「Ek Tha Tiger(タイガー伝説のスパイ)」
札幌公開初日に見てきました。
「ボリウッド4」の一発目。
けっこうお客様がいました。よかった!
インド版予告編。
もう、ヤシャ・ラジュ・フィルムのロゴがスクリーンに出てきたところで胸が熱くなる。
エントリー(登場時)のサルマン・カーンがかっこよすぎて大笑い。これは現地では大騒ぎだったろうよと思ったら、
案の定。
さすがにこれはできないので、こっそり大拍手。
サルマンはインドの腕っこきエージェント。対するはパキスタンの諜報組織。冒頭のシーンはイラクなのだが世界中を股にかけて活躍している。必ず死人が出るので上司に諫められてはいるのだがタイガーと呼ばれて可愛がられているのであった。料理もうまい。豆スープが食べたいと家にやってきた件の上司にかつて一人だけ愛した女性がいたけれども職業柄かなわず後悔しているという話を聞いたり。新たな任務はアイルランドのトリニティ大学で教鞭を執るインド人教授にパキスタンが接近しているので監視すること。いきがかり上作家を装って接近することになったサルマンは、教授の家で働くゾヤ(カトリーナ・カイフ)に恋してしまう。だがしかし、ゾヤは実はパキスタンの敏腕エージェントだった…。
大アクションロマンス映画であります。
しかも、舞台がアイルランド・トルコ・キューバ。インド映画はもともと歌舞音曲シーンの海外ロケが多く、そこだけヨーロッパとか世界各地でロケとか(見直してみると映画「Jeans」のこの曲はたいそう豪儀である)実績があるので、世界を駆け巡っても違和感がない。でも、ロケ大変だったろうなあ。アイルランド行ってみたいんだよなあ。イスタンブールもまた行きたいなあ。
内容はインド映画得意のこれでもかこれでもか攻撃。サルマンは無茶苦茶かっこいいわ、カトリーナは可愛いわ綺麗だわ(とくにインターミッションの前当たり。イスタンブールでの民族衣装も素敵)、アクションは(CGはあるけど)往年のジャッキー・チェンを彷彿とさせる無茶さだわ。これもインド映画得意の結末がまったく想像がつかない、ハッピーエンドになってほしいけど、でもいったいもうこれどうなっちゃうのよ〜という勢い。
いやーおもしろかったー!
歌舞音曲シーンは多くはないのだが。よいです。
泣けた。歌詞が切ないのである。
日本語字幕っていいなあ。
こちらはアイルランドらしくバグパイプをフィーチャー。バグパイプはスコットランドだけどね。
脇役もよくて、サルマンの相棒役のランビール・ショーレイ(コンコナのご亭主である。夫婦揃って演技派)もいい役だった。可愛さ余って憎さ百倍風味の上司も。パグのロケットちゃんもかわいいぞ。タイガーの作る料理が美味そうとか(ダールをちゃんと映してほしかったわ)、初めのほうでサルマンがカトリーナに自分の嘘の説明をするときに思い出すことがいちいちおかしいとか、ディテールもよく、伏線もちゃんと回収されて過不足がない。敏腕諜報員カップルなので戦闘力は最強、身体能力もはんぱないのだが、よくやったよな2人とも。
サルマンのカトちゃんへの忠犬のような態度は演技とは思えない。この二人はカップルで、別れたという噂もあるのだがよりが戻ったという説もあり真偽は知らないのだが、少なくともサルはとっても嬉しそうだったぞ。結婚しちゃえよ、もう、と思う。
最後はいっそNG集がほしいというアクションぶりだったのだが、
これがエンドタイトル。さすがだわ。
帰り道は歌いながら帰る。家で見ていたら間違いなく踊る。
カトちゃんは努力してダンスがものすごく上手くなったので、がっつり踊ってほしいと思っていたら満足満足。
実は、浮かれるあまり家に前売り券を忘れていってしまったのだが、これはインド映画の神様の思し召しと考え、少なくともあと1度は見に行く所存である。連休だし。
とりあえず、自宅で封印しておいたDVDを絶賛上映中。
しつこいのですが、かくなるうえは、お願いですから「Dabangg」を公開してください。ヒットすると思います。お願いします>関係各位。
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