤクザのパンサー、金融パニックに巻き込まれた彼らに降りかかった運命の結末は…
とある。
一言で言うとお金に翻弄される人々の話。最初、ストーリーが何がなんだかわからなかったのだが、同時多発的な話だったのね。
香港警察のチョン警部補はリッチー・レン。エレベーターの中でガスボンベを開栓したおっちゃんと二人きりになるなど公私ともに大変である。
テレサはデニス・ホー。ああいう仕事は自分には絶対できないと思った。お疲れ様である。
パンサーはラウちん=劉青雲。派手なシャツとゴムぞうりが似合っている。ちゃんと相場の勉強をしたりして偉いぞ。いい役だなあと思ったら、第49回金馬奨を獲っていました。おめでとう!ラウちん。
ドラゴンの恐れる「ソンさん」が誰かと思ったら、出てきて大喜び。ラウちんとの掛け合いは漫才のようであった。
それにしてもですね、トー先生の映画に出てくる人は、なぜ、そういう状態で車を運転できるのでしょうか。元祖の人は今回はラウちんの手下で元気そうだったけど。
エレベーターのおっちゃんは林雪でもいいような気がしたけど(今回は出てこない)一気にほのぼのするから駄目かなあ。
チョン・シュウファイさんは、警察の上司みたいな役じゃなくて今回みたいな役が似合うと思う。
金融の細かいことは皆目わからなかったので、日本語字幕版の公開を刮目して待ちたいと思う。今回は次回の「心のご近所」土瓜湾も出てくるのだが(七喜粥麵小廚には行く所存である【追記】行きました。記事はこちら)、ピークから見た香港とかビクトリア湾の風景もよく出てくるので、スクリーンで見るのが楽しみ。
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