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インド映画のアイテムソング

 昨晩、民放地上波で「スラムドッグ・ミリオネア」が放映された。「うちのイルファン・カーン」やアニル・カプールの姿が全国のお茶の間に放映されたかと思うと感慨深い。某実況掲示板では、イルファン・カーンは「ライフ・オブ・パイに出てた」、アニル・カプールは「24ファイナルシーズンの大統領」という認識であった。そして、アミターブ・バッチャン(まみれている主人公にサインしてるのは代役だけど)は「いい人!」という評価をもらっていた。
 インド俳優もお茶の間に浸透していくといいなあ。

 で、案の定エンドタイトルがカットされtwitterのタイムラインでは「えええええ〜!」という反応が。みなさん、インド映画は踊るものと思って踊る気まんまんだったらしい。なんと、まとめページもできてたうえに自分も混じってた。
 しかし、最近のインド映画は、昔ほど踊らなくなっている、というか、いきなり踊り出すことはあまりなくなった。インド映画の歌舞音曲シーンには「妄想場面」(恋に落ちて1曲、とか)、結婚式などの宴会場面、ステージで踊る場面、これらの現実の踊り場面の中でストーリーが進行していくもの(マードゥリーが上手い!「KEY SARA SARA」とか「Choli Ke Peeche」とか)、現実に妄想が混じるもの(「Kabhi Khushi Kabhie Gham(家族の四季 愛すれど遠く離れて)」の「Bole Chudiyan」でアミターブ・バッチャンが登場するところは目頭が熱くなります)などがあるのだが、最近は、アイテムソングが増えてきている気がする。
 アイテムソングとは、個人的には、そこにだけ特別出演の美女が出てきて踊る歌舞音曲場面(宴会シーンが多い)のような気がしていたのだが、ためしに検索してみたら、「インド映画のアイテムソングまとめ」ができていて驚いた(こちらは美女編、こちらはイケメン編)。

 実は、今日の仕事のBGVはTop Bollywood Item Songs 2012 | 2011 | 2010という動画だったのである。
 しみじみ思ったのは、インドの俳優さんは努力しているのだなあということだった。

 「House Full」より「Aapka Kya Hoga」。
 アルジュン・ランパールが踊っている!
 アルジュンは、もともとスーパーモデルで、今まではあまり踊っていなかったのだけどね。

 「Shanghai」ではイムラーン・ハシミも踊っている。

 そして、すごいと思うのはカトちゃんことカトリーナ・カイフ。

 映画賞授賞式で生で踊るカトちゃん。
 「Agneepath」の「Chikni Chameli」である(映画の方にはサンジャイ・ダット兄貴も映ってます)。すごいなあ。
 前はこんな感じで可愛かったんだけどね(これも好き)。
 このあたりから凄くなってきたかなあ。

 「Tees Maar Khan」から「Sheila Ki Jawani」。
 かなりダイエットしてイメチェンしたらしい。
 たしかカトちゃんはお母さんがイギリス人で初めはヒンディー語もそんなにできなかったし、もともとダンスをやっていたわけでもなかったような気がする。

 インド人だから最初から踊れるというわけではなく、実はものすごい努力のうえにボリウッド人気が成り立っているのだなあと思う。
 そりゃあ、世界中でヒットするでしょうとも。
 今年は日本でもたくさん公開されるので、インド映画のますますの発展を祈るのであった。

 そういえば、3月公開「Om Shanti Om(恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム)」のダルダディスコ!は、これはアイテムソングといっても過言ではあるまい。シャールク・カーンはこの曲のために3ヶ月かけて身体を作ったそうです。

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