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クマりんがキュートな神様の「OMG Oh My God !」(プラブデーヴァつき)

 インド映画は一度手をつけると癖になるのであった。
 これは重慶マンションDVD屋兄ちゃんのお勧め。
 2012年の作品。

 予告編。

 主人公はパレーシュ・ラワル。名優です。バンガロールで見た「Atithi Tum Kab Jaoge ?」の叔父さん役だった人。神様の像などを売っているのだが、神様などかけらも信じず、口が上手く、客をだまくらかして神像を高く売ったりしている。神を軽んじていたある日、地震が起こり、他はなんともないのに彼の店だけが倒壊。神の罰を恐れる周囲をよそに「保険があるから大丈夫」と保険屋に行ってみると、「神の行い」が免責事項に入っており(ほんとかよ、インド)、保険は下りず。彼は神を相手取って裁判を起こすのであった。神様本人は出てくるわけがないので聖職者相手なのだが、まったくひるまず。ニュースになり、周囲にののしられ、妻子も家出。
 そこになんと、本物の神様がやってくる。
 演じるのは、クマりんことアクシャイ・クマール。
 バイクに乗ってかっこよく登場。人々に追われる主人公を助け、スーツを着て家にやってくる。「この家は自分のものだから。ほら契約書もあるし」と言って。神様なのでやりたい放題。
 そして、裁判が進むうちに、神はどこにいるか、誰が神の近くにいるかが浮き彫りになっていくのだった。サイババばりのミトゥンさん、最高。予告編の白い服の人ね。「チャンドニーチョウク・トゥ・チャイナ」でクマりんの親方をやっていた。「Om Shanti Om」(3月16日に日本公開!邦題が「恋する輪廻」だけど許してやる。公式サイトはこちら)の「Deewangi Deewangi」の4:45あたりに出てくる態度のでかい青いシャツのおっちゃんです。好きだー。
 裁判所での神をめぐる論争が見どころだと思うのだが、英語字幕では限界があり、日本語字幕で見たいけど、これは無理だろうなあ。面白いんだけどなあ。

 アクシャイはお馬鹿さんの役が多い印象なのだが、この神様役はよかった。邪気がなくて浮世離れしているのがいいんだろうか。かっこいいし。
 街を見て歩く神様の図。

 歌舞音曲シーンはあまりないのだが、

 めちゃくちゃ豪華なお祭りソング。メイキングがこちらに。
 踊っているのはプラブデーヴァとソナクシ・シンハー。プラブデーヴァ(Prabhu Deva)は南インドのダンス名人で、古典舞踊のコンテストで思わずムーンウォークしてしまい失格になったとか、マイケルジャクソンに影響を与えたとか、いろいろ伝説がある。映画監督や振り付けもしている。たしか、ラジニの「パダヤッパ」にもゲストで出ていたと思う。検索すると動画がいっぱい出てくる。
 有名だと思われるのは、マードゥリーと踊ったコレ。

 2人ともうまいなあ。
 プラブデーヴァは、2月にヒンディー映画「ABCD(Any Body Can Dance )」に出演するらしいので、楽しみに待ちたいと思う。
 予告編。

 インド初の3D映画はダンスものなのだなあ。さすがである。
 主演がK.K.メノン(最も好きなインド映画と言っても過言ではない「Life in a Metro」に出ていたおっさん俳優。実はけっこう好き)というのも注目。K.K.メノン、踊るイメージじゃなかったのになあ。

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