「Om shanti Om(恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム)」日本公開初日に行ってきました
今までブログのトップでご紹介してきた「Om Shanti Om」日本公開。公開初日が東京出張にうまいことぶつかり行ってきました。
会場のシネマライズは3日前からwebでチケットが買えて席の予約もできるのだが、売り出しが始まったとたんサーバーがダウン、どうなることかと思ったけど無事買えた。
たくさん並んでおります!
インドの人もたくさんいて1列占拠してた。
しかし、満席とまではいかず、残念。
前にも書いたように、ファラ・カーン監督が来場したのでした。
左から2番目がファラ・カーン監督です。左端の女性はインド大使。大使が女性とは、インド、やるな!
監督が出てくる前に、まず大使のお話があって、インドでは映画を見ない人はいない、若い方が多くて嬉しいなど。わたくしも今後ますますインドとの友好が深まることを祈るものであります。
ファラ・カーン監督が出てくると大拍手。本当は立ち上がりたかったのだが、誰も立たなかったので手を挙げて拍手するにとどめた。
監督は、この映画の公開直後に三つ子を出産されたため「Om Shanti Om」のプレミアはこれが初めてとのこと。次の映画はシャールク主演の「Happy New Year」だそうです。このプレミアを日本でもやりたいとか、日本でも映画を撮りたいとかおっしゃっていたような気がするのだが、通訳さんが内容をすべて通訳してくださっていなかった気がする。司会の方も、もうちょっと突っ込んで聞いてほしかったなあ。
ともあれ、ファラ・カーン監督が生で見られて嬉しかった。「Deewangi Deewangi」のサビのところを監督の指導のもと、手だけみんなで踊りました。(3月22日のNHKBS1「ほっとアジア」で監督来場の模様が放送されるとのこと)
(【追記】当日の模様がこちらの記事に。実は自分が写っていて驚く)
しかし、なんたって嬉しいのは、「Om Shanti Om」が、大きいスクリーンで日本語字幕で(しかも字幕は松岡環さんで)見られたことで。
冒頭、制作のEros EntertainmentとRed Chilli(シャールクの会社)のロゴが出たところで、もう目頭が熱くなってしまったのだった。1回目のスピーチも、2回目のスピーチも泣いた。一番好きな「年取ったなあ」「君は変わらないよ」から「映画はまだ終わっちゃいないんだ!」のあたりもぼろ泣き。最後も泣いた。
5年間待っていてよかったなあ。
大きなスクリーンで見ると、バックとか細かいところがたくさん見えて、これまた嬉しい。30年前はディピカちゃんの看板が、30年後はシャールクのタグ・ホイヤーの看板が出ているところのバックの露店とか。お家にたくさん貼ってあるポスターとか。「Deewangi Deewangi」のタッブーの赤いサリーはレース使いがきれいだとかレーカー様の金色サリーはシースルーだったのか!とか。
アルジュンは、出てきた瞬間、いい男〜!と思ってしまう。
何度も見て改めて思うのは、繰り返されるモチーフというか伏線の引き方の密なところで、「スピーチ」もそうだし、最初の「Dreamy Girl」のディピカちゃんの台詞は、最後まで生きてるのね。シャールクが帰ってくるところのお母さんの台詞も昔と同じだし(泣ける…)。冒頭で出てくるリシ・カプールと監督のスパーシ・ガイは30年後の授賞式でプレゼンターだし。
何度も見ているとはいっても好きなところを繰り返し見ていて、特に後半のムケーシュがいけずされまくるあたりはあまり見ていなかったのだが、
このへん。
やっぱり続けて観ると面白くて新鮮で、スクリーンで初めて観られる方は幸せだなあとも思う。
これから全国公開されますので、みなさまも是非!ご覧ください。
パンフレットも情報満載。買いです。
公式サイトはこちら。
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コメント
私も好きな場所ばっかり観ていて、今回マサラ上映に行って、ムケーシュがいけずされまくるあたりはあんまり観てなかったことに気づきました!(遅いよ…自分)
でもおかげで新鮮だったわ…。字幕も日本語だし。何度も観てるのに涙腺がゆるんでしまったりもいたしました。
まさか劇場で一般公開されると思わなかったので、なんか今もボーッとしてしまっているのですが、それ以上にですね、きたきつねさんが東京にいらっしゃるときに、これが公開されて、しかもファラ・カーン監督が来日するという巡り合わせがほんとにほんとによかった!と思ったのでした。
投稿: 春巻 | 2013.03.25 02:23
ありがとうございます。ほんとによかったと思います。
一時は話が潰れたとも聞いていたので、劇場で一般公開される日が来るとは思っていませんでした。
NHKBS1の「ほっとアジア」ボリウッド特集で紹介されていて、日本のテレビで日本語字幕着きで歌舞音曲シーンがかなりたくさん出てきたのを見て、「こんな日が来るとは…」とまたも目頭が熱くなってしまったことです。
それにしても、やっぱり繰り返して見るのは前半ですよね。いっぺんに見るには長いし。
投稿: きたきつね | 2013.03.26 08:22