カテゴリー「香港:2012年12月」の11件の記事

土瓜湾の犬猫 2012年12月

 今回の「心のご近所」土瓜湾は相変わらず犬猫が豊富だった。

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 まず行くのは垣記蛋卷
 ここの雞蛋卷と鳳凰卷を買うのはもちろんだが(鳳凰卷は美味しいけど壊れやすいので外出の一番最後に買うのがコツ)、お目当てはこの子たちである。

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 パグはジャッキー、唐狗はキウちゃんという。キウちゃんは女の子(お店のおっちゃんに教えてもらった)。犬を見てあんまり喜ぶので、おっちゃんはヨークシャーテリアを持ち上げてよく見せてくれました。ありがとう、おっちゃん。
 そういえば、前に来たときから1匹増えてる気がする。

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 通りすがりのお店にいた高そうな猫。

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 仏具屋の猫。

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 角のお店の猫。
 冷たくない水、4本で10ドル。

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 こんな顔です。

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心のご近所 土瓜湾 2012年12月

 しばらくインド話が続いたので、下書きしてあった香港話の続き。
 今回の香港の「心のご近所」は土瓜湾だった。

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 ホテルの前は小さな街市。

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 こちらにも書いたのだが、土瓜湾界隈では重建(再開発)が進みつつあり、古い建物は残っているけど、建物がなくなっているところも。

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 屋上には鉢植えが並んでいたり。

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 歩いて5分の呼吸飯店には結局入らなかった。

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 白宮冰室のシャッターは残ってた。

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 こちらにも書いたのだが、毎朝、北帝街でおっちゃんの搾ったオレンジジュースを買う。1ドル値上がりして、小瓶が15ドル、大瓶が25ドル。日曜日はお休み。

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土瓜湾の七喜粥食小館

 週末に書きためた記事その1。

 今回の香港では体調がいまひとつだったせいか食欲がなく、

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 ある日の夕食はこんな。
 (左上のマンゴーヨーグルトは翌日の朝ごはん)

 これではいかんと、ここに行きました。

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 土瓜湾の七喜粥食小館。
 openriceの記事では「七喜粥麵小廚」となっている。
 「奪命金」の終盤でリッチーが大変な目にあう建物。

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 艇仔粥と油菜(菜心)を食べました。
 上に写っているのは同じテーブルで相席になった人の料理。たくさん頼んで残ったのはお持ち帰りしていた。

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 ほとんど満席で近所の人が晩ご飯を食べに来ている感じ。
 メニューには支店と書いていないのだが(openriceはチェーン店扱い)、湾仔の七喜粥麵小廚と似ているメニュー。北角店のメニューはこんな感じ

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 道1本坂の上の美善同道。
 「意外」のリッチーの住所もこのへんかなあ。「奪命金」といい、このあたりはジョニー・トー映画でよく使われているのかも。

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九龍城街市の猫 2012年12月

 最近、更新が続いているのは、早く帰って休むことにしたからなのだが、会議続きでさすがにへろへろ。せっかく早く帰ってきたにもかかわらず、未見のDVDを見続ける集中力がない。
 せめて動物でまったりしよう。

 九龍城街市に行ったら、2階テラスの猫確認がお約束。
 いるかな?

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 なに?

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 なんだよ。

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 どうしても上手く撮れなかったのだが、この子もいたー!

 3月に会った3きょうだい(たぶん)は健在であった。
 愛想が悪いのも相変わらずだ。

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 写真を撮ろうとやっきになっていたら、ベンチで新聞を読んでいたおっちゃんに笑われた。ここのテラスはまったりするのにいいんだよね。ベンチもあるし、風も通るし。緑も多いし。
 こちらにも書いたのだが、街市の周りは風情がある建物が多いので、永くこのままであってほしいと心から思う。
 それにしても、時間がなくて3階の樂園に行けず残念であった。

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九龍城の重建状況 2012年12月

 重建の波は九龍城にも及んでいるのであった。

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 ここは獅子石道。
 古い建物が壊されて高いビルが建つ。

 いちばん衝撃だったのは、

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 九龍城街市向かいの酒楼がなくなっていたこと。

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 これ。2010年12月に撮影。
 啓徳空港が健在だったころ、よく飛行機が上を飛んでいる写真に入っていたレストラン。これがまるっとなくなっていた。

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 この建物もなくなったなあ。
 跡地はワンルームマンションになるらしい。

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 りんご新聞の不動産特集に出ていた。

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 「やりび」に出てきた樂口福の隣のブロックは

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 こんなことになっているし。

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 このあたりとか、どうなるか、とても心配。
 せめて、まめに見に来ようと思う。

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土瓜湾の重建状況 2012年2月

 そういえば記事を下書きしてあった。

 今回の香港は8度(ハーバーグランド8ディグリーズ)に泊まったので、心のご近所は土瓜湾だった。
 前とは違った側の部屋だったので眺めはこんな
 (ホテルとご近所のレポートはまた後ほど)。

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 左手の高さがそろったカラフルなビルは、啓徳空港があったころからの建物なのだと思う。その向こうの背の高いマンションの向こうが九龍城埠頭。マンションの手前が旧白宮冰室のあったあたり。白い中華ガスの建造物の手前にある建物は古いものが多い。
 拡大するとこんな。

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 屋上に家が増築されていて、昼は洗濯物がひるがえり、夜は灯りがともる。人々が住んでいる街だ。

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 で、その建物が壊されつつあるわけです。
 ホテルの目の前も1棟なくなっている。

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 この建物の1階は張り紙だらけで立ち退いた雰囲気。

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 ここは人が住んでいるけれど、相当古い。

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 このあたりは、普通の人々が昔から住んでいる普通の香港の街で、とても好きな界隈なのである。しかし、どう考えても、不動産屋に目をつけられそうな場所でもある。住んでいる人々が快適になるのならいいけれど、再開発されて高価なマンションが建ち古くからのコミュニティがなくなってしまうことが危ぶまれる。
 自分は、よそ者ではあるのだけれど、普通の人々が、ただ消費者として扱われるのではなく、正当な住人として暮らしを守りながらずっと住んでいられる香港であってほしいと心から思う。

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觀塘の重建状況 2012年12月

 今回の香港は、体調が万全ではないこともあって(そういうことは多いのだが)街をぷらぷらしたり映画を見たり。
 心のご近所は土瓜湾だったので、まず觀塘に行った。
 なぜなら、重建(再開発)が気になるからである。

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 apmの本屋さんからの眺め。
 裕民坊の右側の政府の建物がなくなっていた。

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 建物の1階には重建局の張り紙があって立ち退いていることがわかる。

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 銀都戯院の1階も立ち退いた店が多いようだ。

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 定点観測している鶏の看板(好きなの)。
 まだ無事だけど、後ろにクレーンが迫っている。

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 ここのお店群はまだ無事。

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 裕民坊1階の涼茶舗。
 立ち退いた店もあるのだが、ここは営業中。
 觀塘に行くと、いつもここで野葛菜水を飲む。永く続いてくれるといいと思う。

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日曜日にMegaboxへ(銀河映像→偉業街)

 2週間のごぶさたでした。余裕がないながら、なんとか生存中。
 12月の香港話の続きです。

 「大上海」の先行上映は時間と場所が限られていたのだが、どうしても見たかったので九龍湾のMega Boxに行った。
 Mega Boxについてはこのあたりが詳しいのだが、地の果てにあるという感じ。ただ行くのもつまらないので、趣味のフェリーに乗り觀塘から歩いてみた。
 なぜなら、

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 ここが見たかったから。
 ジョニー・トー監督率いる銀河映像のビル。「Johnnie Got His Gun !(ジョニー・トーは戦場に行った=監督ジョニー・トー 香港ノワールに生きて)」でヤムヤムが案内してたとこ。

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 ビルの名前も「Milkyway」。この屋上に「放・逐」のセットを作ったのかあ。上の方の窓が開いていて、横の小さいドアからおっちゃんが出入りしていたので、中に誰かいたのかも。
 ずっと偉業街を歩いていったのだが、日曜日なので、どこも休みだった。

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 「無間道Ⅱ」のハウ御用達の店も休み。赤いシャッターがかわいいけど。「打擂台」の楽器屋もお休みで残念。
 20分ちょっと歩いてMegaBoxに着いたのだが。

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 工場と空き地の向こうの地の果て。赤いのがそう。

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 中には人がいるんだけどね。
 MTRの九龍湾駅まではシャトルバスが出ているのだが、長蛇の列。地図を見ると歩いて觀塘道へ出てバスに乗れそうだったので歩きました。

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 歩道橋(ここ何かの映画に出てきた気がする)を渡って九龍湾駅を目指したまではよかった。前方にMTRのマークがついたビルが見えるし。
 ところが、ビルに入ってからが大変で、テルフォード・プラザ(徳福花園)のショッピングモールにたどりついてみると、どこから駅に行っていいのかわからない。店の中を通らせて買い物をさせたいようなのだが、道案内不親切すぎ。迷いまくって、どんなダンジョンだよ!という感じ。
 何度か書いているが、ショッピングモールはやっぱり好きになれない。

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 やっと九龍湾駅を出て觀塘道にたどりついたころには、とっぷり日が暮れておりました。
 写真は、道の向こう側の牛頭角下邨の跡。もう何も残っていなかった。

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「血滴子」

 觀塘のapmで観た。3Dもあったけど2Dで(3Dはあまり得意ではないので。体調もいまひとつだったし)。
 
 予告編。

 メイキング。爆発しまくり。

 主演は、黄暁明、阮經天、余文樂。

 3人とも蠍座なのか。
 監督は劉偉強、プロデューサーは陳可辛。

 時代は清の乾隆帝の時代。
 「血滴子」とは、ショウブラザーズの映画に出てきた「空飛ぶギロチン」のこと。英語タイトルはずばり「The Guillotines」。
 冒頭、「空飛ぶギロチン」を操る「血滴子隊」が役割分担込みで派手に紹介され、空飛ぶギロチンがCGを駆使したギミックたっぷりに描かれ、これはギロチン隊が乾隆帝の為に戦う話なのだろうと思ったら、全然違った。
 黄暁明演じるところの、清朝に抵抗する「天狼」はギロチン隊と戦い一度は捕らえられるが脱走する。その途上でギロチン隊ディフェンス担当の李宇春は捕らえられてしまう。ギロチン隊は追撃のためある村に向かうのだが…まあ、いろいろあるわけです。清朝に対しては、香港映画はおおむね好意的ではないような気がする。漢民族目線なのか、やっぱり。
 途中、ギロチン隊長の阮經天が可哀相になった。
 一方、天狼を演じる黄暁明は徹頭徹尾かっこいい。「大上海」とは雰囲気がだいぶ違う。
 ショーンは、清朝の武官役で乾隆帝と兄弟同様に育てられたという設定。「春嬌與志明(恋の紫煙2)」の役を思い起こすと感慨深い。黄暁明も。どちらかというと「春嬌與志明」のほうが好きかも。
 ちなみに乾隆帝は「海洋天堂」の文章くんで顔芸がうまい。やっぱり文章くんは上手なんだなあ。
 話の雰囲気が「武侠(捜査官X)」みたいな感じになるところがあって、あれ?と思ったら、プロデューサーが陳可辛のためなんだろうか。ジミー・ウォング先生が特別出演している(今回はあまり怖くない)ところがまた武侠感倍増。
 空飛ぶギロチンとか「十三太保」に出てきたアレとか、ショウブラを意識しているんだろうなあ。ショウブラほど突き抜けた感じではないのだけれども。

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「大上海」

 今回の香港行きのもともとの目的は「血滴子」と「大上海」と「一代宗師」を見ることだったのだが、その後、「大上海」が1月3日、「一代宗師」が1月10日に公開延期に(【追記】その後「一代宗師」も見ることができました。詳細はこちらに)。特に「大上海」が見たかったので残念だったのだが、なんと先行上映があり、結局2回弱見られた。
 なぜ2回「弱」かというと、1回目は最初の20分を見そびれてしまったから。悔しくて、というか、もう一度見たくて、再挑戦した次第。九龍湾のMegaBoxに空席があってよかったのだが、このMegaBox、初めて行ったら場所がめちゃくちゃ不便で、特に帰りがまるでダンジョンだった(これは別項で)。
 でも、2回観てよかった。なぜなら、

 周潤發が香港映画に帰ってきた!と実感したから。

 香港版予告編(でも北京語)。

 広東語バージョン。上のと違う。こっちの方が好き。

 こちらは大陸版かな。黄暁明がフィーチャーされている。

 舞台は上海なのだが、使用言語は広東語。
 發仔がスクリーンで広東語を話しているのは久々だと思う。ずーっと大陸映画で北京語を話していたような気がするし。「姨媽的后現代生活(おばさんのポストモダン生活)」も北京語ではなかったっけか(香港版DVDは北京語・広東語になってるので記憶が不確か)。
 そして、發仔、役柄が、往年のかっこよさと色男ぶり炸裂で、ほんっとに素敵!だった。ひたすらうっとり。こういう發仔が見たかった。久々の香港の監督でのびのび撮れたのではないかなあ。

 共演は、サモ・ハン、ジャンユーこと呉鎮宇など。ちょび髭を生やしたジャンユーが誰かに似ていると思うのだが思い出せない。
 時代背景が時代背景だけに日本人としては見るのが辛い展開なのだが、日本人の西野少将役が倉田保昭先生!なのであった。思わず画面に手を振ってしまったわ。倉田先生、ちゃんと広東語の台詞があって自分で喋ってた。
 これはネタを割ってもいいと思うのだが(予告編に出てくるし)、主演が周潤發と黄暁明の併記なのは、若い頃を黄暁明がやっているから。黄暁明、目のあたりは發仔に似ているような気もするのだが、決定的に違うのは愛嬌である。その愛嬌、いつのまに身につけたんだ!と入れ替わりのシーンを見て思った。
 物語は最初は1937年で始まり、途中までは20年前とカットバックしながら映画が進み、途中から1940年あたりになる。發仔演じる成大器がのし上がって行く過程と後に京劇のスターになる先秋の関わりが中心。大器の腹心となる林壊と肥仔もいい。特に林壊は「賭神(ゴッドギャンブラー)」におけるドラゴンさんのよう(そういえば監督が同じ)で格好良くてほれぼれ。妻の阿寶もいい役だ。
 王晶は女性の描き方がたとえばジョン・ウーあたりと違うと思う。阿寶やサモ・ハンの太太が男前。ヒロインのはずの先秋はいまひとつだけど、最後はよかった。冒頭と演目が同じなんだよね。
 20年前とダブルキャストなのは發仔だけのような気がするのだが、發仔は20年前を演じるには貫禄ありすぎということなんだろうか。たしかにオーラが違うんだけども。
 黄暁明もいいんだけど、教会のシーンは發仔で見たかったなあ。鳩が飛ぶと申し分なかった(監督ちがうけど)。
 
 監督は王晶。王晶先生、今回は真面目です。
 今回思ったのは、王晶監督はジョニー・トー先生とは別の意味で「香港映画」を撮ろうとしているのではないかということである。アン・ホイ監督がインタビューで王晶がバックアップしてくれていると言っていたのを読んだことがあるし、大陸の映画って考えてみると撮っていないような気が。一方で大馬鹿映画(誉め言葉)を撮りながら、実はけっこうシリアスな人なのではないかと思う。
 ちなみに、プロデューサーは劉偉強で、りんご新聞によると王晶と長年仲良しであるとのこと。
 これも日本公開熱烈希望。
 そして、周潤發香港映画出演超熱烈希望。發仔は香港映画のスターである。

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